Toshiの最近のブログ記事

(Toshi) 2008年、どんな一年にしようか考えているところなのですが、それにあたってふと気がついたのが、ちょうど前職を離れる前と後で変化が起きていることでした。

前職にあった6年は今思うと、伸び盛りという時代でした。植物だと、栄養をどんどん吸収して上に伸びている時期。それも自分のやりたいようにやっていた時代です。

これに対してここ6年は、伸びというのとはちょっと違います。

中身を詰めている時代とでも言うのか。911テロをきっかけに世界旅行に出ていろいろ見たら、自分の生きる意味について新たな視点を持たざるを得なくなりました(笑)。それから障害を持った娘が生まれて、能力主義では成り立たない世界を突きつけられました。そうして逃げられない現実を前に過ごしてきて自分が得たものは、新たな視野と、耐久力が少し増したのと。

(Toshi) 私事ですが2007年はショッキングな年でした。2006年11月に娘(現在3歳10ヶ月)の右脳の萎縮が判明しました。発達が遅かったこと、熱を出すとよくけいれんを起こして意識を失っていたことなどから何かあるとは思っていましたが、やはりショッキングではありました。

幸運なことにその後、薬の効果もあってか、けいれんはここ1年、起きていません。しかし発達の遅れについては、多くの方の助けを借りて漢方やホメオパシーを含むあらゆる医学を試してみたものの、直接的な効果は見られませんでした。そして2007年6月には広範性発達障害と診断されました。脳の生まれつきの障害により、自閉傾向と知的発達の遅れが起きているということです。障害ということは治療は不可能で、持てるもので適応していくよう考えていくべきということです。

(Toshi)イベント?原石を発見

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(Toshi)少し前にここに書いていたイベント「価値あるものを伝える」を、先週末に無事終了しました。

僕は「無事」という言葉はあまり使わないんですが、今回は、ここにこぎつけるまでにいろいろ乗り越えてきたので、「無事」という言葉をなんか使いたくなる気分です。

そして、いろいろ乗り越えてきた甲斐があったなあと思えるイベントになりました。

まず最初によかったと思ったのは、出演した人たちの力がぐぐっと伸びていたこと。やっぱりみんなでやったり、みんなに見せたり、というのは気合が入るのですね。英語の発音はここ1ヶ月で見違えるようになっていましたし、「いかにして伝えるか」を考え抜いて出し物が作られていたのは、論理思考の成果としてうれしいことでした。

(Toshi) 暦では今日から師走に入りましたが、僕はしばらく前から走り回っています。原因は二つ。

一つはこどもの療育に自身がかなり関与するようになったこと。しばらく前に彼女(3歳9ヶ月)は広汎性発達障害と診断されたのですが、それと闘うべく、ABA(応用行動分析)というセラピーに11月から取り組み始めました。セラピストが全然足りない世界なので自分たち親自身でセラピーをやっていて、毎日1時間、できれば2時間くらいの時間を確保しようとしています。これにより、いろいろな発見をしているのですが、その話はまたの機会に。

今回はもう一つの忙しい理由について書きたいと思います。それは前回書いたイベントの準備。「価値あるものを伝える」というテーマの下、パネル・ディスカッション、発表、パーティを予定しているのですが、その準備に今、かなりの時間を使っています。

(Toshi) イベントやります

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(Toshi) ごぶさたでした。ここのところ、いろいろなことが起きているのですが、いろいろありすぎて書くのが追いつきません(^_^;。

そのいろいろの一つがイベント。12月8日に予定しており、今、その準備にてんてこまいです。でも、とてもおもしろいものになりそうなので、よかったらいらしてください。

イベントのテーマは「価値あるものを伝える」。情報があふれる時代だけれど、まだまだ伝えるべきものを伝え切れていない気がする、そういうものをどうやって伝えられるかという話。パネル・ディスカッション、発表(出し物とも言う(^_^))、パーティをこのテーマで貫いて行います。

たとえばパネルにしても、よくあるメディア関係者を集めたものとは違うパネリストに集まってもらいました。元売れっ子コピーライターの和菓子屋経営者、通販好きがこうじて通販評論家になったママ、若手アーティスト支援に力を入れるラジオ深夜放送のプロデューサーというように。

詳しくは下記の通りです。

(Toshi) 最近、表題のようなことについて、いろいろ考えます。もちろんペンギンの話ではなく、人間の話。

たとえばKYな人、という表現がはやっていますが、空気を読めない人というのははきっと、努力が足りないのではなく、空気を読む能力が欠落しているのだと思うのです。だから本人が努力をしたとしてもKYであることは変わらないのではないか。黙ってしまうことで、目立たなくなることはできるかもしれないけど。

これまでトライしたことがなくて、初めて挑戦するなら、できる可能性はあります。たとえばスキーをやったことがない人が40過ぎてトライしたらめきめきできるようになった、というのはあるかもしれない。でも、何度もトライしてできなかったことが、努力で出来るようになることはないのではないか、と思うのです。

(by Toshi) 本がついに出て...

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77(by Toshi) 6月21日、ついにずっとかかっていた、やりたいことを実現する実践論理思考が出ました(^_^)/。

僕にとって3冊目の本ではあるんですが、自分の名前で、かつ自分ひとりで書ききったのは初めてということもあり、なんか思いが一段違います。

書店に見に行ってみると、ビジネス書の中ではちょっと小ぶりながらも、白に緑のデザインがけっこういい感じで目立っていました(自画自賛(^_^))。これを見て「あの時、がんばってよかった」と思いました。

実はその直前の案は黒とオレンジで、出版社からは「目立つしとてもいいと思う」と言われていました。時間が押していることもあり、まわりからも「まあ、こんなもんだよ」という声がありました。でも、なんか圧迫感がある感じがしたし、好きでないという人たちもいたので、もう一歩、がんばってもらうべくお願いしたのです。(原稿を上げると、あとは出版社のイニシアチブになります)

(by Toshi) 僕がやっているSCHOOL OF 未来図の7月期スケジュールが決まりましたので、こちらでもご案内したいと思います。

英語のシャワー 

論理思考教室


ところで、最近、自分たちのやっているクラスについて、改めて考える機会がありました。何が特徴なのか、何を大事にしているのか。いろいろ考えたのですが、次の二つが大きいかな、と今、思っています。

 ・楽しい(学ぶこととは本来、楽しいこと)
 ・本質的な力をつける

「楽しい」のが好きだから楽しくしたいというのもあるのですが(^_^)、楽しければ学びが進むだろう、というのもあります。本質的というと大げさに見えますが、要は使える、そして長持ちする力にしたいということ。

●楽しいとは?

(by Toshi) コムスンの件、友人がかつて関わっていたこともあって、興味深く見ています。そんな中、テレビでインタビュアーが折口氏に「福祉はビジネスにそぐわないのでは?」と言っていたとか。金を儲けていいところではない、ということだと思うのですが、どうなんでしょう?

相手に払う金がない、だからビジネスにならない、でも必要、したがってビジネスではなくNPOや行政でやるべき、というのはそれはそれでわかります。

しかし「金を儲けていいところではない」というのは、なんか変な気がします。ちゃんとサービスを提供しているなら、それに対価を得てもいいじゃないの?と。

そこで考えているうちに思ったのは、お客をだましても企業の儲けを最優先するのがビジネス、所詮そういうもの、というのがまだ企業のイメージなのだろう、ということでした。

(Toshi) 今、畑では、作物が育ち盛りです。ちょっと前まではサヤエンドウが今年は豊作。続いてイチゴが小ぶりながらも毎日収穫。今はニラや葉ダイコンが収穫。まもなくタマネギ、そしてジャガイモの季節になります。

そして、収穫を時々おすそわけすることがあるんですが、「丹精こめた」「一生懸命つくったものをありがとう」と言われると、ちょっと恐縮してしまいます。

というのも実際には一生懸命というのとは程遠く、かなりずぼら。自然農という方式を取っているため、水も肥料もやらず農薬も使わず、時々草刈をするくらいでホント、大したことはしません。

かといって、全くの放りっぱなしというわけでもなく、毎日見てはいます。そして草がかぶさってきたりしていれば取ったり、土が乾きそうなら刈った草をしいたりしています。そしていちばんおいしそうな時に収穫すること。

(Toshi) 本を書き上げました

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(Toshi) しばらく間があきましたが復活です。その間、何をしていたかと言うと、本を書いていました。そしてつい先ごろ、完成したところ。完成した時にはものすごい達成感と開放感でした(^_^)。ちなみにタイトルは「やりたいことを実現する 実践論理思考」。東洋経済新報社から6月21日配本の予定です。

実は本を書くぞ、というのはもう数年前からずっと言っていたのですが、なかなか筆が進まずにいました。それが今回、ついに最後まで来たのはなぜかなあと考えてみると、三つの要素があったからじゃないかと思います。

一つは世の中に伝えたいことが固まったこと。それまでも、なんとなくはあったのだけど、まだぼんやりしていたし、今から思えば十分に強くはなかったようです。それまで伝えたいと思っていたのは、「もっといろいろな生き方がありうるよね」ということだったのですが、どこか「でも、本人がいいなら無理にやらなくてもいいのかも」という思いがありました。それが、1年位前から、忙しさのあまりクラスに全然来られなかったり、ものすごく疲れた顔をしている人たちが増えているのを見た時、変わってきました。景気が上向いているのにこれは絶対におかしい。もっと自分が楽しくなるように、やりたいことができるようにしたい、という思いが固まってきたんですね。それ以来、クラスに来られない人、疲れている人を見るたびに「そうそう書かなきゃ!」と思いを刺激されました。

(by Toshi)あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新年の間、社会や自分自身をどういう方向に向けて行きたいかをつらつらと考えていました。その中で、今年の自分のキーワードとして思い浮かんだのは「自然体」という言葉です。個人においても社会についても、自然体を目指していくとよいのではないかなあと。

たとえばわかりやすいのはエコの話。夏に冷房病の人が出るほどエアコンをがんがんかけるのは自然体ではないでしょう。あるいは「自然な」食品を食べるのに高いお金を出さないとならないとか遠くから通販で取り寄せないとならないというのも、自然体ではない気がします。夏には夏を、冬には冬を楽しみたいと。自然な野菜を普通に食べられる状態に持って行きたい、行くべきだろう、と思います。その方向に向けて今年は、自分個人としてはライフスタイルをよりそのようにしていったり、自然農の畑をもう少し広げて自然な食べ物の自給率を上げてみようと思っています。今年は米づくりにもトライをする予定です。社会に対する働きかけとしてはたとえば、とれた作物を使いながら自然な作物が、思われているほど苦労をせずにつくれることをPRして行こうかと思っています。そして、「自然体」ですから(^_^)、別にやせがまんしなくとも、そういう生活ができて、むしろいろいろ楽しめることを見せて行きたいなあと。

(by Toshi) SCHOOL OF 未来図をスタートして早1年がたちました。スタートしたと言っても、どーんといろいろなものをそろえたとか、「未来を考える講座」とかやっているわけではないので、何が始まったのかまだよくわからないという人もいるかも(^_^)。

でも、ゆっくりながら着実に前に動いていて、この「着実に前に」というのが重要なんじゃないかなあと思っています。

そんな中この年末、「このために自分は『未来図』を始めたかっただな」と思い出させることがありました。
それは1月期の申し込みを受け付けている中でのこと。何人かの人から「仕事がむちゃくちゃ忙しくてどうしても時間が取れない」と、受講したいのだけど今期はお休みするという連絡がありました。本当はクラスに魅力を感じなくなったので受けないのだけど、いい理由が見つからなかったのでそういうことにしたのでなければ(たぶんそうではないと思います)、これは絶対におかしいと思いました。

(by Toshi)今回はSCHOOL OF 未来図の1月期のお知らせです。11月で5周年を迎えた英語のシャワーは10月期に大改造を行いました。そしてその成果は予想以上にスゴイです(^_^)。論理思考教室も1周年を迎えて、考える力のジムと自分の未来づくりの作戦会議の場としての姿が定着しつつあります。

ただお知らせではつまらないので、まず近況を少し。


●英語のシャワー 日本人離れした発音で英語の吸収率を飛躍的に上げる!

前期に10月期募集の記事で詳しく書いたのですが、発音がよくなると英語の吸収率が飛躍的に上がります。英語と日本語の発音はあらゆる意味で大きく違うのですが、自分が英語らしい発音で言える人は、すっと聞き取れます。当然その分だけ英語に接する際の吸収率が上がります。さらに英語を読む時も頭の中にこの音を響かせながら読んでいることが多いので、その音やリズムの定着率が上がります。そして自分が話そうとした時にも自然な英語の音とリズムで話し出すので、それに引きずられるように英語的な表現がするすると出てきます。

(by Toshi) 先日、教育基本法が衆議院を通った後、方々で懸念の声が聞かれています。その懸念には僕も非常に同感なので、ここに書いておきたいと思います。

懸念を感じるのは「国のために人がある」という傾向が見られるところ。たとえば改定法案は「公共の精神」などを新たに盛り込んでいます。また、「教育の目標」に「我が国と郷土を愛する……態度を養う」と入れています。

しかしこれだけを見ると「別にそれはそれでいいんじゃないの?」と言う人もあるかもしれません。でも問題はあえてこれらをなぜ入れるのかというところ。現行法にも、社会に対する意識について記した部分は下のようにあります。

(by Toshi)前回に続いて野球で興味深いねたがあったので、その話を。野球に興味のない人にはちょっとわかりにくいかもしれませんが、けっこう普段の生活にも同様のことが言えるように思います。

日本ハムの小笠原選手がFA制度で巨人に行くことになりました。非常に残念です。これは僕が巨人を嫌いということではなく、実は僕は巨人ファンです。でも、日本のプロ野球の発展を考えると、マイナスだと思いますし、巨人にとっても少し長期に見るとプラスではないと思います。

(by Toshi) この間、テレビでやっていたので電車男(映画版)を見ました。期待していたよりもよかったので、なんかしばらくうれしい気分です:-)。これが実話に基づいているというのもいいですね。電車男やエルメスのような人がいるというのはなんかとてもうれしい気がします。

(知っている人も多いと思いますが)話はオタク君(電車男)がひょんなことで素敵な女性(エルメス)と出会うところからスタート。これまでの人生で女性に声をかけられたことなどなかった電車男はうれしさ半分、困惑半分でネットの掲示板にアップします。

そこでネット仲間に応援され(けしかけられ?)電車男は清水の舞台から飛び降りるようにエルメスに電話をかけ、食事に誘い...と大冒険をスタートします。とにかく何も知らない電車男に、ネット仲間は好奇心と応援の気持ちから、それぞれの得意技を駆使してありとあらゆるアドバイス。服装から髪型、持ち物、レストラン、会話の内容...オタクばかりではなく実は男女さまざまな人たちとの、まさに共創:-)。電車男は心臓が口から飛び出るかと思うくらいドキドキしながら突撃を続けるわけですが、その結末は...見てのお楽しみ。

(by Toshi) 9月が始まっても、まだけっこう暑いですね。うちの畑でも夏野菜はラストスパートという感じ。でも、秋・冬野菜の芽も出始めて、新たなシーズンが楽しみです。

さて、今回はSCHOOL OF 未来図の10月期のお知らせです。ただお知らせではつまらないので?、最近、英語や論理思考について思っているところも少し書いてみます。

●英語のシャワー リズムよければすべてよし!?

今期、EShowerをやっていて、改めて重要性を痛感しているのが「リズム」です。「リズムよければすべてよし」と書きましたが、これはおおげさではありません。リズムよく英語を使える、たとえば朗読でもリズムよく出来る人は、話すことも聞くことも出来ます。英語にとってリズムはそれほど重要だと。

なぜそれほど重要なのか? まずは英語が、まるで歌でも歌っているかのようにリズミカルな言葉だというのがあります。それも日本語のリズムとはだいぶ違う、長短のあるリズムです。たとえばI love you.は

    あいらぶゆー    ではなく、

    ぁぃら??ヴゅ   になります。

(by Toshi) 9月になり、朝晩は涼しくなってきて、夏も終わりという感じですね。そんな中ですが、ちょっと夏の話をしたいと思います。

この間、英語のシャワーのFirst Outputクラスで「夏の過ごし方」をテーマにディスカッションしました。このクラスでは外国人のゲストを呼んでディスカッションをすることを時々します。この回も友人のGarrell(フィリピン)を呼んで話していたんですが、いくつかおもしろい発見がありました。

83まずウォーミングアップ(暑いのに?)を兼ねて最初に話したのは「夏は好き?嫌い?」。とにかく暑かったりむしむしするのは苦手なので嫌い、仕事で外に出るのがしんどいという人もいれば、生命感にあふれている感じがする、イベント(ロックフェス、お祭り、花火大会)がたくさんある、食べ物がおいしいなどで好き、という人も。

僕自身はみんな同感だと思うんですが、さらに他の季節との違いを感じる中で「ああ、いいなあ」とまた思います。特に秋の過ごしやすさ、落ち着いた美しさは、パワフルな夏の後だからこそきわだつものだと思います。この「いろいろあるからいい」「変化があるからいい」というのは(僕の場合)Quality of Lifeを感じる上で大きなポイントです。

(by Toshi) この暑い中、京都に行ってきました。直接の目的はgirl friendの実家が京都なので里帰りしていたんですが、その間に何人かの人に会って興味深い話ができました。

その中の一人が、同志社大学の今里滋教授。ご専門はソーシャル・イノベーションで、市民活動による社会の変化もその一つ。京都と福岡に活動拠点があり、学生たちと畑をやっていたり、いろいろな世界の人と町家で集まったり、そこで企画したイベントを市民対象にやっていたりしています。お会いするのは今回初めてで、友人が紹介してくれたのでした。

(by Toshi) 週末、未来図のEShowerメンバーたちが企画してくれた合宿に参加してきました。合宿といっても、英語にこだわるわけではなく、英語もやったり、自然に触れたり、音楽をやっていたりと、それぞれ得意な人がリードして、自分がやりたいことを楽しんでしまおうというもの。 河口湖近く、西湖の静かな湖畔でリラックスした時間をすごさせてもらいました。

(by Toshi) 今日は僕のやっているSCHOOL OF 未来図、7月期募集(論理思考教室、英語のシャワー)のご案内です。「待ってました!」という方は下記のURLから開催要領をご覧ください。なお、今回の論理思考教室は「日曜日は家族との時間にしているので出にくい」といった要望に応えて土曜日の開催を予定しています。

「今、どんな感じなの?」という方は下の記事を先に読まれるとよいと思います。

(by Toshi) エレベータで痛ましい事故がありましたが、これに際してのエレベータ製造会社のコミュニケーションはかなり反感を買っていそうです。たとえば先日、新聞には「エレベータ産業での事故は主に不適切な管理か利用者の危険な乗り方に起因していることが多いとする声明を出した」とありました。うーん、最悪という感じ。

トラブルでのコミュニケーションは難しい。特に「自分たちは悪くない」と信じている場合は伝え方が難しいと思います。そこで、自分だったらどうするかを考えてみました。

(by Toshi) 先週、東南アジア9カ国からのメンバーとの交流がにぎやかに行われました...参加者からの感想を見ると、とても楽しかったよう。というと、すいすいと行ったように聞えるけど、実はそこにこぎつけるまでにけっこういろいろありました。共創は一日にしてならずとも言うべきか。

(by Toshi) 20日の土曜日、未来図で初めて、コーチングのワークショップをやってみました。これがなかなかおもしろかったです。

発端は、論理思考教室で各自の未来図を考えていて、壁にぶつかる人がけっこういると思ったこと。やりたいことがなかなか具体的に見えてこないとか、ある程度見えているのだけどそこに向かって進んでいない、でも理由がよくわからないという感じです。そしてはたから見ていると、実は自分でブレーキを踏んでいる雰囲気。ところが、しかも本人はそれになかなか気づきにくい。論理思考もかなり使えるようになるとそのブレーキに自分で気がつけるようになるのですが、最初は難しい。そこで「語る」そして「聞く」という、コーチングの手法を使ってみることにしたのでした。

(by Toshi) GWはいかがお過ごしでしょうか? うちは金曜日からこどもが入院しています。どうやら明日には退院できそうなのですが、医療はもっとQuality of Lifeを上げるようなやり方が出来るはず、と思うところが入院中に何度もありました。なので、お休み中ですがちょっとシリアスな話を。入院しているのは横浜市の大きな病院です。熱性けいれんを起こし、おさまらなかったので救急車で連れて行きました。

●ストレスが高すぎる

まず気になるのが、治療や検査にかかるストレスが大きすぎること。たとえば幼児に吸引をするのに、細くて硬い管を鼻に入れようとする。当然こどもは嫌がり痛がり大騒ぎ。これで熱が上がったり消耗して回復が遅れるんじゃないのと思うくらい。町の耳鼻科でも、もう少し痛くない器具を持っています。

(by Toshi) きのう、おとといと、東南アジア9カ国+日本からの参加者をメンバーとする論理思考のワークショップをやっていました。これがなかなかおもしろかったので、ここに少し紹介したいと思います。

参加者はIATSSフォーラムという研修機関に集まり55日間のプログラムを共にするASEANと日本の若手プロフェッショナルたち。首相スタッフ、地雷除去プロジェクトメンバー、インドネシアの家具マーケッター、ネットメディアの国際部門長などなど。というと、ごつい顔を想像するかもしれませんが、明るく若々しいメンバーたちです。そして女性が多い。

(by Toshi) ここのところ、値段やお金を払うことの意味について考える機会が何回かありました。それなりの値段がついているから買う方も価値を感じ、つくる方も気合が入るのか? いくらよいものでも、安いと(究極はタダ)それなりの価値しか結局、認められないのではないか?

たとえばこんな議論がありました。R25というフリーペーパーについて話していた時、ある人が「タダだと読者もコミットしないのでは。記者も疲れてきたような感じ」ということを言っていました。僕は最近、ちらっと読んだだけなのでなんとも言えないのだけど、値段が顧客の思い入れを強くするというのは心当たりがあります。

(by Toshi) こどもが生まれてからよく思うのは、こどもがいる人のニーズを想定したサービスがまだまだ少ないということです。「家族」を想定したサービスはあります。「こども」のためのサービスも、もちろんたくさんある。でも、こどものいる人が自分(たち)も何かしたい、楽しみたいと思った時のサービスが少ない。

(by Toshi)  WBCで日本優勝! おめでとう?! 後になるほど「らしさ」が出てきてよかったですねー。

街頭インタビューで「印象に残ったシーンは?」という質問をしていましたが、僕が印象に残ったのは、次のシーン。

ずっと不振だった福留が、準決勝の大事なところで代打に出てきてホームランを打ったこと。

アメリカ戦の疑惑の判定手続きに関して王監督がインタビューで言った「野球発祥の地でこういうことがあってはならない」という言葉。すばらしい説得のアプローチだと思います。

準決勝で絶対の安定感を持って投げ続けた上原のピッチング。これには「自在」(自らに在り)を感じました。

決勝で1点差に詰め寄られた時、イチローのヒットでセカンドからホームまで一気に帰ってきた川崎がやった絶妙のベースタッチ。

と、振り返ってみると、自分の価値観が反映されていますね:-)。福留のホームランで「やった!」と思ったのは、とりわけ彼がそれまで不振だったからです。調子がいい人が打つ以上にうれしかった。前に致命的なミスをした今江が大事なところで打ったのも同じ理由でうれしかった。また、そういう起用をして、しかも結果につなげている采配がいいなあと思った。自分もそういうマネジメントをしたいですね。

(by Toshi)今回は少しタイプの違う共創について書いてみたいと思います。タイトルを見て「自分は自然派じゃないから関係ないや」と思った人も、読んでみると自分の領域でも活用できるかもしれません。

ちょうど今の時期のように日に日に暖かくなってくると僕は家の中に落ち着いていられなくなってきます。庭や畑に行きたくてしょうがなくなってくるんですね。:-)と聞くと、いわゆる「ガーデニング」や「畑仕事」をイメージする人がいるかもしれません。「Toshiさんってそういうのに興味があったんだ..」と意外かも。でも、一目現場を見てもらうと、僕がやっていることはこれらとはだいぶ違うことがわかると思います。

黒々とした土の上に花や作物がきれいに並んでいるという風景はありません。まず、この時期でも雑草や枯れ草で地面はほとんど見えません。作物はというと、あちこちに「棲息」しているという感じ。テレビで見るアフリカの草原みたいですね。集まって生えているものはなんとなくわかりますが、あちこちに点在しているものは普通の人だと見つけられないかも。どれが雑草でどれが野菜か区別がつかないんですね。「ここにシュンギク、こっちはルッコラ、そこにニンニク、葉ネギがあって、これはニラの芽、その向こうはホウレンソウとイチゴで...」と説明すると、この「原っぱ」の中にそんなに野菜がいろいろ「生えて」いるんだと、びっくりされます。

(by Toshi) SCHOOL OF 未来図では「共創」ということを打ち出し、「競争から共創へ」と言っています。これを聞いて時々、「では競争は悪だと言うのか?」と聞かれます。また「共創なんて仲良しクラブじゃないのか。競争あってこそ高いレベルのものが生まれるんじゃないのか?」と言う人もいます。ちょうどオリンピックが終わったばかりですが、「あれだって競争があるから高いレベルにたどり着くし、競争があるからおもしろいんじゃないか」と。

結論から言うと、「よい競争もある」と思います。ただ、競争だけでは足りないし、悪い競争も多い。一方、「共創」だからよいとは限らないとも思います。しかし競争が動機でなくとも高いレベルのものは生まれると思います。今回はこの話をしてみたいと思います。

●勝つこと=優れていることの証ならば..

まずオリンピックが記憶に新しいので、これから競争の価値を考えてみます。スポーツの世界で競争が生み出しているものは大きいですね。少しでも相手よりうまく、速く、強くなろう、その結果、ものすごく高いレベルのものが生まれて観客を魅了します。選手も上のメダル、順位になるほどうれしいでしょう。

ただ、競争(勝ち負け)だけで十分かというと、そうではないように思います。たとえば勝負に徹するあまりに見ている方としてはおもしろくない内容になると、観客は文句を言うし、選手としても楽しくないのでは、と思います。フィギュアスケートの荒川静香選手が採点では評価されないイナバウアーにこだわったのはそういう例のように思います。また、本来はあまり転倒やコースアウトの起きない競技で、たまたまコースコンディションにより多発し、それで誰かが勝っても、どこかすっきりしないところがあるように思います。

(by Toshi) 共創というと、いわゆる「いい人」たちが集まって善意でいっぱいの何かをやるというイメージがあるかもしれません。確かに悪いやつと何かをやりたいとは思わないんですが:-)、「いい人」じゃなきゃ共創をできないか、善意だけがエンジンかというと、そんなことはないと思います。共創はむしろもっと「普通」のことと言ってよいと思います。

たとえば僕は、論理思考について何か書いたり、講師をしたりというのを、SCHOOL OF 未来図の外でやることが時々あります。それを僕に依頼する人にとっては、それで読者や受講者が満足するものを提供できればビジネスになります。僕の方は、自分自身が知られる機会を増やし、結果として、未来図に来る人も増えるというメリットがあります。もちろん、講師料や原稿料という金銭的なメリットもあります。これだって、共創です。

と言われると「なんだ、そんなのは単なる普通のビジネスじゃないか」という思うかもしれません。ある意味、その通りで、だから「普通のこと」と上で言ったわけです。関わる人それぞれにメリットがあるように組み方を考えて何かをする、それで共創は成り立ちます。持ち出しでがんばっている人たちに支えられてなんとか動いていることにも、そういう組み方を見つけられれば、まさに共創が機能したことになると。

(by Toshi)前にここに書いたホテル・ルワンダ、ようやく金曜日に見てきました。結論から言うと、ぜひ見る価値のある映画だと思います。そして、映画そのもの以外にも、興味深いことがありました。

●平日の昼間に満員になっていた!

まず、すごかったのが、平日の昼間に満席になっていたということ。まさか混むなんてことはないだろうとゆっくり昼食をとって開演の10分前に着いたら、並びの席はもうないと言われました。僕らの後にも人は入っていたので、ほぼ満席になっていたと思います。

もちろん広い映画館ではありません。でも、配給の引き受け手がなかった映画がここまでなる、というのはすごい。それまでには、署名運動があり、メディアが取り上げたことがあり、引き受ける配給会社が出たことがありました。そしておそらくそれぞれがそこから何かを得る(何かを達成するといった方がよいかもしれない)win-winの状態になったと思います。もちろん、この映画をつくった人たちも含めて。

最近、逆の話?作る人も、売る人も、買う人も楽しくない、というのをよく聞いていたので、何があると変わるのかを考える材料になると思っています。

●命をかけた説得を出来るか

(by Toshi)イソップの「アリとキリギリス」という話ありますよね。夏の間にアリは、冬に向けてせっせと食べ物を巣にたくわえている。一方でキリギリスは遊んでばかりいる。冬になってアリは暖かい巣の中にいて食べ物もちゃんとあるけれども、キリギリスは寒くて食べ物もない。キリギリスはアリを頼るけれども、拒絶されて死んでしまうと。

備えあれば憂いなしという教訓のための話だと思うのですが、しばらく前から、別のストーリーもありうるよなあと思っています。下のような。

キリギリスは好きな歌をとことん歌っているうちにどんどんうまくなり、それで稼げるようになった。人前で歌うと、お金はもらえるし感動されたり喜ばれたり、なかなか充実した日々を送っている。アリはせっせと食べ物をたくわえていたのだが、冬になっていざ食べようとしたら、カビが生えたり腐ったりしていて食べられなかった。食べらなかったことよりも、自分の努力が報われなかったことのショックで、アリは生きる気力を失ってしまった...

(by Toshi) 今年は人と会おうと思っています。論理思考教室や英語のシャワーのクラスをやっていれば週に数十人の興味深い人に会うし、クラスの後に食事に行けばいろんな話もします。でも、それ以外に週に一人は人に会って、いわゆる商談ではない話を(も)しようと思っています。人といっても面識のない人のところに行くというよりは、ともだちだったり、既にある程度知っていて、この人と話すとおもしろそうだ、という人と話す、感じです。

なんでそんなことを考えているかというと、

(by Toshi)けさの朝刊の一面トップは「リスニング不具合続出 センター試験425人再テスト」でした。問題を聞くためのICプレイヤーの不具合が「続出」してしまったというものです。これを見た時、違和感を感じました。朝刊の一面トップになるニュースなのかなあと。

確かに大学受験というのは受ける人にとってとても大きなイベントですから、そこで問題が起きるのはけっして望ましくはない。でも、50万人を超える人が受験していますから、0.1%を切る問題発生率です。しかもリスニングテストって今回が初めてです。そして、うまく行かなかった人は再テストを受けることが出来た。これって、新聞トップに載せるほどひどいことなんだろうか。

(by Toshi) ホテル・ルワンダという映画が今日から日本で公開されています。僕は最近、映画をDVDで観るようになってしまい、劇場ではほとんど観なくなっているのだけど、この映画は劇場で、なるべく早く観ようと思っています。それは、この映画が日本で上映されることになった経緯に「共創」を感じるから。

この映画は、1994年にルワンダで起きた内紛による大量虐殺の中、1200人の人たちを救ったホテルマンの行動を描いています。2004年アカデミー賞では、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞などにノミネートされました。しかし日本では、国内配給会社による買い手がつかず、公開されないまま終わる可能性がありました。

(by Toshi) SCHOOL OF 未来図の論理思考教室の人たちには前から話しているのだけど、年賀メール、おすすめです。

「でも、もうほとんど時期過ぎているよ」という人、別に今からでも大丈夫。要するに「今、こんなことを考えているよ」というのと「今年はこんなことをやるつもり」というのをメールで送るだけの話。たまたま年賀状のかわりにするのにもってこいというだけで、別に単独で送ってもいいもの。年賀状の時期じゃないと「どうしたの、急に?」と不思議がられるかもしれないけど、ともだちなら受け取るのを嫌がりはしません。

年賀メールにそんなことを書くと何がうれしいかというと、四つあります(^_^)。一つは、やろうと思っていることのサポートがさっそく出てくる。たとえば僕の場合今年は、もちろん未来図のことを書いたのだけど、「興味あり」「何かやれることないかな」と書いてきてくれる人がいたりします。また、移住先を探していることを書いたら、候補地についての情報をくれる人がいたり、こどもについて「成長がゆっくりだけど...」と書いたら、成長の差異について情報をくれた人もいました。

Toshi/高橋俊之 SCHOOL OF 未来図 代表

一橋大学法学部卒、ミシガン大学経営大学院修士課程(MBA)修了。 情報機器系ベンチャー企業でマーケティング、情報システム、新事業立ち上げなどに携わった後、株式会社グロービスに加わり執行役員、グロービス・マネジメント・スクール(GMS)統括責任者等を務める。並行してインターネット上の知識創造メディア&コミュニティ「知恵市場」を主宰。2001年からは独立、知恵市場、GMSの論理思考クラス講師の他、新しい教育手法による「英語のシャワー」を主宰。2005年、活動を再構成し、共創の知恵と力を育てる学びとネットワークの場「SCHOOL OF 未来図」を立ち上げる。共著書に「ビジネス・リーダーへのキャリアを考える技術・つくる技術」(東洋経済新報社)、「テクノロジー・パワード・リーダーシップ」(ダイヤモンド社)など。