塩手勝久の最近のブログ記事

(by塩手勝久)

090206_step1.png
 計画より遅れ気味になってしまってます(^^; 新規事業の責任者として動き出したためですが、経営するという新しい機会にとてもワクワクしながら日々取り組んでいます

 さて、今回は前回の8段階の変革プロセスのStep1「危機感の醸成」、落とし穴は「緊急課題であるという認識が不徹底」についてです


 
■8段階の変革プロセス:Step1「危機感の醸成」

 Step1は「危機感の醸成」なのですが、落とし穴にあるように「緊急課題であるという認識が不徹底」なとき、変革はできないというのが実感です・・・

 「環境経営への変革」・「食の安全を文化とする変革」とやってきて、成果を出せてきたのは8段階の変革プロセスに忠実だったからだと思っています

 「食の安全」における「危機感の醸成」は、分かり易く「食中毒防止」でした。会社全体が急成長を遂げている中、食中毒を発生させてしまうようなことがあれば、大きく企業ブランドを低下させてしまうという危機感は浸透させやすかったともいえます。
 
 実際、食中毒患者数が最も多いノロウィルスなど潜伏期間が24?48時間もあり、他社施設で感染しても、自社施設で発症というケースも多いのです。ゲストは、直前の食事を疑いたくなるのですが、実際は1日半前の食事がもっとも原因として可能性が高い訳です。

 しかし、自施設の衛生管理に自信がないと「とても不安になる」という経験をしている支配人も多かったため、共感されやすかったのです。 

 
 着任したばかりの新規事業においても、この「危機感の醸成」→「緊急課題であるという認識の徹底」をどこまで、しっかりできるかが勝負の分かれ目!として取組はじめたところなのです! 

 次は、Step2についてです

 (by塩手勝久)

(by塩手勝久)
090126_8step.png 少し空いてしまいましたが、実は急遽今の業務と別事業とを統合して責任を負うことになり、慌ただしくなってきているためです。これまでは専門家として事業をサポートする立場であったのが、事業そのものを行う(経営する)立場へ変わったのが大きな転換点です。

 ともかく、コンテンツ計画に沿って実施していくのが今年の目標なので着実にアウトプットしていこうと思ってます。

 新しいことへの挑戦はワクワクする一方、プレッシャーと不安が一緒に存在しています。そのためにも、これまでの経験を棚卸ししつつ、進化させていくことがより重要だと感じながら書いているところです(^^;

 
■8段階の変革プロセス!

 これまで関わってきたのは、環境・食の安全という社内変革の推進でした。環境活動を推進しはじめた時には手探り状態だった変革も、食の安全推進の際には「グループ全体の変革」においても効率よく全社的に浸透させていくことができました。ただ、3年かかってますが・・(^^;

 その時に頼りにしていたのが、コッターの「8段階の変革プロセス」です。
 基本プロセスは上図の通りですが、各ステップの注意点である「変革事例から得られる教訓」が分かり易いのです。コッターは以下のようにまとめています

 ↓「変革事例から得られる教訓」 (ジョン・P・コッター)
 ------------------------------------------------------
 落とし穴1:緊急課題であるというの認識が不徹底
 落とし穴2:推進チームの指導力不足
 落とし穴3:ビジョンの欠落
 落とし穴4:社内コミュニケーションが絶対的に不足
 落とし穴5:ビジョン実現の障害を放置
 落とし穴6:計画的な短期的成果の欠如
 落とし穴7:早すぎる勝利宣言
 落とし穴8:変革の成果が浸透不足

 ------------------------------------------------------
 
 次回以降、1ステップずつ経験してきたことを書いていきたいと思います。次のステップにおいてリーダーシップを発揮する上で不可欠なので、自身にとってもちょうどタイムリーです(^^;
 それでは!

 (by塩手勝久)

(by塩手勝久) 前回ブログ作成数50個!と目標を定めました
090113Bolgplan.jpg
今年いろいろとやっていくうちに書ける内容は増えると思いますが、計画的に達成するために、50個のコンテンツ案と管理表を作りました!


■目標にコミットするために!
 
 何も計画をたてないと、昨年のように業務に連動させて社内ブログに記録することでいっぱいいっぱいになってしまいます。そのため、前回書きましたが「50個のアウトプット」を計画することで、目標達成を確実にしよう!というのが今年の打ち手になります
 
 これまでのことをふり返りながら自分自身のために整理したいテーマをコンテンツ案として書き出していったものが、上記の表です

 また、書くスピードの短縮という課題もあるので、このように連続テーマ化して一気に書いてしまってスピード短縮を図ろうという狙いがあります

 次回からは、このコンテンツテーマを書き出していこうと思います

 それでは!

 (by塩手勝久)

(by塩手勝久) あけましておめでとうございます
昨年は、仕事では4つの分野に関わりながらほぼ目標は達成することができました!ただ、ブログに関しては中途半端にしかできずダメでした・・

そこで、今年のブログ1つめは目標を書くことにします

ブログ作成数 目標50個!

 JINさんとかぶってしまいました(^^;
 当初は月2回(年間25個)にしよう・・と思っていたのですが、自身にとって、継続することの重要性を考えると、週1回のアウトプットは必要だと判断しました。 それ以下は、中途半端になってしまうと思うからです
 
 ただ昨年はできてないので、達成できない目標にしてしまっては意味がありません・・・ 実績がないし(^^;   そこで、昨年の反省をして改善すべき点をまずは洗い出しました。
 ----------------------------------------------
 1.ブログ・アウトプットの優先度あげること
 2.テーマを明確にして、50個のアウトプットを計画する
 3.書くスピードを短縮する

 ----------------------------------------------
 1はとにかくやる!という決意(^^;
 2は目標達成の道筋をつけること、3は時間が余るということはありえないので、作業時間を短縮することになります。ただ、3については2の計画に落とし込んでまとめ書きというアプローチで対応しちゃおうという考えです。

 さて、残り50個にむけてテーマの明確化と個数の計画をたててみようと思います

 それでは!

 (by塩手勝久)

 慌ただしく過ごしているうちに半年も空いてしまいました(^^;

 さて、私の部署は4名という少数(精鋭?)チームです
 チーム運営において、可能な限り毎月個人面談を実施して能力評価(コンピテンシーによる数値評価)を実施するようにしています。1人あたり2時間かかるので、これだけでほぼ1日を費やす訳ですが、個人面談にはそれだけの価値があると思っています。

 ※参照、以前書いた「成長する仕組みを業務に組込む」に細かく記述
 

081122_kachikitai.png 「価値×期待」理論のこの図は見たことがある人もいると思います。人は、達成する価値と達成する可能性で、やる気(モチベーション)を高めるという公式です。

 分かり易いのは宝くじで、1億円という達成価値の高さから、達成可能性は低くても、つい購入するという動機づけが起こっているのです。(私は動機付けられないので、買いません・・)

 なぜこの理論が・・という点も最後につながってきますので、まずは評価制度の説明からします。

 前々回、「100%伝わることなどない?!
 前回、「伝わったことも時間と共に風化する?!」の続きです

 言いたいことは相手に100%伝わらないし、伝わったことも風化していくとなれば、これまで書いたように「期待する行動と、相手の実際の行動にはズレが生じる」ということなのです


■まずギャップを顕在化させる

 期待する行動のズレは、目標値と現実値のギャップとして顕在化させます。2ケ月に1度のモニタリングは、ギャップを顕在化させるためにやっています。(厨房の食品安全管理のモニタリング)

 (by塩手勝久) 前回の「100%伝わることなどない?!」の続きです。

 
 前回は100の内容が相手によっては20?70ぐらいしか伝わらないと書きましたが、次はその伝わった内容でも「時間と共に風化する」ということについて書きます

 ※風化とは? 「変質する、忘れ去られる」という意味
 

■伝わったことも時間と共に風化する

 行動に移った状態をモニタリングしていることで、時系列で変化を数値で掴めるようにしています。

 結果として分かることは、例えば70伝わった相手も時間と共に徐々にずれてきて2ヶ月後には50になり、さらに4ヶ月後には、20になっていたりするということです。

 塩手です。すっかり間が開いてしまいました・・・ ブログもとにかく書くという優先度をあげて取り組まないとダメだと反省する日々です。言い訳にはなりますが、現状時間をとられている自身の課題について書きます。

080421a.JPG
 今抱えている大きな課題は4つあるのですが、1つは「食の安全」で約60もの厨房を対象にした活動です。平均5名が従事していると約300人が対象であり、かつ場所は15箇所に分散していることが特徴でもあり、悩みの根幹だったりします(^^;


■分散施設での活動安定化の難しさ
 
 15地域・60厨房から食中毒を出さないように安定化させるための仕組み作りが役割ですが、調理従事者にやるべきことをやってもらってはじめて結果がでます。

  少し前に読んだ本から考えたことを書きます。
 昨年4月から、ユニット(部署)になり1年に3人の新卒スタッフを入れ替わりOJT配属として受け入れることになり、新卒社員は3年で3割止めると話しに無関心ではいられません・・(^^;  どうのように意識して対応すべきか?という基本スタンスを自分なりに持っておく必要があると常々考えています。

 この本は2月に発売されたもので、会社側(もしくは管理職側)から若者に対する考え方として書かれています。 しかし内容的には、管理職・一般職の両方の立場からいろいろと面白く読める本です!


■「若者に受け入れられる2つの言葉」  

 前回、「チームの生産性向上のためには?」で、5つの業務課題のフェーズから考えるという点まで書きました。

 課題が1つではなく5つある一方で、4名のチームメンバーの変更もできないという点が制約条件ですが、課題が5つあるからこそ4名の適性に合わせた配置が可能になる!ということができました。

 1つの課題に対するチームの生産性向上とは視点が異なりますが、5つの課題に対する4名チームの生産性の最大化へチャレンジすることにしたのです(^^;

 要は、長所を生かした業務担当制ということで考え方は単純です。ただそうはいってもどう組み合わせると最適化するのか?という判断基準がないと検証ができないので、そこをしっかりと定めて実施したかったのです。

 ポイントは、業務課題のフェーズと本人の適性に合わせて考えることです。現状の5つの課題はそれぞれ課題A?Eとすると以下のようになります。
 ---------------------------
 (1)市場創造
 (2)市場拡大 ---課題A,B,C
 (3)市場改善 ---課題D,E
 (4)市場維持

 ---------------------------

■前提条件として

 私自身は全体最適化のためのフォローに集中できるように、個別の担当を抱えません。自分だけである課題を抱えてしまうと、チームメンバーとの密なコミュニケーションに時間が割けなくなり、結果として生産性が落ちるという考えからです。

 私は国内のグループ施設を転々と回っていることもあり、出張移動が多い業務体系となっています。そのため、移動中は持ち歩いている本を読んだり、抱えている課題を考えたり、電車に座ってはパソコンで作業したり・・・としています


 そういう中で、なかなか見なきゃいけないと思っていても、なかなか見ないものにDVDがあります。もちろんDVDで映画を見ようというのではありません。余裕があればもちろん見たいですけど(笑)。 TV放映した番組で見ておきたかったものやHACCPに関するビデオ教材等々は、DVD化しているものの、電車移動中などはメール作業などを優先してなかなかじっくり見ないままでした・・

  今現在、私のユニット(部署)は私含めて4名で運営するチームです。昨年末の12月から年度の始まりで3名から4名になり、その4名で5つの専門領域の達人を目指すちょっとハードルの高いビジョンを掲げたのです(^^;

 そのため全メンバーの長所を最大限に生かして、最も生産性の高い役割分担をどう行うかがとても重要だと考えました。

 2001年に買っていた本を読み返し、とりあえずこれを実践しよう!と決めました。この本は、専門職として1人だけで環境マネジメントを推進していた時に読んでいた本ですが、自分が権限を持って担当を決める立場でないと実践が難しい・・・と思い、そのまま寝かしていたものです(笑)

 随分と間が空いてしまいました(^^;
 私どもの会社は12月からが期首なのですが、そこで「5分野の達人になる!」というビジョンを掲げました。

  左図のように、1?5がその分野です。5分野の達人ということは、5つの専門分野を持つということを意味します。ビジョンとしてはちょっと範囲を広げすぎか・・と正直悩みました(^^;

 しかし、今の星野リゾートにとって必要な課題であり、やらないという選択肢がない以上「全て達人を目指さないとダメだ!」という想いから設定しました。

 前回、「成長する仕組みを業務に組み込む」で、能力の定量評価にコンピテンシー評価を活用していると書きました。

 これによって、現状の能力が数値になります。数値になると全体の能力・個々の能力が見えてきます。また当たり前ですが、比較可能になります。(左図のように)


 

■コンピテンシーとは習慣
 
 コンピテンシーとは「高い業績」につながる行動特性ですが、自然に行動できる習慣でもあります。

 いざその能力を伸ばそう(評価スコアの向上)と思ったら、新しい習慣を身につけさせることなんだ!ということを日々痛感します。私の部署は少数部署なので、スタッフが2名です。1名は新入社員のOJT、1名は社会人経験10年のスタッフという構成です。


■長い社会人経験が習慣を固める?

 2名という対象事例の少なさなんですが、OJTスタッフは2期目、また他事業所スタッフ1名にチームメンバーに近い活動をしてもらっているので、累積4名を対象にいろいろと試行錯誤している状況です(^^;
 4名のうち、2名が新卒、2名が10年ちょっとの社会人経験という状態にはっきり分かれたことで明確になったことがあります。

 8/26に「成長を導く機会!」で書きましたが、成長度合いを「定量評価」するために社内の「コンピテンシー評価」の仕組みを活用しています。

  コンピテンシーとは高い業績につながる行動特性で、それを5つのレベルに分けてレベル毎に点数をつけています。レベルで、0点?40点となり、コンピテンシー要素が10あるので、満点で400点というように数値で見える化されます。この点数が高いほど、あらゆる環境の変化に適応して成果を出せる評価内容となっています。

 この評価結果(点数)は給与とそのまま連動しますので、半期に1度が基本となっています。ただそれは給与を決めるためにはその間隔でもよいのですが、成長指標として活用する場合はタイムスパンが長すぎるのです。

 そこで、


■月1回のコンピテンシー評価とフィードバック

 業務量とのバランスで月1回(月末)、個人面談をしてコンピテンシー評価をすることにしたのです。実際にコンピテンシー評価を開始するといろいろなことが見えてきました。


 久しぶりの環境の話題です。9/20,21に「ホテル・旅館の環境セミナー」が洞爺湖にて開催され、講師の1名として参加してきました。北海道へ出張は多くても目的地以外にいけていないので、うれしい機会でした(笑)

 洞爺湖・湖畔の天気は微妙で、2日間滞在中たまたま晴れ間が現れ、きれいない時間帯に写真をとることができました。癒される瞬間でした(^^)  

■環境のサミット?

 今回のセミナーは、会場周辺の洞爺湖のホテル・旅館には、首脳会議の同行者が多数宿泊される見込みで、「環境のサミット」を表現したいという外務省・環境省、事務局のGPNが主催してのものでした。目的は「地域の旅館・ホテルの環境対応推進」です。これまでにこのような動き自体がなかったので、着実に時代の変化の兆しを感じます。現状でこのような動きのスピードは決して早くはないですが、新しい動きという点を評価したいです。

koushi_azuki1.JPG 前回、「仕事を通して成長していく仕組み」を構築しようとしている・・という話しをしました。そんなの当たり前のことだよ!というお叱りを受けそうですが、現実的にはこれを意図して行う必要性があるし、本などからもそういう動きが増えてきていると感じます。しかし何よりも、私自身が「日々の仕事に追われて自分が成長できない状態に耐えられない」ということがあります(^^;

 現在配属されている2名のスタッフは「成長していく仕組み」構築までの実験台になってもらっているという側面もありますが、成長ステップによってモチベーションアップしていると勝手に感じてます(笑)。たった2人ですが、1名はOJTなのでこの9月で入れ替わったこと、さらに他事業所スタッフも同じ一員としての位置づけで加わり、現状3名を対象に仕組み作りを推進中です。

stuff.JPG 今年の4月にはいってから、大きく変わったことに2名のスタッフを抱える立場になったことです。理由は簡単です、食品衛生管理(HACCP)を軌道にのせ定着化させるためには、オペレーション化をしなければならず、1名だけで物理的に対処できないからです(^^;

'99年に入社以来、環境マネジメント担当(専門スタッフ)から昨年からの食品衛生管理担当という立場で、1名だけで社内横断的に業務をこなしていました。そのため、これまで興味があっても取り組めない課題がありました。それは「成長を導く機会」です。

■スタッフ成長を導く機会

スタッフの成長に関わることに興味があったのは、環境活動でここ数年学生と接点があったからです。その時に「学生の成長」という課題に取り組んでいたからです。年間にして約300時間ぐらいを割いていて、それなりに真剣な取り組みでした。

airdo.JPGDSC00198.JPG 2泊3日で北海道にて、食品安全のモニタリング(いわゆる内部監査機能)を行ってきました。稼働厨房8ケ所のチェックで、準備・チェック・まとめに約30時間の作業量です。お盆の時期で人が多い時はトラブルが多いもので、電車が遅れたり・飛行機が遅れたりで大変でした。おかげで移動中の作業が思ったよりはかどりましたが・・(^^; 最近は、飛行機から眺める雲に癒されます(笑)

 現場が最も忙しい中での調理場の安全度をチェックし数値化することが、私の重要なモニタリング作業です。これまでは仕組み作り中心にやってきて、稼働時のチェックの経験はまだまだ少ないのが実情でした。そこで、改めて感じたことを整理します。


■経験値が低い段階では想定外が多いもの

 当たり前ですが、経験値が低い作業は想定外が多く、予定の時間内で予定の作業をきっちり完結できることは難しいものです。今回は、「お盆時期の移動・厨房が稼働している時間・3日で戻らねばならない」、という3つの制約があり、事前のスケジュールはギリギリで組まざるを得ませんでした。

kaigi3.JPG すでに1週間も前のことになりますが、(社)長野県環境保全協会・佐久支部の分科会を学生主体の運営チームが開催しました。 私の方で想定外の仕事が入ってきたこと事もあって、8月に入ってからはいろいろと検証・整理することが後手になっています。とりあえず空き時間を有効に使って、少しでも整理して自分の頭をすっきりさせます(^^;

 この日は学生が遠くから勢揃いしたということもあり、7/24に整理した「学生の成長を指標化する?!」の「5段階のアウトプットレベル」について、実際に学生4名と個人面談を行い現状評価を行ってみました。


学生2.JPG ※(社)長野県環境保全協会・佐久支部活動において、信州大学の学生4名(工学部・農学部・繊維学部)が8ヶ月に渡るインターン活動に参加中。また地元の環境専門学校アースビジネスカレッジではカリキュラムに加える挑戦をしながら先生共々活動中。


■5段階のアウトプットレベル:

DSC09876.JPG 7/29に仕事の打合せの後、マーケティングセミナーに参加してきました。尊敬するシストラットの森さんが主催するということで、忘却曲線に乗ってしまった理論を復習する目的・森さんのパワフルなエネルギーをもらう目的などがありました(^^;

 しかし一番の目的は、地域活動における参加学生の獲得を毎年安定化させたいということがありました。といっても、一定レベル以上の学生が最大5人集まれば十分という条件です。これをセミナーの質疑応答の時間にぶつけると、「それはマーケティングなんかいらないよ」という返事が・・・えぇぇとショックを受けながら、「どうしてですか?」と尋ねると、「そんな少数なら認知さえされればいいんだよ」と・・

 森さんが言うには、「いい商品なら、いい場所に売り場さえ確保されるだけでマーケティングなどいらない」ということでした。私のやっていることもその範疇ということですね(^^; 確かに納得・・ちょっとすっきりしました。といっても「いい商品」のところまではきちんと考える必要があるということでもあります。いずれにしても、私の関わる領域は対象者がかなり限定されることが多いので、ありがたいアドバイスでした。いわゆるニッチマーケティングなんでしょうか・・? 定義はともかく、やるべきことは明確になったのでヨシです。
 (想像するに森さんの所のビジネス構造も同じじゃないかと・・)

 とりあえず、自分の頭で考えてみる・・(^^;


■対象者はイノベーターとアーリーアダプター

 「イノベーター理論」を参照すると、欲しい学生の層は以下の2つになる。

DSC09331.JPGトマムタワー.JPG 昨日、北海道「トマム」での3泊出張を終えたところです。総支配人・事業責任者らが勢揃いする月1回の会議でのプレゼンからスタートし、全厨房10ケ所をチェック・・最後にフィードバックして終了という物理的にも精神的にも疲れる行程でした・・(^^;

 これで国内10地域、主だった39厨房のチェックを完了しました。7月中に終えるために急ピッチで駆け回っていた理由に、この時期は気温が上がりリスクが高まることと、取組内容の共有自体が遅れているところの目線を合わせることにありました。と同時に完成を目指していたものがあります。それが、


 ●「危機感を持たざるを得ない仕組み」です!


 前回「変革対象の多さにどう対応すべきか?」で整理した変革の8段階ステップのうち、最初の第1段階が実は最も重要なのです。取組(変革)が遅れているところは「危機感を持っていない」「取組を軽んじている」ことが原因だからです。

 そのためにやるべきことは、


■第1段階の「危機意識を高める」こと

 ●現場に今どれだけリスクがあるかを可視可(数値等)して示します!
  ※同時に、誰の責任でそうなっているのかを全社に開示する(経営方針の浸透)

  最初の段階で調理スタッフとともに、数値化の仕組み作りに時間をかけ、「調理場の安全レベル」を数値化することをほぼ完成させました。それをグループ内に一気広めて、全ての調理場を数値評価をしていったのです。


■数値評価は、危機感を持たざるを得ない

  ここで、全社に開示する方法が最も重要で、

0722_sindai.JPG 3日ほど前に、信州大学で(社)長野県環境保全協会・佐久支部活動の運営チームミーティングを行ってきました。これは主体となっている学生間の情報共有の場としての目的が第一でした。

 今年の運営チームは、最終的に信州大学の学生4名・アースビジネスカレッジ(地元佐久市の環境専門学校)の先生と学生5名の体制となっています。特に信州大学は工学部(長野市)から2名、農学部(伊那市)・繊維学部(上田市)から1名ずつと少数ながらも広域から参加してくれており2年目の発展を感じています。という状況もあり、学生間の情報共有の場も重要になってきています。

 私自身は前回「地域活動における企業のメリットとは?」で整理しているように、「環境マインドの高い人材育成」をこの活動の目的に絞り込んでいます。(長期視野の地域中小企業の環境活動を促進するという目的は不変だが、短期目標にできないため)

白銀屋.JPGDSC09135.JPG 今日は石川県の加賀山代温泉・白銀屋まで日帰りしてきました。移動時間11時間・滞在6時間という行程・・(^^;

 今現在、食品安全マネジメント構築のためにグループ全施設の厨房を1つ1つ回っています。全部で43箇所(10地域)にもなります。

 これだけ多くなると、変革が進むところ遅れているところと結構温度差が生じてきます。そんな状況でも、全体を推進せねばなりません・・・ そこで、今考えている部分を整理したいと思います。まずは変革のステップの確認から

0709HACCP.jpg0709ZERO.jpg 最近ブログを書く量が1日1回以上となっていてなんでこんなに書いているのだろうか・・・と整理することにしました(^^;

 社内限定ブログを開設してから加速度的に増えてきました。振り返ると、ここ20日間で26回更新していました。社内限定とオープンなサイト(この知恵市場)のブログとでは書く内容が全然違うということが理由の1つでもあります。この辺から整理してみましょう。


■社内限定ブログの目的は?

DSC07896d.JPGDSC07895.JPG 昨日から、福島の「磐梯山温泉ホテル」へ来ています。食品安全委員会のキックオフミーティングと環境委員会の2つ取組のサポートのためです。初日は雨でしたが、2日目は太陽が出てきて気持ちいい天気でした。

 今回から食品安全マネジメントは、各地のリーダーとペアで動くことを開始しました。これは予想以上に効果的でした(^-^)

 
■現場リーダーが他施設をチェックするということ

 これには様々な狙いがありました。

八ヶ岳.JPGロードスター.JPG 5月に「物を所有することは時にストレスになる?!」で宣言していた通り、所有していたユーノス・ロードスターを昨日手放してしまいました(^^; 去っていくロードスターを見送る瞬間はせつないものがありましたが・・・

 目的を達成するために所有した訳ですが、結局それが満たされないストレスにさらされていたということが譲渡を決定した理由です。


   
■所有するストレスから解放されるか?
 
 さて譲渡後ですが、所有するストレスから解放されるのでしょうか・・? 乗れなくなることが逆にストレスになってしまうのでしょうか・・?

長野沖電気.JPG会場@沖電気.JPG 社内ブログを立ち上げ、集中的に16もの記事を更新したこともあって、すっかりこちらの余力がなくなっていました(^^; 

 今日は久しぶりの更新で、本日開催された地域活動での会合についてです。この活動は、(社)長野県環境保全協会・佐久支部の活動で、今日は熱心に協力してもらえてる企業の1つ長野沖電気さんの会議室での開催でした。

 今や運営チームは学生中心で、信州大学の学生3名・アースビジネスカレッジ(地元佐久の会員企業)専門学校生2名が主体的に議題を考え、会議の調整を行ってくれました。だんだんとプロジェクトが軌道に乗ってきたと私は感じています。(協力企業6社)

 議論の途中で、「メリットがないと企業は参加しない」というものがありました。ここは持論があるので整理したいと思います。


■何を企業のメリットとするか?

 どの会員企業にとっても参加する労力に見合う結果があるかどうか?これはもちろん重要なことで、これがないと持続可能になりません。

DSC07522a.JPG 今日は昨晩から発生した問題に追われながら、運営受託施設の調理場チェックに回っていました。今年4月から開始したところはまだ調理場を見ていなかったため、今回はなんとか現場リーダーの自主チェックについて回ることにしたのです。完成したばかりの施設はきれいでなかなか興味深いものがありました(^^;

 さて、本日は昨晩から追われた「問題」から得たことを少し整理します。(問題そのものには触れません)


■問題解決を通して学ぶ?!

 今回発生した問題は、自分自身にとってはじめて遭遇するものでした。誰にもそういう問題がある時発生するものです。こういう時にどう向かいあうかが大事だと思っています。

 はじめての問題を解決へ全力を尽くすことは、多くの学びのチャンスなのです! したがって、「大変だ」とか「面倒だ」と思うのはもったいないのです。この時ほど、真剣に情報を集め・整理し・分析して対策を考えるものです。いつもにない集中力で普段にない学びが相当にありました。

 この経験の積み重ねが成長になり、自信に変わっていくと信じています(^-^) 

------------------------------+
  塩手勝久  (株)星野リゾート
  環境マネジメント/HACCP担当
   zero@hoshinoresort.com
 「星野リゾートの環境への取組み
+------------------------------

DSC07450.JPGDSC07456.JPG 今日は、地域活動として行っている・(社)長野県環境保全協会の事務局会議(長野市)に参加してきました。私が運営に関わっている「佐久支部」や、セイコーエプソンが運営に関わっている「諏訪支部」、伊那食品工業が関わっている「伊那支部」等々全部で7支部あります。会員数は733、そのうち企業などが約7割を占める構成です。会議の様子を写真に撮ろうと思ったのですが、さすがに周りは私より一回りは上の方ばかりで厳粛な雰囲気で始まり・・その勇気は絞り出せませんでした(^^;

 今回は年間を通しての協会の事業活動と各支部活動の紹介や悩み報告でした。他の支部の方々はしっかりと資料を準備してきている中、私の方は口頭で報告という形になってしまいました。(それでもよかったみたいです)

 
■それぞれの活動報告からの学び

 各担当者とも企業で活躍されている方々が事務局として運営されていますから、聴いていていろいろな学びがありました。ざっと箇条書きにしてみると、特に以下の3点が挙げられます。

DSC07409.JPGkaigi.JPG 昨日、「相乗効果がない活動は持続できない?!」で、専任制でない「環境マネジメント」体制構築の難しさを整理した後、本日の軽井沢の環境リーダー会議に参加してきました。

 1人1人のモチベーション確認しながら、各自の課題を達成可能なものへ絞り込み、成果が確認できる指標の明確化をしていきました。相乗効果が難しい分野の担当者は、本人ができることを自ら語り課題を決めました。

 目指す組織は「自ら考え行動する組織」なので、ともかく自分で言ったことをまずは実行してもらうことが大事なのです。挑戦が失敗してもやる気にあふれていれば、どんどん修正していけばよいのです。ということで、ともかく試行錯誤していく様子を見ていくことになりました。

 挑戦と修正を継続できれば、いずれこの混沌としたした状態を抜けていくと信じています(^-^)


■各リゾート施設毎に違う取組み

DSC07406.JPG 前回、「個人成長による持続可能な仕組みを!」で、「食品安全マネジメント」は調理スタッフにとって日常業務と相乗効果があるということを整理しました。その一方、「環境マネジメント」の課題がまだたくさんあります。その1つの要因として「日常業務と相乗効果がない活動」が出てくるからです。

 相乗効果ということを考えているうちに、マイケル・ポーターの「競争戦略論」を思いだしていました。この本の中で、「競争優位とその維持可能性を決定するのはフィット」という部分があります。ここがずっと私の頭の中に残っていたものです。ここで言うフィットとは相乗効果に他なりません。少しその部分を整理します。


■競争優位はフィット(相乗効果)から

DSC07371.JPGDSC07387.JPG しばらく風邪が続いていて、健康管理の重要性を感じながら休んでいました(><)。今日は「食品安全マネジメント」の新しい現場測定ツールのデータ取りをやってみてます。食中毒事故防止のためには、菌そのものを「入れない・増やさない・殺す」という3つの重要な考え方があります。

 これまでは見えない所(細菌レベル)の前に、見えるところの管理をきちんと仕組み化する部分に注力してきました。それがだんだん形になってきたので、細菌レベルの測定を行う段階になってきたためです。

 いろいろとツールがあるのですが、まだこの分野の駆け出しですから、ある程度一般的に活用されている(地元保健所が推奨)ものから使いはじめたところです。ちなみに「サンコリ」という結構古くから活用されているツールです。

 
■根拠を持って説得できること

DSC07355.JPGDSC07354.JPG 4日間の滞在を経て、ここ「トマム」を後にしました。今日は月に一度の経営会議(スタッフは誰でも参加可能)の場で、現場リーダーによる「食品安全マネジメント」のプレゼンを確認してこの出張を終えました。会場が、体感レストラン「祭りや」の一角で行われ、トマムらしい雰囲気も味わっていました(^^; いろいろと多くの課題を確認し、着実に進めることで合意を得てこれからが現場リーダーの正念場です。私は遠くから援護射撃以外できません・・

 さてこのようなタイミングに、東京で最も客単価の高いホテルと言われ続けた一流ホテルで食中毒事故が起こったと情報が入ってきました。2カ所の婚礼会場が6日間営業停止となったようです。とても他人事ではありませんでした・・・

 
■現場の築いてきた信頼を失う瞬間

 挙式される新郎・新婦にとっては、一生に一度の場です。憧れのあのホテル・あの会場で・・と思っていた矢先、ホテル側の失態で変更を余儀なくされてしまうのです。ホテルに対する信頼を疑う瞬間だと思います。

DSC07201.JPGDSC07269.JPG 昨日から、北海道の「トマム」に来ています。南千歳駅から特急に乗り約1時間でトマム駅に到着し、そびえ立つ4つのタワーを見るとトマムに着いたことを実感します。ここに来ると本州とはちょっと違う圧倒的なスケールの非日常を感じてしまいます(^^;

 今回の目的は、「食品安全マネジメント・プロジェクト」キックオフ後のフォローのためです。現段階は取組は進んでいるものの現場スタッフ毎に意識レベルが大きくばらついている状態であると、現地リーダーより事前に聞いていました。こういう時は、動き出さざるを得ないような「危機感」を持ってもらう必要があります。

 以前も述べましたが、危機意識を高めるとはすなわち「目標と現実のギャップ」を誰もが納得する形で示すことです。「こりゃ、やばいよね・・」という言葉がそれぞれから出てくるようなビジュアルを出すのが最も効果的です。ただ、これは実施するテーマにあったものでないと意味がありません。


■危機意識を高めるツールとは

DSC07194.JPGDSC07199.JPG 2日間体力の限界から発熱してダウンしていました。おかげで日本サッカーが逆転負けするシーンを見ずにすみましたが・・・ ともかく、今のやり方が持続可能でないことを改めて実感する機会でした。そして体調ままならぬまま、ユンケル片手に北海道へ向かっている最中に書いています。飛行機から見える風景は、なんだか不可思議でなんとなく癒されていくような気がしました(笑) 今回から経費節減のため、いろいろと問題がニュースに流れていたスカイマークエアラインを使いましたが、機中で不安に感じることは別段ありませんでした。価格差を考えると今後も活用しないと・・(^^;

 さてさて本題です。現状は、食品安全マネジメントと環境マネジメントの両方をしていることが忙しさに拍車をかけているのが事実です。それは似て非なる部分が多いためでもあります。大きな違いですが、「環境マネジメント」はエネルギー・廃棄物・グリーン購入・組織マネジメント・環境コミュニケーション等と専門的な部分が多岐にわたる一方、「食品安全マネジメント」は、食の提供プロセス管理とほぼ専門領域が限定されることです。

Suscom.jpg 地球を暖めないCO2削減のWebコミュニティとして「サステナビリティ・コミュニティ」が公開されました。この中で、星野リゾートを代表する施設として、温泉旅館「星のや 軽井沢」のエネルギー対策が掲載されたのでぜひご覧ください! 第三者から見た視点なので、私が書くよりはるかに簡単にわかりやすくまとめてくれています(^^; 

 成果は、地中熱システムを設計・導入することで、全エネルギーのうち70%を自然エネルギーで自給できるようになったことです!

matuzawa.JPG  「星のや 軽井沢」のエネルギー対策は、このWebに出てくる地中熱システム開発者の「松沢」一人の発想と執念で実現したものなのです! もちろん完成やプロジェクトの承認まで様々な人が関わっているものの、彼なくして実現しなかったと言いきれるシステムなのです。ちなみに、彼の専門は地質工学で、社内からは「温泉博士」と呼ばれています(笑) 社内では、松沢がエネルギー領域、私がそれ以外の組織・人に関わる領域で、お互い環境経営を一緒に進めるパートナーです。


■クリエイティブな人材とそれを活かす社風

DSC07108.JPGDSC07107.JPG 今日は、磐梯山温泉ホテルへ来ています。梅雨入り間近だからか山の天気だからか、美しい磐梯山を見ることができたのは打合せが終わって日がくれようとしていた時間でした(^^;

 ここ磐梯山温泉ホテルでも、今年に入っての第一回目の環境委員会が開催されました。ここでの環境活動は2年目でもあり、活動を根付かせることが重要な年でもあります。といっても、大事なことは現地での自主的な取組であり、私は基本的にはリーダーの提案を最大限サポートするのみです!


■各地で異なるアプローチ

kaijyou.JPGpanelerJPG.JPG 昨日は、「第7回諏訪地球環境保全大会」にパネラーとして参加してきました。これは、(社)長野県経営者協会・(社)長野県環境保全協会それぞれの諏訪支部
が協働で、「諏訪を環境先進地域に!」という目的で毎年主催しているものです。今年のテーマは、長野県が「地球温暖化対策条例」をH19.1月に全面施行することに伴う説明会の一環を兼ね、各界での取組みを紹介しながら議論していこうというものでした。

tino.JPG コーディネーターは、(社)長野県環境保全協会・会長の茅野さん(元八十二銀行頭取・現顧問)、パネラーはNPO代表・県の環境チームリーダー・小学校教諭・地元企業経営者と私の5名でした。みなさん、それぞれ熱意のこもった活動をされていて、話し出すととまらない・・そんな状況であっという間に時間が来てしまったという感じでした。おかげで、また違う刺激を受けることができました!(^-^)

 せっかくなので、「長野県の地球温暖化対策条例」について少し・・
 

長野県地球温暖化対策条例とは

iina.JPGjyusyousya.JPG 今日は三重県での、第4回日本環境経営大賞の表彰式に参加してきました。これは私が事務局をしている(社)長野県環境保全協会 佐久支部と信州大学工学部ISO学生委員会との連携プロジェクトが評価されたものです。表彰式は学生が代表して参加し、若々しく挨拶しました。着実に活動が発展していっており、これでいっそう加速していくでしょう!

 さて、コミュニケーションの課題についてです。


■ちょっと気を抜くと・・

DSC07049.JPGDSC07048.JPG 今日は面接官として恵比寿で一仕事してきました。ここへ行くときにちょっとした楽しみがあります。それは、「天下一品」という自分の大好きなラーメン屋の一つがあって、帰り際には毎回密かなリピーターになっています(笑) ここのラーメンは何系といってよいのか分かりません・・・どろどろスープ(11種類の野菜を溶かしているらしい・・)が特徴です。おそらく好き嫌いがはっきるする癖があるラーメンです。ちょっと脱線しましたが、本題はラーメン屋ではありません・・(^^;

 先日、「コミュニケーションミスをなくしたい!」でまとめた際に、「対話研究所」の浅野さんよりアドバイスをいただいた「対話法」実践テーマを頂いたので、そちらの話をまとめました。


■「対話法」の取組手順

kitadake.JPG 今日は、リゾナーレで着々と現地スタッフによって進んでいる資源循環の仕組み作りの様子を見てきました。行ってきた場所は、リゾナーレから車で7分ほどの自社で借りている畑です。この畑は、小淵沢町が発足させたNPOから借りているもので、5アール(500m2)ほどの農地。小淵沢町としては、地域の未利用資源である遊休地を有効活用し、新たな産業と雇用創出を図り構成に資産として残していく目的で行っていて、リゾナーレの目指すビジョンと一致していることからこの取組みが昨年からスタートしたのです。ここの特徴は、写真のように畑から見渡す風景は南アルプス連峰を一望できる絶景であるということです(^-^) 

mizumaki.JPG 4日前に植え付け開始したこともあって、根付くまでの水やりをしている時期なのですが、今日スタッフがいったところに押しかけて付いていきました(笑)。私もじょうろを両手にもって手伝いました。今後順調に育っていくことが楽しみです!

DSC06980.JPG 本日は写真の施設、リゾナーレへ来ていてプロジェクトを進めているところです。ここでも先日からの課題、「捨てられる仕事はあるか?2」でまとめた部分についていろいろと悩んでいます(^^;  権限委譲できる作業に加えて、更にリーダーを育成を加速していける仕組みにならないか・・・と。


■リーダーのモチベーションを高める

 リーダーが自らを高め成長させていくには、高いモチベーションを同時に持ってないととても難しくなってしまいます。現状のリーダーはそれぞれもともと高い意欲があるから、基本は自分で手を挙げてなった人ばかりです。

 いろいろとプロジェクトが動いていると、時折コミュニケーションがうまくいってないなぁと感じることが出てきます。すぐにフォローはするものの、効率が悪いものです・・

 うまくいっていないというのは、目線(到達目標など)がずれていること指します。私は、こういう目的でこういう条件をクリアしていこう!という話をしている(つもり?)のですが、しばらくして出てくるアウトプットをみるとなんだか大きなズレがあったりします(^^;

 この課題で、ちょうど気づきを得ることができたブログ「自分の話も「傾聴」してもらうには」があったので、これを機に整理してみることにしました。これは、「対話研究所」の浅野さんという方が書かれていて、Websiteには、詳しい資料もあるので興味ある方はご覧ください。

 昨日の「捨てられる仕事はあるか?」は一旦書き出した段階でしたが、追加でpacoさんからアドバイスを頂いたのでさっそく修正してみたいと思います。
 今回は、「権限委譲をワンステップ早く進める」という部分は、今はどうなのか?問題があるならどうやったら実現できるのかを整理することにします。

 
■主な仕事は「新しい仕組み作りと導入」

 昨日の「捨てられる仕事はあるか?」で整理しましたように、主な仕事は「新しい仕組み作りと導入」であります。 それは、以下の「立ち上げ期の仕事」として3つの領域で行っているのが現状です。

 pacoさんからもアドバイスをもらったので、まずは捨てられる仕事があるかを整理してみたいと思います(^^;
 ほんとうに捨てられるものがあるかどうかの前に、まずは種類別に分けてみることにします。


■今やっている仕事の種類は?
 
 ●仕事の種類は、ここでは「立ち上げ期」「改善期」「安定期」と分けます

  その理由は、私の仕事は主にそういう分類が適しているからという考えからです。
  形が定まっていないものは全て「立ち上げ期」とします。「改善期」は未完成で問題を内包しながら、運営が進んでいる状態、「安定期」はその言葉通りで理想的な仕組みが回っている状態。
  「安定期」はオペレーター的な業務で、ここは私の領域でなかったりしますね・・(^^;

watatch.JPG とても効率的とは思えない・・・そんな悩みを抱えています・・ 今は睡眠時間を削って時間を作り出しているので、はっきりいって持続可能ではありません(^^; という状況もあって少しだけ考えてみようと思います。

 生産性を高めるためにやるべきことは、以下の2点に集約できるでしょう。
 -------------------------------
 1.現状のムダな時間を削る
 2.集中力を高め生産性をあげる
 -------------------------------
 睡眠時間を削るということは、1の部分では「寝るという必要な時間を削る」ということで、私自身にとって本意ではないです。また2の生産性を高めるためには、やっぱりちゃんと寝たいです(笑) ということで今は悪いスパイラルにはまりつつあると思います。

DSC06940.JPG 今日は2泊3日研修の2日目です。東京に来るといたるところで、再開発をしているような印象を受けます(^^; 研修会場の周囲もそんな工事の様子が目につきました。

 さて、この研修は自分の講師担当部分と関係する仲間の講師パートを聴講して、全体像を学ぶということが私の参加目的です。連日の睡眠不足がたたって、時折意識が遮断される瞬間があって・・ちょっとやばい・・という日でした。気合いだけではどうにもならない瞬間が・・・><

DSC06949.JPG DSC06948.JPG
 今日は、研修中の親睦会ではじめてもんじゃ焼きを食べました。また屋形船も初体験で楽しかったです(^-^)。

 さて、今日の本題に戻ります・・・。日々の仕事では大きなテーマのプロジェクトであっても様々なアウトプットを繰り返しながら全体が進んで行くものです。1つ1つのアウトプットについて、どう意識して行うのがよいのか?ということを自分なりに整理してみます。

 ちょうど参考になった本「会社を変える社員はどこにいるか」で記載されていた内容があります。そこでは、アウトプットレベルをコンピテンシーという表現をしていました。そこでの5段階のアウトプットレベルに私の解釈を加えて整理すると・・・

FSM_Pts.gif 今やっている作業は、食中毒リスクをを数値化する仕組みだと述べてきました。これを「定性情報の数値化」という観点で整理してみます。

 例えば右の図が一つの例ですが、食中毒リスクという「定性情報を数値化」したものです。


■数値化のメリット--(1)ひと目で分かる!

 この例のように、マイナス点が大きいほどリスクが大きいことを示しているので、どこの調理場がリスク管理がきっちりできていて、どこが不十分かをひと目で確認できるようになります。ひと目で分かるようになったものを開示すれば、社内の誰でもがどこががんばっていて、どこが問題なのかをすぐに把握できます。