(by take)地震

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今回の地震は、まさに未曽有の災害であり、送られてくる映像に強いショックを受ける毎日であった。そして驚いた事は、被災した阪神大震災の事が自分自身で思っていた以上にしっかり心に刻み込まれていて、今の行動に強い影響を与えている事だった。

もちろん忘れることはないのだが、過去の経験であり一区切りを付けた出来ごとだと捉えていたが、でも今回の地震の映像を見たときの心拍数の上がり方はPTSDの様で体が震える思いがした。でも走馬灯のように色々と思いだす中で、今回の震災にあった人の中には、きっとあの阪神大震災の時心を痛め何か力にと、手を貸してくれた人が少なくともいるだろうと思った時、体中にアドレナリンがあふれ出し、何とか役に立ちたいという思いに今も突き動かされている。

あの時も同じだった。あの時から僕は「性善説」を信じるようになった。どうしようもない時人は横にいる人の事を思いやり、やさしい行動が取れる。僕たちも同じことをやった。早朝起きた地震、街中を走りまわり唯一見つけた「動いている自動販売機」で飲み物を買って近所に配った。深夜11時にようやく届いた一人2個の配給のおにぎりを老人から配り、彼らの為に自分の毛布を譲った。自然に当たり前に文句も言わず並んで順番を待ち、自分より弱者に順番を譲る事をみんなが普通にやっていた。今回もそうだと思う。

だから日本という国は本当にすごい。16年経ってもこの本質は受け継がれている。表面的には色々変わって、色々言われても、実は変わっていない。ひょっとしたら昭和、大正、明治にさかのぼっても変わらない行動なのかもしれない。これをきっと「文化」というのだろう。

でも今度はこの思いが静かになる前に、社会にシステムとして思いを表面に留まる何かを築きたいと思う。何が出来るか考えたい。そして伝えたい。

そして地震から数カ月後から猛威をふるう、欲望やねたみ言い訳などにどう付き合うか、どうやってコントロールするかを考えたいと思う。経験をシェアーすればいくらかの人にはヒントになるかもしれない。

誤解を恐れずに言えば、未曽有の災害は強い苦痛や悲しみももたらすが、悪いことばかりではないと思う。色々な事を思い出させてくれる。前に進む力を与えてくれる。震災がなければ僕はここセブでは暮らしていないだろう。震災があったからめぐりめぐってセブにたどりつき、結婚して子供に恵まれ人並みに幸せを感じる生活を手に入れた。
ちょっと感傷的な記事だが思いを書き残すにはこれぐらい熱い方がいいかもしれない。

この地震を他人ごとに思わず、自分の考えを人に伝えて周りの役に立てると同時に自分の糧をしていきたい。これが一番今やりたいことです。

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