(by paco))【pacoの目×ecoの芽】006 AIRミーティング・エコエグ講座「女性の社会進出と環境問題」

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IMAGE_217.jpg(by paco)水曜日にAIRミーティング・エコエグゼクティブ講座を、環境リレーションズ研究所で行いました。毎回、申込が1-2名、結果的にきていただくのは6-10名ぐらいという感じで、賑わっています(なにぶん小さな会議室なので、10名も入るとかなり高密度)。

今回のテーマは「女性の社会進出と環境問題」ということで、上の写真は、会の冒頭で僕が書いた因果関係図です。毎回ではないのですが、こういう図をみんなで作りながら、因果関係をつかんで環境問題解決のためのアプローチを現実的に理解していくのがこの講座です。

今回は、女性と環境問題ということで、なぜ女性、特に途上国の女性の地位向上や社会進出、教育水準などが高まると、環境問題の解決につながるのかを考えました。因果関係で見ると、女性の地位が低いと、優位に立つ男性からの性交渉の要求を断り切れず、避妊の知識がない上に、避妊具を買うお金もないために、望まない妊娠をしてしまう、その結果として人口増加圧力が高まり、人口が増えると必要資源量が増えたり、生活のためにやむを得ず森を切ったりして、環境悪化を招く、というメカニズムを明らかにしました。

環境問題を考えるポイントのひとつは、人口増加です。地球の大きさに対して人口が十分小さければ、人間が何をしても、問題を起こさないか、起きても局地的なもので済みます。人口が増えれば、環境破壊につながるのです。

もちろん、人口のみが環境破壊の原因ではないし、人口が少なくても破壊が起きることはあるのですが、ひとつの人口が環境悪化の要因になっていることは間違いありません。

とはいえ、人口を恣意的に抑制することは、人権上もよいことではありません。女性の教育水準、経済水準が上がると、出生率も下がる傾向があり、女性と男性がきちんと話し合い、望む数だけの子供を持つ傾向が高まると、出生率が下がり、人口が安定するようになるのは、傾向として見て取れるのです

女性の地位がどの程度引く以下については、ネパール女性の人身売買や、西アフリカなどで見られる迷信による子供の殺人(間引き)など、いくつかの例を雑誌の記事やVTRで見て確認しました。

次に、では女性の地位を向上させるのに何ができるというhow?を考えました。

そのひとつの解として、女性自ら望む小さな起業を資金面から強力新しい融資のしくみ「KIVA」の例をVTRで見ました。ウガンダで内戦の被害に遭い、夫を失った女性が、地元の伝統的な手法でピーナツバターをつくって売るために必要な資金15000円ほどをネットを通じて借り受け、それを元手に事業を始めて成功する事例をみました。先進国の人にとってはそれほどの高額ではない金額でも、途上国の人にとっては(特に女性の立場では)大金です。この平価の差を逆に使えば、効果的に途上国の女性の地位向上につなげることができます。こういう新しいしくみを使って、ねらいを定めて女性たちを支援するというモデルが見えると、女性の置かれた状況が厳しかったとしても、希望もまた見えてくるのです。

ということで、複雑な環境問題ですが、解決策もまたあり得るということを、ひとつひとつ学んでいくことが、この会のねらいですので、ぜひ遊びに来てください。

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