(by paco)中野民男さんのワークショップで「間」について考える

| コメント(0) | トラックバック(0)

(by paco) 先週末、「"組織の中で仕事をすることと生きることを探求する"ワーク ショップ --悩みながらも、勤め続ける元気が沸いてくる--」というのに出てきました。

主催しているのが、僕が研修を一緒にやっているパートナーの大川恒さんで、独特のワークショップ&ファシリテーションで知られる中野民男さんが主役。それに、最近注目のワークショップ手法である「ワールドカフェ」の日本への紹介者である香取一昭さんも参加、ということで、内容より彼らに会いに行ってきました。

テーマが「勤めながらキャリア開発とビジョンを描く」というものなので、僕には直接は関係ないんだけど、どんな人がどんなことに問題意識があるのかも木になってました。

冒頭、中野さんのプレゼンテーションがあり、彼自身が電通社員をしながら、彼自身のスピリチュアルな関心だったり、ワークショップの手法をどうやって学び、社員としての仕事との調和を取ってきたのかのライフストーリーが展開されました。中野さんは僕より3つ上なので、ほぼ歴史も近く、僕があれをやっていたとき、彼はこうしていたのかと、興味深いものがありました。

彼自身が自分の興味と会社員の仕事を一致させてきたやり方については、納得感があったし、共感もできたのですが、僕がおもしろいなあと思ったのは、午後の、彼のワークショップのやり方です。

基本的にはグループであるテーマについて考えるということなので、僕がやる場合と同じですが、僕がやる場合は、各グループをまわりながら、話す内容について共感のコメントを入れたり、考える方向性を示したりと、軽い介入を行います。中野さんの場合、どこかのグループに所属してしまい、それ以外のグループには入りません。スタイルの問題ではありますが、できれば、ほかのグループにも彼のファシリテーションの一端を見せてあげたかったなあという気がします。

グループワークのあとは全体討議のセッションを少し行いますが、ここで出てくる意見や質問について、中野さんはあえて答えたり、全体の中での位置付けを行うことはせずに、聞くことに徹するし、特に必要な場合以外は、質問に答える努力もしません。このあたりはワークショップの主役をあくまで参加者に置く姿勢で、ファシリテーションらしい形なのだと思いますが、参加者のお持ち帰り感、お得感としては、どうなんだろう、もうちょっと答えがほしいのではないかと感じました。

グループワークを3セッション行い、メンバーチェンジもするのですが、一度も中野さんとはなさい人も出てくるし、結局かってに話しただけで、シェアはするものの、方向性を示したりはしないので、参加者同士で話して聞く、というレベルに留まるのですね。それがいいという人もいるでしょうが、ちょっと物足りなく感じないのかなという気もしました。

そんな進め方ということもあり、中野さんの進め方は僕のやり方と比べるとかなりのんびりした進め方に感じるし、よく言えば間がある、悪く言えば間延びした感じも受けます。本来参加すべくして参加した人と、僕のように「不純な動機」で参加した人では印象が違うと思うのですが、どのように感じるのか、興味があるところです。

結局のところ、ワークショップはその人なりの答えは気づきを持ち帰ればいいので、気づくための間が重要というもわかるし、僕がやるように答えを示してしまえば(僕も答えそのものを示してしまうわけではないのですが、方向としては、僕は示す方向に振る)納得感は出やすいと思うのですが、それぞれ一長一短があります。中野さんのやり方も参考にして、もうちょっと間のビジタワークショップをやってみようかと思ったりしました。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://w0.chieichiba.net/mt/mt-tb.cgi/777

コメントする