(by paco)
otosha09のテーマは、「絶対貧困 ?極限の貧困と僕たちの生活とのつながり」。
今回は、7月、奇数月なので、本当は2回シリーズなのですが、8月が夏休みで少なめ(1回)になっているので、前倒しで、4回シリーズで開催です。7月8日(木)から、場所は麹町です。
◆食糧自給率には、議論の余地がたくさん
<おとなの社会科>のテーマを決めたのは3月頃だったので、気軽にこのテーマを設定してしまったのですが、改めて調べてみると、食糧自給率にについて賛否両論の言論が以前より増えていて、これは困ったことになったぞと正直思っているところです(弱気)。
◆食糧自給については、賛否両論
テキストは、飢餓国家ニッポン(柴田明夫)。受講前にざっと読んできてください。
◎day1 食糧自給についてのイシュー整理
食糧自給についての「答え」を探す前に、食糧供給の現場について学びます。日本の農業はどうなっているのか。日本が食料を輸入している供給国はどのような国なのか。何が行われていて、課題は何か、将来はあかるいのか。day1ではマクロを学ぶのに対して、day2ではミクロに注目し、マクロだけでは見えない課題について学びます。
◎day3 食糧と食事の関係
食糧は、通常は農産物、穀物や野菜、さらに肉や卵など、素材の供給を意味します。しかし、実際に僕たちが口にするのは、それを料理して、食卓に上らせてから。その食卓も、自宅だけでなく、レストラン、ファストフード店、弁当屋など、さまざまです。食糧供給だけでは語れない、食の問題を考えます。
◎day4 食糧問題にどのように関わるか
◆おとなの社会科セミナーで、社会を知り、仕事の展望をつかもう
おとなの社会科では、まず、世界や社会、歴史についての「事実」を学びます。何が起きているのか、何がわかっているのか。必ずテキストを用いて、それを軸に、pacoが適切に解説、批判を行い、まず、事実とそのオーソドックスな解釈をつかんだ上で、pacoにうよる解釈を提示します。
その上で、なぜそれがそのような姿をしているのか、事実を動かしているメカニズムを読み解きます。一見合理性がないようなことも、すべてのものにメカニズムは潜んでいて、それを明らかにする力があれば、世界をダイナミズム=運動としてつかむことができます。このような見方を身につければ、今現在進行中の事実から、次、その次に起きることを予測したり、見極めたりすることができるようになります。つまり、先を読んだり、ものごとの表層ではなく、背景をつかむ力になります。
このように、FactsとMechanismをセットで理解することで、世界を、歴史を、今の自分の生き様に活かすことができるようになるのです。
こうして獲得した理解を「世界観」といいます(最近はコミックやアニメ、ゲームにも世界観という言い方を使いますが、それはずいぶんと矮小な(みみっちい)使い方です)。
世界観を適切に持つことができれば、その世界の中で自分が何をなすべきかが見えてきます。これがライフワークです。自分の人生の目的(人生のwhat?)を見つけ出したり、今目の前にある選択肢の中からないをするべきか、意思決定の力がどんどん上がっていきます。迷いがなくなり、自信が生まれる。
あなたが「これをやりたい」と誰かにいえば、「よくわからない」といわれたり「あっちの話をどこが違うのか?」と聞かれたり、「理想的だけど、実際には無理だよね」といわれたり。志が高ければ高いほど、他の人がやっていないことほど、それがなんなのか、なぜやらなければいけないのか、なぜできるのかを説明するのが難しく、それができないと、せっかくの志は実現する道筋が立てられません。
「社会を見る確かな視点」があれば、何をやりたいのかをしっかり位置づけることができ、誰かに話したときに、理解してもらえるようになり、協力者も集められます。「机上の空論ではなく、しっかり考えている、本気でやろうとしている」と感じてもらうためには、アクションだけでは不足です。アクション、プラス、それを支えるロジック。そのロジックを、あらゆる分野で通用する強力なロジックを提供しようというのが、このセミナーです。
おとなの社会科01「日本の難点」--社会学最前線
おとなの社会科02「メディアリテラシー」--情報受容と民主主義社会
おとなの社会科03「日本の現代史」--歴史を動かすメカニズム
おとなの社会科04「ユダヤと米国、民主主義」
おとなの社会科05「データを読み解く。日本は貧しい人が多いのか」
おとなの社会科06「中国を読み解く視点」
おとなの社会科07「地域活性化」
おとなの社会科08「絶対貧困」
▼<おとなの社会科>09「農業と食糧自給率」概要
■開催日
・otosha9-1 07月08日(木)
・otosha9-2 07月14日(水)
・otosha9-3 07月20日(火)
・otosha9-4 07月28日(水)
☆時間は、各回19:00-21:30(多少延長あり)
■受講要件
■受講料
●1回受講 8,400円 (大学院生以下 1,050円)
●チケット購入による割引料金があります。チケット制度や料金支払いについてはこちらをご覧ください。
●「otoshaラジオ」による、音声聴講制度もあります。こちらをご覧の上、申し込んでください。
※受講2日前までにこちらから申込してください。
※定員=20名、最低催行人員=2名
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