(by paco)GARNET CROWの10周年ライブ@東京国際フォーラム

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(by paco)昨日、僕のもっとも愛するバンド、GARNET CROWの10周年ライブを見てきました。東京国際フォーラムのホールAといえば、5000人を越える収容する国内有数のホール、広すぎて見えにくいという話も聞いていたのですが、ファンクラブ会員なので、真ん中あたりのけっこういい席が取れて、妻のbibiちゃんとデートでした。

実は、GARNET CROWのライブは今回3回目で、去年の秋、2回見ているのです。秋のライブもレポートを書こうと思っていたのですが、ちょうど仕分けなどもあって超多忙だったため、書けていませんでした。今回はまとめて書こうと思います。

まず、先に今回の10周年ライブですが、これまでのライブよりずっと広い舞台と、洗練された舞台装置を使い、輝かしい感じの演出になっていました。白色LEDによる輝度の高い光の表現と、観客に配られた発光ライト、紙飛行機が振ってくる演出、クラッカーのような銀色のリボンが降ってくる演出など、これまでの地味なGARNET CROWのライブにはあまり見られなかったもの。まあ、世間一般の派手なライブでは、もっともっとすごい演出をしているのでしょうが、GARNET CROWがこれをやるようになったというあたりに、10周年を感じます。

バンド編成は、メンバー4人(ボーカル、eギター、キーボード、ピアノ)に加えて、ベース、ドラム、サイドギターのサポートメンバーの7名というシンプルな構成で、構成とメンバーは秋のライブと替わりません。以前はストリングスやコーラスを入れたライブもあったのですが(ライブDVDによる)、あえてシンプルに音づくりをしたのでしょう。

GARNET CROWの音づくりの特徴として、アレンジャーがメンバーに入っていることがあり、音の厚みがあり、多彩な色や空気感を感じさせる音づくりがあるのですが、楽曲自体もロック系のストレートなものが増えてきて、何を表現するべきかがクリアになってきたのを感じさせます。

と前置きした上で、歌としてはどうかというと、これまでのライブよりも、ボーカルYuriの声が一番伸びやかという印象で、歌がきれいのよく聞こえてくるのが印象的でした。バックの楽器との音のバランスがよく、歌を歌として楽しめる演出です。

実は、ユリッペのボーカルは、けっこう音程をはずしがちだったり、歌詞も間違えたりと、楽器の正確さと比べて、ちょっとひやっとさせることが多かったりするのですが、今回も、何曲かそういう場面もありました。それでも、それでも今回はそれもわずかで、安定感が増したという感じです。もともと演出のテンションは低く、「ノってるか!!!」という感じではなくて、「楽しんでますか?」というゆったりした丁寧語で、MCでのやりとりもいまいちかみ合わず、そのへんが、よく知っているファンには「お約束」ではあるのですが、バンドとしてのエンターテイメント性は今ひとつ。今どきこんなにローテンションのライブもあるんだよね、という印象は持つのですが、実際のところは冒頭の楽曲から総立ちだし、ラストは歌で完全に乗せていく力もあるので、そういう点でも落ち着きを持ちつつ、きちんと楽しませるおとなのバンドなのだと思います。年齢はいっさい非公開なので、よくわからないのですが、10周年ですから、それなりの年齢のはずです。

このバントが常に大事にしていることは「変わることもたいへんだが、もっとたいへんなのは変わらないこと」「1曲ずつ、大切に歌い、ファンから大切いしてもらう」ということで、実際、僕もファン歴10年近くなるのですが、今もデビュー当時の曲を普通に聴いてます。これは現代のポップミュージシャンとしては奇跡的なことで、彼らがいかに自分たちの音をていねいにつくってきたかの証だと思います。

で、もう位置とユリッペのボーカルに戻ると、今回は真ん中に「アコースティックコーナー」が設けられ、yuriとギターのおかもっちのアコースティックギター弾き語りという、ツインユニット(ミニクロ)がはさまったのですが、このときのyuriのボーカルが実にすばらしく、あーこの人、本当はうまいんだ、音程をはずす人じゃないんだ、と思いました。おそらく、バンドになると、モニター(バンドが鳴らす音をボーカリストが聞くための音、不ボーカルマイクの下に大きなスピーカーが置かれたり、ボーカルがイヤホンをしたりする))がうまく聞き取れずに、モニター音に自分のボーカルをうまくのせられないのではないかと感じます。バンド全体の音づくりは大好きなのですが、あえてアコースティック編成で前編やるのいいのではないかと感じました。ちなみに、yuriが弾くピアノ(弾き語り)を初めて聞きましたが、ちゃんとうまいのでびっくり。全曲彼女が作曲しているのも納得です。

ライブ終了後、「会場のみで発売」という「ミニクロ」のミニCDが売られていたのですが、並んでいる人の数の半分ほどで完売。僕はぎりぎり買うことができて満足です。

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続いて、去年秋のライブの話。

去年の10月11月の2公演、最初はbibiちゃんと、2回目は娘のウポと見に行ったのだけれど、会場が横浜と赤坂のBlitzで、Zepp系の立ち席のライブハウスです。

このライブは、秋に出たニューアルバム「STAY」のためのライブで、ニューアルバムを全曲と旧作という構成でした。

狭いライブ会場に立ち見ぎっしりなので、メンバーはすごく近くて、臨場感を楽しめたと意味で、今回の国際フォーラム・ホールAとは対照的です。楽曲も新しいアルバムからで、今回のライブとオーバラップは数曲という感じで、ちゃんと違いを出していました。

「STAY」というアルバムは、とても気に入っていて、というか、GARNET CROWのアルバムは、いつも最新作が一番いいのですが、中でもタイトルチューンでいちばんお気に入りでもある「STAY」という楽曲は秀逸でした。作曲をしているボーカルのyuri自身、話していたとおり、「今までのやり方とは違う、アドリブ的な作り方でつくった」ということで、今後のGARNET CROWの展開が見えて楽しみな曲でもあります。

ライブの演出としては、ライティングもごく普通で、本当に音楽を聴かせることに徹していて、逆に好感が持てます。スタンディングのライブなので、みんな飛んだりはねたり腕を上げたりで、2時間以上これは疲れるのですが、距離が近いのはやっぱりいいですね。

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ということで、GARNET CROWを堪能した秋?冬でした。4月には、劇場アニメ「名探偵コナン」の主題曲も決まって、こちらもらしい楽曲です。TV版コナンのテーマソングが多いGARNET CROWなので、アニソン系と思う人もいるようですが、中身は今の日本でもっとも濃ゆいバンドのひとつなので、ぜひ聞いてみてほしいです。

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