(by paco)映画「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」を見た

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(by paco)映画「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」を見てきました。
いや?おもしろかったです。サイコーです!!!

浦沢直樹の同名のコミックが映画化されたのですが、映画はこの最終章の前に第1章、第2章がある三部作になっていて、今回、最終章だけ見てきた、というわけです。コミックも読んでいないし、三部作の前ふたつも見ていないので、国民的コミック「20世紀少年」の最も遅れてきたファン、ということになりそうです。

こんなに予備知識がないまま、見に行ったにもかかわらず、実に楽しめました。スゴいです。予備知識がないのはわかっていたので、さすがにちょっと予習をしていきました。
「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」のサイトにいろいろ解説があり、さらに前2つの章の映画へのリンクもあるので、このあたりの解説や、復習ムービーだけは見ていったのですが、まあ、基礎知識はそんなところだけで。

何がおもしろい映画か?

ちょっとネタバレモードなので、これから白紙の状態で見に行きたい人は読まないでくださいね。でも、肝心なところはネタバレさせないので、ほどほどの予備知識は知っちゃってもいいや、という人はぜひお読みください。

サイトを見てもわかるとおり、世界滅亡だとか、人類皆殺しのようなおっかない言葉が並んでいるし、謎解きもありそうなので、シリアスな映画かなと思いがちですが、そしてそういう側面もあるのですが、基本、エンターテイメントとしてみたい映画です。何しろ、パロディがたっぷりつまっているわけで、サイトを見ればわかるとおり、名前からしてパロパロです。矢吹丈、地球防衛軍、ヤン坊・マー坊など、昭和な香りプンプンで、ある意味、昭和のリアルを知らない若い世代が見るより、基本的に、主人公たちと同世代の、40代後半から50歳ぐらいの人たち向けのパロディで構成されています。ただ、パロディがパロディと見えないぐらいにシリアスにつくられているので、パロディとしてみないと笑えない、笑う気持ちで見ると、俄然おもしろい。

そういう意味で、この映画は「Always 三丁目の夕日」や「東京タワー」などの昭和ノスタルジー映画さえもパロディにしてしまっている、徹底した昭和こだわり映画と言えるのではないかと思います。もうこれで昭和ノスタルジーはおしまいにしよう、というようなさわやかさも感じました。昭和は、そんなにいい時代じゃなかったんだよ、わかるでしょ、というような。

キャストがすばらしいのもこの映画の魅力で、何しろ登場人物が多い。個性的な役者が配置され、コミック原作らしく、ビジュアルも思いっきり立っていて、楽しめる。エピソードもたくさん埋め込まれているので、ストーリーを見失いそうになるけど、個々のシーンに十分な描き込みがされているので、迷子にならずに楽しめます。基本ストーリーが素直なので、へんに裏読みしないで、シーンごとに楽しむのが正解です。

主演の唐沢寿明を、はじめてかっこいいなあと思ったというのは別にして、カンナ役の平愛梨(たいらあいり)がすごくいい。瞳がおっきくて、きりっとした表情、さわやかでシンが通ってかっこいいし、かわいいし。でも何より、声がいい。ちょっとはスキーに抜けた声は、YUIの歌い回しにも似て、実は顔もけっこう似ているので、もしかしてYUIが出ているのか?と疑ったほど。平愛梨を見に行くだけでも、価値があります。

僕は御用達の品川プリンスシネマで見たのですが、「シアターゼロ」と呼ばれる大劇場での公開だったので、前の人の頭がまったく視界に入らず、すばらしい劇場でした。オススメです。

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