Golden Green農場の最近のブログ記事

(By Golden Green)

農業をはじめると言った時に、

「あっ、農業ビジネスね。」
「いままでとは違う農業で高付加価値、高収益なモデルを目指すのでしょ?」

なーんて言われていましたが、実はというか、全然そういうことには興味がありません。僕が目指すのは、地道なお百姓さんです。

高付加価値というのは、多くのものは「あれば便利(いいもの)だけど、なくても別段困らないもの」です。

(by Golden Green)
先日、僕の師匠が師匠と仰ぐ、日本有機農業会のスーパースター、小祝正明氏の勉強会に参加してきました。

彼の有機農業の理論は、非常に明快でわかりやすいのです。

植物の生理がどうなっているか?
それをどうサポートすればよい結果を得られるのか?

一番ベーシックな部分から理論がスタートしているので、応用範囲が広く、或る程度理論に習熟すれば、演繹的に答えがみつけられるようになるのが魅力です。農業の理論のほとんどが帰納法的というか、経験則的なものなので、農業の経験日数イコール技術力になってしまいます。しかし、それでは僕のような新規就農者には、とても厳しい。3年たって、まともな作物ができないようであれば、農業から撤退しなくてはならないでしょう。
演繹的な理論があれば、努力次第でいくらでも技術力を高めることができます。こういう理論体系があったので、農業への参入障壁はだいぶ低くなったのではないかと感じます。少なくとも技術という点においては。

夫はIT系ベンチャーでコンサルタント、妻は銀座のBARで店長(通称:女将)としてお店を切り盛りしていました。

2007年の夏に、10年20年後に最も「喰っていける」職業だと思った農業への転身を図ることを決意。一年間の研修の後、無農薬無化学肥料で作る野菜の宅配を行うGolden Greenをオープン。百姓がスローライフだなんて誰が言った?ハードライフを実践中。

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