(by yuki)家庭と仕事の両立が可能な中国、多くの場合は難しい日本

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(by yuki)北京の街をぶらぶらしながら、今日は一人ラーメン屋に入りました。日系ラーメン屋なので、隣では駐在員と思われる日本人のおじさまが、これまた一人でラーメンを食べておりました。そういえば東京で働いていた頃、一人で立ち食いそばとか行くとやっぱりおじさまが一人で食べていたりしたものです。そう考えたら、私は日本にいようと中国にいようと、おじさまが一人で食べるお店に一人で行く習慣があるみたいです。

さて、結婚を機に広州での仕事を辞めて、なつかしの北京に再びやってきた私の毎日はいたって平穏。昼間、旦那は仕事をしているものだから、こうして一人で外食したり、家でDVDに没頭したり、またはジムやプールで運動etc.
働いている友人からはうらやましいと言われるけど、決して専業主婦になりたかったわけじゃない私にとっては、働いている彼女たちのほうがよっぽどうらやましい。駐在員の妻という立場になったからビザの関係で働きたくても働けないだけ。これが私の本音。
納得して結婚したつもりではいましたが、忙しそうに仕事している友人たちの話を聞くと、自分がひどく無力に感じたり、一度家庭に入ってしまうと仕事に復帰することが(特に日本では)とても難しいということ・・・考え出したらきりがないほどたくさんの不安と不満があって、「男のあなたには分からない」と旦那に愚痴をこぼしたりもしていました。でも実際そうだと思う。男の人には、結婚や出産と仕事やキャリアを両立するのが難しい女性の本当の気持ちは分からないと思う。
そんな私でしたが、最近になってようやく少し前向きになることができました。というのも、大学の元クラスメートの韓国人と再会し彼女と話しているうちに、何だか少し目の前が明るくなったような気がしました。

ソウル出身の彼女とは同い年。大学卒業後、クラスメートたちはみな帰国し誰も北京に残っていなかったけど、彼女は一人北京に残って働いていました。メールで連絡を取ることはあっても会うのは卒業以来。服装やメイクが変わっていたり、私は結婚していたりと、ついこの前卒業したばっかりのようでも、きちんと時間は経っているんだなぁと不思議な気分でした。
彼女は北京で、平日は仕事、週末は大学院に行っているとのこと。中国人の学生と同じクラスで経済を勉強しているそうで、「本当はもう卒業の時期なんだけど、どうみても受かりそうにないから一年延長した」と言っていました。
日本人の私と韓国人の彼女は、高校卒業後すぐ中国に来てからもう八年。お互い自分の国での大学生活なんて知らないし、留学仲間たちが当たり前のように自分の国で働いていても、やっぱり中国で働いてみたいという思いで、中国に留まった者同士だったから、何だか胸の中にある思いがすごく共通しているような気がしました。
「今のところ、来年の卒業試験で合格して修士を取るのが目標。もう二、三年したら今度は第三国に行きたいな」

どこまでも前向きな彼女の言葉を聞いているうちに、私も仕事ができない不満ばかり言うのではなく、今の環境でできることをしようと考えることができるようになれました。
今の立場でいる限り会社勤めの仕事はできない。でも今や日本じゃ贅沢と言われる専業主婦を体験できるこの期間、思いっきり専業主婦してみるのもいいかなと。
せっかく中国の大学を卒業して学士まで取ったのだから、大学院に行って専門的な勉強をすることも可能。それとも、せっかくの中国語をもっと本格的に訓練するのもいいかもしれない。
時間は有り余るほどある。旦那が帰任になったら私も日本に帰らなきゃいけない。だったら、今は中国にいる間にしかできないことを思いっきりやってやろうと。

そんなわけで、昨日は北京の西側にある五道口という街に行ってきました。五道口は北京の学生の街。北京大学、清華大学などいくつもの大学が集まっていて、各国の留学生たちがあふれています。
お目当ては、主に留学生を対象にした本屋。外国人が中国語を勉強するための教材が豊富にそろっている店で、少し高度な中国語の教材を買い込んできました。
当時よく行っていたお店がなくなっていたり、新しいビルが建っていたり、五道口の景観は私がいた頃とはだいぶ変わっていました。でも不思議と、“空気”だけは変わっていなかった気がしたのです。若者が多くて、ごちゃごちゃしていて・・・。そこを歩くだけで色々な思い出が蘇ってきて、もう少し頑張ろうと、不思議とそんな気分になれました。

多分、これから繰り返すだろう旦那の転勤や引っ越しを考えたら、私が今までみたいに“普通に”フルタイムで会社勤めをするのは難しい。だから、そうでなくても働ける道を自分で作るしかないんですよね。
私の場合は、今はビザの関係で働けない。でも日本にいても結婚や出産で家庭に入ったけど、本当はまた働きたい、でも子供を預けなきゃ、とか色々な理由で復帰できずにいる優秀な女性たちを私は知っています。本当にもったいないと思う。

中国の女性は、結婚しても出産しても、当たり前のように仕事と家庭を両立している。例えば、ある友人は子供が生まれて数年はどちらかの実家に預けて祖父母が育てています。別の友人は、旦那の両親を呼び寄せ近くで暮らし昼間だけ預けています。これは日本でも両親と同居した場合は可能ですが、仕事の関係で離れて暮らしていたら無理ですね。
では日本では絶対に無理だけど中国ではごくごく一般的なのが、仕事の時間帯はベビーシッターに預けるということ。日本では一般人にはなかなかお高いベビーシッターも、中国では一般人が普通に利用できる金額。これは現実的にすごくいいと思います。
それから、ゼロではないけど、残業という概念がものすごく低いこと。
この二点が、日本と中国で確実に違う点で、女性が結婚や出産後も仕事を続けることができる決定的な原因だと、私は思います。

日本では子供手当を必要とする人もいるかもしれないけど、私に子供がいたとしたら、お金をもらうより、保育所や現実的な託児プランを考えてくれたほうがよっぽど嬉しい。

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