(by paco)【pacoの目×ecoの芽】016エコポイント、書類がめんどう

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(by paco)自民党政権の置き土産のように始まったエコポイント。省エネ家電などを買うと、一定額に相当するポイントを還元してくれるという制度で、基本的には「筋がいい」施策だと思います。

ものを買い換えさせても、大量消費につながって意味がない、という批判もありますが、現実には、エアコンにしても冷蔵庫にしても、古くなって調子が悪くなれば、買い換える必要があるわけで、今回対象になっているのは、「ポイントがもらえるから、無理してでも買おう」という種類の製品ではなく、ポイントがもらえるなら、このタイミングに買い換えてしまおう」という、もともと潜在需要があったような買い換え需要です。買い換えることで、一定以上の省エネ効果が期待できるものだけが対象ですから、エアコンで言えば、10年近く使っていれば、いまの機種と比べれば、消費電力は30?60%も削減できるはず。しかも自動メンテナンス機能が付いているものの多いので、フィルターを掃除しなくても長期間にわたって性能が保てるものが多い。となると、今買い換えることで、向こう10年近くは、省エネ機能を先取れることになります。

これに対して、デメリットは比較的少なく、買い換えの場合は、リサイクル法の対象になっているものが多いので、再資源化も進められ、ムダも現代の技術水準で考えて最小限で済みます。

また、この制度の最も重要な点は、景気対策になる点で、消費を刺激し、先取ることで、冷え込んだ景気を下支えすることが可能です。

本来であれば、省エネ製品の買い換え促進は、時限措置ではなく、継続すべきことで、電気代に炭素税をかけて、その税金を省エネ製品の価格低減かポイント還元に使うのがよい方法です。この方法を、「Goods減税、Bads課税」と呼びます。環境に悪いものに課税し、よいものに税を回すわけです。

古い家電を使って電気代が多いと、税金も余分にとれる。税金を払いたくないと思えば、省エネ製品に買い換えようとして、買い換えるときにポイント還元がある上に、電気代が下がって税金も下がる、という損得勘定で省エネを進めるしくみです。国全体で見れば、税収は均衡させることができ、お金の流れを変えることで、環境対策を進めるという方法ですね。

ただ、今回のエコポイント制度は、提出書類が何回で、僕も買ったエアコンで書類を提出したのですが、3か月もかかって書類が戻ってきました。「はんこがいっこなかった」ということで。

僕は一応会社もやっているので、はんこを押すとか言うことにはわりと慣れているのですが、それでもミスが出るのですから、けっこうミスが多そうだなと思っていたら、返送が何十万件も発生しているとか。これに伴う手数料こそ、税金の無駄遣い。使いやすい制度が設計できなかったのは完全なミスですね。

手続きが面倒、という問題はありつつも、やり方そのものは悪くないので、成功と見なし、今後につなげてほしいものです。

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