(by paco)イスラム教だと「過激派」になる

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(by paco)エジプトの総選挙についての論評で、「過激派が支持される」という話が書かれていました。

なんか変だなーと思ったので一言。

イスラム教国で、米国寄り、欧州よりの政権は「穏健派」とされます。一方、イスラム教の宗教的考えに忠実であろうとするグループは「過激派」と呼ばれます。

実際には、以下の記事にもあるとおり、「過激派」は、「穏健派」の政治腐敗などを批判し、腐敗によって政権の一部だけが富を集めていることに対して、独自の医療や教育システムを構築して、市民の歓迎を受けていたりするのです。

つまり、「穏健派」は「腐敗、不正派」であり、「過激派」が「正義、社か福祉実行は」であるという側面がある。

エジプトのイスラム同胞団だけでなく、パレスチナのハマスも同じ性格があり、市民から見ると、やや宗教色は強いものの、過激派だという認識は低いのではないかと思います。

米国にも、原理主義的なキリスト教、あるいは開拓時代の生活を実践する人たちも存在していて、かなり「過激」な生活をしていたりするのですが、彼らを「キリスト教過激派」「米国過激派」と呼ぶことはありません。

過激派というレッテルを安易に貼るメディアに、注意しましょう。

合理精神に基づこうとすることも、ラディカリズム、過激派と呼ばれちゃうこともカルのです。

▼また過激派支持が助長される(1/3)
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http://allatanys.jp/B001/UGC020006220101215COK00698.html

 11月28日に行われたエジプト総選挙で、ムバラク大統領(82)率いる与党・国民民主党が確定議席の8割以上を占め、圧勝することが確実になった。

 野党のイスラム原理主義政党・モスレム同胞団は大敗した。イスラム過激派が幅を利かすアラブ世界で、ムバラクさんやるじゃないの、と思うかもしれない。しかし報道によると、実態はかなりひどいものだったようだ。

○あからさまな選挙干渉

 ムバラク政権は選挙前、モスレム同胞団の一斉検挙に踏み切り、活動家ら1400人以上を逮捕した。さらに選挙当日、同胞団の強い地区では、有権者の行列が続いているのに時間前に投票所の扉を閉めてしまうようなことまでした。投票改ざんも行われたらしい。ムバラク政権を支持する米国政府までが「選挙のあり方に失望した」とコメントするほど、あからさまな選挙干渉があった。その上での「圧勝」だったのである。

 ムバラク政権はなぜそんな行為に出たのだろう。エジプト大衆の間では「息子に跡を継がせるためだ」という観測が圧倒的だ。

 ムバラク大統領の息子ガマル・ムバラク氏は47歳で、国民民主党の事務局長、つまり与党幹事長を務めている。高齢で心臓に問題を抱える大統領は、来年の大統領選には出馬せず、かわりにガマル氏を出馬させる意向とみられる。そのため政界内部に着々と手を打ってきた。息子を党の要職につけたのもその一つだ。世襲に強く反対するイスラム同胞団は抑え込んでおかなければいけない。議会は与党で固めておかなければならない。そのための選挙介入だった、という見方が強い。

 カイロのジャーナリストに聞くと、今回の選挙で市民の間では政治に関して白けたムードがただよいはじめており、「ムバラク王朝」などという言葉までささやかれているという。彼は「これまでも選挙干渉はあったが、こんな露骨なやりかたは初めてだ。一般有権者に確実に政治不信を植えつけ、過激派支持に追いやっていくだろう」と懸念していた。
……

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