(by paco)Alfa159を借りる

| コメント(0) | トラックバック(0)

(by paco)久々にAlfaromeoネタです。

僕の156が壊れちゃいまして(アンラッキー)、代車として159を借りてきました(ラッキー)。

159と156。紛らわしいですね。数字が若い156の方が前のクルマ、159はその後継車で、現行モデルです。つまり、僕のクルマが旧車、ということになります。

デザインはけっこう似ています。通称「ブレラ顔」という、巨匠ジウジアーロ先生のデザインということで共通しているし、159が発売されるまでの間、156の後期に159の顔を先取りする形でマイナーチェンジされたこともあって、かなり似ています。普通、区別がつかない。

でも、実車はかなり違います。なんといっても、159は大きい。全長4.7メートル。156は4.4メートルと、30センチ違うので、かなり大柄です。幅は8センチ、車重は200kg以上違う。当然、中も広いし、車格が完全に1?2ランク上、なのです。

このボディを引っ張るエンジンは、159が3.2Lと2.2Lに対して、156は2.5Lと2L。こちらもそれぞれひとまわり大きくなっています。

で、今回借りているのが、2.2L版の159。トランスミッションは、アルファお得意の自動クラッチトランスミッションのセレスピート(6速)です。

ということで、概略はこのぐらいにして、さっそく乗り込んでみましょう。

う?ん、少し見慣れて、あまり大きくは感じなくなってきたかな。発売から6年経過して、見慣れてきてもいるし、これまでもディーラーで2回試乗しているので、少し慣れてきた感じ。街中では、やはり長さ、幅とも、けっこう神経を使う。でも、第三京浜から目黒通り、環七、中央高速と200kmぐらいは知ってみると、だんだん慣れてきて、取り回しに不安はなくなってきました。それでも、高速でも車線幅の真ん中を走っているか、気になることが多くて、たった8センチといえども、幅はなかなか慣れないかも。

運転感覚は、かなり大きくなったにもかかわらず、あまりどっしりとはせず、アルファらしくよく曲がりたがる性格です。一世代前のトップモデル166にも載ったことがあるけれど、こちらはスタビリティ(直進性)、安定感とも、どっしりしたキャラクターで、159もサイズアップしたので、それに近いかと思っていたのですが、意外にも156に近い軽快感がありました。

とはいえ、ボディ剛性は格段に上がっているらしく、中央道左車線の荒れた路面を走ると、156では相当揺すられて不愉快なのに、159では綺麗にいなして、現代的な乗り心地です。そのぶん、やや足回りがソフトに感じられるほどで、もうちょっとしまっていてもいいかも、という感じでした。

須玉ICを下りて六兼屋までの登り連続ヘアピンでは、やはり絶対的にパワー不足。新設計の2.2Lオールアルミエンジンは、これまでのアルファのエンジンと比べると電気モーター的で、ドライバーの官能に訴えてくる要素はあまりありません。回せば回すだけトルクも活気も出てきますが、開店に「比例している」レベル。156のV6エンジン、147の4気筒ツインスパークエンジンが、開店上昇に対して、加速度的に盛り上がっていくのと比べると、普通のスポーティエンジンという感じで、BMWのエンジンのような優等生の感じです。あ?やっぱり156のV6がいいや。

156のV6エンジンは、2000、3000、4000と回転が上がるにつれて、トルクの盛り上がり感が変わり、特に4000を超えるいちばんおいしいあたりになると、これからはじまるトップエンドへの期待感が、音と加速感で、乗員を揺さぶります。いくぜぃという感じ。絶対的にはそれほど速いわけではないのです。特別速い必要もない。速く走っているという感情に訴えてくるところに独特の個性があるのです。これを、アルフィスタは「官能的」と呼ぶワケです。

159には、残念ながらこういう官能性はない。速さという点では、もしかしたら156 2.5V6と大して変らないかもしれないけれど、ドライバーをワクワクさせる盛り上がりはない。お行儀が良くて、スマート。

というわけで、まあ、これまでの印象通りではあるのですが、今回はちょっと長くつきあえそうなので、じっくり味わってみたいと思います。

ちなみにこのAlfa159、すでにディスコン(生産中止)が決まっているようで、ブレラ、スパイダーとともに、このシリーズに興味のある方はお早めに、とのこと。ブレラはやはりかっこいいので(159のクーペ版という位置づけ)、ちょっと気になる存在ではありますが、乗り味としてはやはり156に軍配が上がりそうです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://w0.chieichiba.net/mt/mt-tb.cgi/963

コメントする