(by yuki)大陸という中国、日本のような台湾

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(by yuki)5月末に端午節の連休があった中国。最近、連休の度に海外に行っている私の今回の行先は台湾でした。
突然の台湾行きのきっかけは友人とのチャット。アメリカ留学時代に出会った台湾人の友人とチャットで話しながら、「せっかくの連休」「広州から台湾は安くて近い」ということで、翌日には早速チケットを手配したという計画性の無さ。もちろん台湾でどこに行きたいか、何をしたいかなんてことも全く考えていなかったので、あわててガイドブックを買いに行くという始末でした。

今回、会いに行った台湾人の彼女とは、アメリカにいた時にレンタカーで二週間かけて西海岸を旅行したことがあります。私と、もう一人の日本人と、台湾人の彼女と、韓国人の友人の4人。アメリカに留学した別々の国から来た私たちが、まる二週間の間ずっと一緒に行動していたのですから、当然意見の食い違いなどで衝突することもありました。泊まったモーテルの部屋でけんかをしたり、でも一緒にいなければいけないから仲直りもしなきゃいけない。くだらないけんかばっかりだったけど、たまに歴史認識の違いというまともなテーマで言い合うこともあった。今回4年ぶりに彼女と会って、あの頃、彼女が言っていたことを思い出しました。

「中国語が話せて言葉の通じる大陸の人よりも、日本語しかできない日本人のほうが好き」

台湾の人は一般的に中国人民共和国(中国)と中華民国(台湾)はそれぞれ別の国だという認識で、中国のことを「大陸」と呼びます。一方、中国では台湾は中国の一部だという考えの人が多い(自分の話す相手がどちらかにより、この言葉は選ばなければいけません)。台湾は親日だと聞いていたけど、中国人よりも日本人のほうが好きという言葉までは想像していなかったから、この時の彼女の言葉は相当に衝撃で、だから今でも覚えていたのだと思います。

私が中国の人とも台湾の人とも付き合っていく中で、生活や雰囲気は日本人と台湾人のほうが、中国人と台湾人よりもよっぽど近くて似ている気がする。でも、もともとは中国福建省の人たちが台湾に渡って、今でも二つの地域で同じ言葉が使われていたりして、関係は日本よりもずっと深いはず。だから、彼女の言葉はとても意外だった。日本も含め、近代の歴史がどこまで影響しているのかは、もっともっと深く付き合ってみなければ、彼女の本心は分からないのかもしれませんが・・・。

4泊5日という日程で、台北のホテルに二泊、台北にある彼女の実家に一泊、花蓮という海辺の町に一泊しました。5日間の旅行中、ずっと彼女と一緒に過ごしてたくさんの話をしました。最後に別れてから今日までのこと、仕事のこと、それぞれ旅行に行った先のこと、アメリカ時代の友達のこと、これからのこと。

当時、同じようにアメリカで英語を勉強していた私たちの言葉は英語。もちろんお互いに母国語ではないから100%言いたいことが言えていたわけではないけど、とにかく必死でお互いの話を理解しようとしたし、自分の話を伝えようとした。
4年たった今、私と彼女の共通語は中国語でした。私にとっては慣れた言葉とはいえ外国語。彼女にとっては台湾語が母国語で、中国語も話すけど私の中国語とは多少の文法や単語の違いはあるそうで、やっぱり母国語ではないそう。「ゆきの中国語は完全に大陸の人の言葉だよね」と何度も言われたものです。

アメリカで出会った台湾人の彼女と、台湾で4年ぶりに会った今回。世界には色々な問題はあるけど、国を超えた友人、言葉を超えた友情は確かに存在するんだと再認識した台湾での数日間でした。

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