(by paco)【pacoの目×ecoの芽】028暑い夏は、温暖化の結果か?

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(by paco)今年の夏は暑いですね。すごく暑いです。熱中症でなくなる方も多くて、僕も昼夜かまわず、エアコン付けっぱなしです。エアコンがないと、命に関わる時代です。

暑いと、地球温暖化だ、と思う人が多いようですが、実はちょっと違います。

確かに地球が温暖化すれば、暑くなるわけですから、今年みたい夏は増えていくでしょう。では、去年のように、涼しい夏は、温暖化していないのでしょうか。

実は、温暖化(Global Warming)は、世界では「Climate Change」といいます。気候変動です。

気候変動といえば、暑くなる場合もあるし、寒くなる場合もあるし、雨が多くなる場合もあるし、降らなくなる場合もある。従来、気候のようすとして期待していたようなことが起きなくなり、違う状況になることを、気候変動というわけです。夏がちっとも暑くならない状況になっても気候変動、5月や11月に台風がしょっちゅう来るようになっても気候変動です。その意味でいえば、涼しかった去年の夏も、気候変動のように感じられました。

ただし、「気象」変動ではなく、あくまでも「気候」変動なので、今日昨日の雨の量、気温、ということではなく、8月平均の気温があがってきたね、というようになって、はじめて気候変動と言えます。

その意味でいえば、今年は猛暑日の日数が最高になったとのことですが、猛暑日という基準は最近できたもの。それが何年にもわたって毎年猛暑日の日数をカウントできるようになれば、気候が変わっていると説明できます。地球温暖化に批判的な人々は、涼しい夏や寒い冬になると「温暖化は嘘」といいますが、気候変動は、1年2年レベルで決められるものではないのです。

しかし、気候変動を説明するときに、いちばん具体的で切実なのは、植物や昆虫、動物などの生態です。

たとえば、クマゼミという蝉がいますが、これは従来は西日本にいた大型の蝉です。最近はこの蝉が東日本にも増えてきました。これに追われるようにして、従来多かったアブラゼミが少なくなっています。気候が変わってきた結果ではないかと疑われています。

同じように考えると、東京湾に珊瑚礁ができるとか、長野のりんご園でミカンが栽培できるようにねなると、本格的に温暖化している、ということになると思います。ちなみに、ブドウの栽培にはこの傾向が強くなって、従来、ブドウ栽培の中心地だった甲府盆地が、次第にブドウに向かなくなり、ブドウ栽培は長野県に移っています。こういう状況を見ると、やはり地球温暖化は進んでいるのだと思います。

台風が大型する、梅雨明けの時期が遅くなる、葉物の野菜が夏場融けてしまって収穫できなくなるとか、そういうことが恒常的に起きてくれば、いよいよ気候変動が本格化してきた、といえるようになります。

こうなると、気候変動は不可逆となり、「温暖化防止」ではなく、生活や命を守る「温暖化対策」を取る必要があります。

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