(by paco)【pacoの目×ecoの芽】013環の花さんの野菜

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(by paco)知恵市場で書いてくれている「環の花」さんは、就農1周年を迎えたばかりの若い「百姓」です。

「妻」のヨッシーとは、けっこまえ、彼女がまだ東京で普通の仕事をしていたときに知り合い(NPOの仕事を手伝ってくれた)、その後、「夫」ととなる宮永君と知り合って、あっという間にゴールインし、あれよあれよという間に立派な「百姓」になりました。

結婚前は、この人が百姓になるなど、考えられないという感じの女性でした。「ヤマガラの森」に手伝いに来てもらっても、どちらかといえば「働かない」人で、虫も嫌い、という「感じ」の人でした。宮永君と出会ってふたりできたときは、彼はすでに農業に就くことを決意し、研修中だったのですが、二人で切り倒されたままになっている丸太を掘り起こし、チェーンソーで切ってくれて、お?宮永君、働くね?彼が働くとヨッシーも働くんだ?しかも楽しそうに! という感じで、2人で息もあって動いているので、特に声もかけず、仕事をしてしてもらいました。このカップルは、特に声を掛け合ってにこにこして仕事をするという感じではないのですが、お互いにするべきことがわかっているという動きで、出会ってたぶん半年とかだと思うのですが、すでにそういう関係になっていたことが印象的でした。

就農したいといっても、実際に東京の仕事を捨てて、農業をやるのは容易ではありません。実際にはやらなかった人もたくさん見ているので、ヨッシーと宮永君が本当に就農すると聞いたときには、けっこうびっくりしました。でもこの人たちならたぶん何とかやるだろうと思ったし、その支援の意味もこめて、「初たまご」がとれそうというメールをもらったときにはまっさきに会員になり、それ以来、毎週卵と野菜を送ってもらっています。

環境面やコスト面を考えると、わざわざ遠くから宅配便で送ってもらうことがよいとは言えません。タイミングによっては六兼屋に送ってもらうこともあるので(通常は東京にいるとき受け取ります)、六兼屋の近くにも有機栽培の農家はいくらでもあるのに、わざわざ茨城から送ってもらうのか?と思わないわけでもない。

でも、少なくとも今の時代環境の中では、こういう「買うことの支援」「自分とつながりのあるものの消費」は重要な意味を持ちます。

月数千円のレベルではありますが、毎月収入があるのは、環の花さんにとって意味があるだろうし、僕らはおいしい野菜が食べられます。しかしそれ以上に大事なことは、山の中で孤独に農作業する若いカップルに、「その仕事はとっても価値がある、重要だからもっとやってほしい」というメッセージを送り、励まし、支えることになると思うからです。

環境面で持続可能な暮らしをめざすカップルが本当に持続可能になり、さらにうれしいことに、早くも次の世代を育てることにも関心を持っているとしたら、そういう彼らの暮らしを応援することに大きな意味があるし、広まることの方が、宅配便の環境負荷より、はるかに大きいというのが今の時代状況だと思います。

と、上目線のことを書きましたが、実際のところ、環の花から届くものはおいしいのですよ。

たまごは、以前から書いているとおり、きれいなレモンイエローの黄身、見たこともないような白みの盛り上がりで、卵かけごはんに最高。卵焼きをつくれば、鮮やかな黄色になっておいしい。9月にやった「父と子の料理教室」でつくったプリンは、本当に鮮やかで、ほかの卵では絶対に出ない色と、もちろん味です。親も子も、こんな卵見たことない、殻が硬い!という声が部屋中から上がっていました。

野菜もおいしいのですが、それ以上に、バリエーション豊富なのがすばらしい。普通、毎週届くお野菜セットだと、季節の野菜が何週も続いて、飽きてしまうのですが、環の花はなるべく同じ野菜を入れないというポリシーがあるらしく、基本的に違う野菜を入れてくれます。もちろん同じものもありますが、それは農業という特性を考えれば当然のこと。たくさんの野菜を作ることに、宮永君の心意気とポリシーを感じながら受け取っています。

野菜の味と品質は、僕は生協を中心に、それなりの品質のものを買っているので、特別スゴい、という感じではない、と思ってきたのですが、実際にはそんなことはない、ということに気がつきました。

生協は1週間前に発注し、環の花からはお任せで届くので、ときどきバッティングします。同じときににんじんやジャガイモ、小松菜とかが重なる。すると、味の差がよくわかるのです。生協の野菜もしっかり下味なのですが、環の花の野菜はさらに野菜の味が濃く、最近は野菜単品の料理が増えました。以前は数種類を入れて野菜の煮物や炒め、というような感じが多かったのですが、気がつくと、なるべくシンプルに料理をしようという気持ちになっているのですね。おひたし、単品か2品の炒め物、和え物。味も薄味加減で、塩コショウとか、白出しだけとか、シンプルなもので十分いけちゃうので、料理が楽になりました。

畑や鶏舎と直結した感じがして「命をいただいている」という感じがします。とか言えるとかっこいいのですが、正直、その辺を大げさに考えることはあまりありません。気持ち的にも、あまりコアなは食生活はしたくない。だって、都会で外食できなくなりかねないから(へんな食材だれて食べられない、と感じる自分もいや)。

ただ、友だちの挑戦を応援できる上に、おいしいものが食べられるし、食生活も充実する、ということだけで十分なんじゃないかと思います。

ということで、環の花の卵、野菜セット、オススメ。これまでに届いた野菜はこんな感じです。

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