(by JIN)

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OTOSHA21「エネルギーシフト」Day2の受講記録を書きます。

本稿では、受講者目線で、セミナーの受講記録を書きます。なお、一部JINの私見にわたる個所が含まれる点、ご容赦ください。

7月は、「エネルギー問題」をテーマとして、3回、セミナーを行います。同月は、株式会社フジクラ様のご厚意により、会議室をお借りして実施しています。

Day2では、23名もの大人数の受講生が集い、学校形式の会場の設営でした。そのため、3?4人にグループに分かれてのディスカッションを間に挟んでのセミナーになりました。各グループからの発表を通して、一般のマスコミで伝えられている再エネ推進に対する様々な疑問が挙げられました。しかし、これらの疑問は、実は、ISEP等により、ほぼすべて回答し尽くされています。 http://www.isep.or.jp/ また、それを少し噛み砕いたものとして、「エネこみ」というサイトもあります。 http://enecomi.com/wordpress/ 何か疑問を持たれた方は、ぜひ、これらのサイトにアクセスしてみてください。

Day2の大きなポイントは、次の3点です。
■エネルギーを化石燃料に頼るのは、不合理である
■再エネ実現のための技術的問題は、クリアされてきている
■省エネの取り組みも改善の余地がある

以下、具体的に書きます。

■エネルギーを化石燃料に頼るのは、不合理である

化石燃料とは、石炭・石油・天然ガス・ウラン等の地下資源を指します。なお、原子力もウランを用いますので、地下資源に頼っているエネルギーです。

化石燃料は、有限であるため何れは枯渇します。そのため、今後の価格上昇が見込まれています。なお、再エネ反対論者には、地下深くのシェールガスの存在を挙げる向きもあります。しかし、化学物質を地下へ送り込む採掘方法を取るため、環境への悪影響が指摘されています。

また、有限な化石燃料は、これを盾にして政治的圧力をかけられます。古くは、OPEC体制があり、これに楔を打ち込むために英米はイスラエルを使ってきたのですが、米国覇権は傾きつつある情勢にあります。また、最近では、ロシアのガスを使ったCIS諸国・欧州への露骨な政治圧力があります。

さらに、化石燃料を燃やすと、CO2が発生し、温暖化の問題を引き起こします。

■再エネ実現のための技術的問題は、クリアされてきている

化石燃料の不合理性が顕著になってきたため、俄然注目を浴びている再生エネルギーですが、太陽光エネルギーだけでも、ポテンシャルとしては、現在のエネルギー需要を補って余りあります。たとえば、日本の国土の5%を太陽光パネルで覆えば、現在の日本のエネルギー需要をすべて賄えます。この「5%」は、空き地に限らず、家屋の屋根等も含みます。

仮に国土の5%を覆うのは無理だとしても、日本は、実は、世界第6位の海洋面積を誇っています。( http://bit.ly/n4722A 国土面積は62位 http://bit.ly/qn0ukI )そこで注目されるのが、海上風車であり、その開発も進んできています。

その他、太陽熱発電・小水力風車・地熱発電等、様々な技術が開発されてきています。

また、再生エネルギーは小規模分散型なので、インフラとして、スマートグリッドや蓄電池が重要になります。スマートグリッドは、まだ構想段階ですが、蓄電池については、日本には原発のためにつくられてきた巨大な揚水発電所があり、これを活用することができます。

このように技術的課題の克服は見えて来ている中、日本の場合、再エネ実現のための最大の障壁は、電力政策です。大規模集中型発電に依存する電力会社を中心にして、再エネに有利なFIT(固定価格買取制度)の実現が阻まれてきました。この政策的課題については、Day3でのテーマになります。

■省エネの取り組みも改善の余地がある

日本は、2度のオイルショックを乗り越え、世界でもっともエネルギーの効率的利用が進んでいる国です。しかし、まだまだ省エネの余地はあります。なお、ここでいう省エネは、今夏のように我慢して熱中症を増やすような省エネではなくて、快適な生活を維持しながら行う省エネです。

大規模電力消費施設に関して言えば、たとえば、火力発電所は、発生させた熱の半分を電力に変えているに過ぎず、残りの熱は廃棄してしまっています。この熱を家庭用に供する仕組みが考えられます。

また、家庭で言えば、断熱材の厚みを変えることで、空調の利用を減らすことができます。もっとも欧州でこうした取り組みが行われている発想の裏には、住宅を公共財と捉えている発想があります。日本の場合、その辺りの物の考え方から議論を深めていく必要があります。

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