2009年4月アーカイブ

(by JIN)
最近読んだ本「宗教と国家」は、20世紀の紛争解決に宗教が活用された事例がいくつも紹介されていました。たとえば、戦後のフランスとドイツの和解、南アフリカのアパルトヘイト撲滅、フィリピンの民主革命、等です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4569558062/

解決に宗教が役立った理由の1つとして挙げられているのが、宗教の持つ「物語性」が、紛争当事者の心の琴線に触れたのではないか、というものです。人の依って立つアイデンティティは、1つの「物語」であると考えられます。「どこで、どんな環境で生まれ育ち、どんな信念の元に生きているか?」という一連の生き方は、1つの「物語」と捉えられます。他方、宗教も、その起源には「物語」があります。多くの宗教の「物語」の骨格は、「苦しみ」とそこからの「救済」です。この「救済」は「紛争の解決=平和」と結び付くことがあり、それが紛争当事者の心の奥底にある「物語」と触れ合うとき、紛争解決の糸口がつかめる場合がある、というのです。

この見解には、違和感を覚えながらも、納得できる部分もあります。ただし、納得できるのは、一定の条件の下で、という留保がつきます。今回は、その辺りの事情を掘り下げてみます。

(by JIN)
Upoluちゃんは、高校1年生の女性ポップダンサーです。何を隠そう、pacoさんのお嬢さんです!私はそのダンスにとても惹かれるので、今回は、私がUpoluちゃんのダンスを観るようになった経緯を紹介をした後、惹かれる理由について触れます。

■Upoluちゃんのダンスを観るようになった経緯

pacoさんは、10年ほど前から、知恵市場を通しての私の憧れの人でした。それが、2年ほど前、職場の同僚の紹介でレストランでの食事の機会を持つことが出来ました。その出会いは、私にとっては、人生の1大イベント程に感動的なものだったのですが、その食事会の終わり頃、たまたまそのレストランの近くに立ち寄っていた奥さんとUpoluちゃんに出会ったのです。

(by paco)Salyuのライブで、最新シングル「ハルフウェイ」を歌い、これがなかなか軽快でいい曲なんだよね。

それで、やっぱり見に行こうと思い立ち、ロードショウ末期の渋谷に見に行ってきました。ハルフウェイは、「ロングバケーション」なんかのTVドラマのヒット作の脚本家として知られる北川悦吏子が初監督した作品で、主演は北乃きい、男子は、名前覚えてないけどイケ面の若手。北川悦吏子の脚本は、いかにもウケねらいが感じられてあんまり好きじゃないんだけど、プロデューサーに岩井俊二と見て、これは行かなくちゃと。「リリィシュシュ」「花とアリス」「スワロウテイル」では監督し、独特の映像美がかなり好きなんですが、今回はプロデューサー。そしてSalyuのボス、APバンクのボスであり、ミスチルのプロデューサーでもある小林武史が音楽監督となれば、まあ、ある種の水準にはあるでしょう。

(by paco)多忙続きで書きたいことが書けなかったのですが、ようやく時間ができたので、続けざまに書いていこうと思います。

4月8日(火)に、Salyu(さりゅ)のライブに行ってきました。ライブというより、コンサートという感じの、静かにじっくり聞き惚れる場です。Salyuは、オリコンヒットチャートを賑わすようなアーティストではないので、知らない人も多いと思います。僕は2年前のツアーの時もいったので(その時はCCレモンホール=渋谷公会堂)、2回目。僕はわりと飽きっぽいので、同じアーティストのライブに2回行くことはないのですが、Salyuは期待感があり、チケットを取ってbibiちゃんと二人でデートです(前回は娘も含めて3人で)。

この2年の変化、成長を本当に楽しみにしていったのですが、実はいちばん楽しみだったのは、ルックスの変化。ここ半年でぐいぐい痩せて、きれいになったんです。確か、27歳ぐらいなんだけど。もともと細いタイプではなく、わりとふっくら系ではあったものの普通な感じだったのが、2年前のライブの時は、かなり太めで、体型を隠すエスニック系の服を着てました。2001年からのPVが入ったClips(DVD)を見ても変化は明か。本人のコメントでもダイエットを命じられているというようなことが書かれていたので、どうなるかなと思っていたら、この1年でみごとに変身しました。ネットスズメの間では激やせ、大丈夫?などとささやかれていましたが、ポスターやCDジャケを見る限り、元気そうだし、ますます歌のうまさに磨きがかかり、という評も出ていたので、両方楽しみでした。

(by paco)前回の南山の視察記事に続いて、開発問題について考えます。

開発の構図については、保全運動のキーパースン、内田さんが書いた記事があります。基本的な構造はここにある通りです。

それと、雑誌SPA!が取材をもとに書いた記事もなかなかよく書けているので、PDA版でご覧ください。

僕が視察のときに撮った写真もこちらにアップしてあります。前回記事の写真以外にもたくさん入っています。

現場の強行着工のようすなど、動画はこちら。かなり衝撃的です、木がどんどん切られていきます。こんなことが今の時代、都会の中の森で行われていいのか?

(by環の花)

田舎に移り住んで半年経った。

「農的暮らし」に憧れて、今こうしてその暮らしをしているのだが、今のところ、概ね有意義に過ごしている。
この暮らしをする前、色々な方から田舎暮らしに対して「そんなに甘いものではない」等の苦言を頂いたが、特にそれに値するほどの困難には今のところぶつかっていない。気持ち的には田舎暮らし以前より以後のほうが楽な気がする。

僕的に、一番心配していた「人との交流」も(こんな人里離れたところでは誰もきてくれないのでは?)暖かくなるにつれて、色んな方面(分野)からの来訪者があり、新しい環が広がりつつあるような気がする。
今後自分がどんな方向に進んで行くのかは僕にもわからない。 ただ今は自分のやりたい事をなるべく忠実に真面目にやろうと思っている。

そうすれば、おのずと自分のイメージする暮らしがついてくるような気がする。

(by JIN)
「コーチング」という言葉が流行り始めて結構ときが経っていますが、最近、「聴くことの効用」について色々な分野で目にしました。今回のブログでは、「聴くことが求められる分野」と「聴くことの効用」について少し掘り下げて書いてみます。

■聴くことが求められる分野

聴くことが求められる分野を今回は3つ取り上げます。1つは、古くから言われているごくありふれた分野で、あと2つは最近知った分野です。

(by paco)東京・多摩丘陵の中で、最後に残された里山である稲城市の南山。昨日、ここの視察にいってきました。去年の暮れにここで開発反対運動を行っている内田さんとお会いして以来、ずっと見に行きたいと思いつつも、忙しくてなかなかいけず、昨日、ようやくいくことができました。

以前、ここの開発反対運動の署名お願いを、知恵市場で書いたことがあるので、覚えている方もいると思います。

多摩丘陵の開発は、多摩ニュータウン開発として昭和30年代から始まり、山を削り、谷を埋めて、計画人口30万人の大ベッドタウンを現出させました。その間、どれだけの自然が破壊されたか、生き物たちがどんな目にあったかは、スタジオ・ジブリ作品「平成たぬき合戦ぽんぽこ」に描かれているので、見ていない方はぜひ見てほしいと思います。

稲城市にはこの多摩ニュータウンで開発された宅地が今の売れ残っているのですが、それとは別に、この南山地区が昔の姿のまま、残されてきました。これは奇跡的なことです。

(by paco)麻生総理から、とんでもない発言が飛び出しました。

麻生内閣総理大臣スピーチ「新たな成長に向けて」(日本記者クラブにて)

すげ?すごすぎます。これはすごい発言です。

現在、国の正式な新エネルギーの導入計画では、2010年に3%、2020年に6%程度なのに、いきなり20%。しかも、国の計画には廃棄物発電や「その他」が入っていて、純粋に自然エネルギーを増やす計画ではないのです。

それが!! 上記の麻生総理の発言は「エネルギー消費に占める再生可能エネルギーの比率を今より倍増して、世界最高水準の20%まで引き上げたい」とはっきり再エネと発言しています。

(by JIN)
フジコヘミングについては、昨年秋にモスクワ交響楽団との共演コンサートに行った時のことをこのブログで紹介しました。
http://www.chieichiba.net/blog/2008/11/by_jin_13.html

4月12日(日)、前回と同じ上野の東京文化会館でリトアニア室内管弦楽団との共演があり、これにも行って参りましたので、感じたことをご案内します。
http://www.tv-asahi.co.jp/event/contents/2009_classic/0006/

結論としては、夫婦2人のS席2枚とベビーシッター代等併せて4万円の価値は十分にあったと思います。今回は、コンサートに出向いて気付いた点を3つの角度でまとめてみました。

(by yuki)とある日曜の夜の光景です。こちらに来てから始めたゴルフの練習をするため、一人打ちっぱなしに行き、コンビニに寄って部屋に帰るところでした。練習後のビールを楽しもうと考えながら、コンビニからマンションまでの500mの道には、もう暑くなり始めた広州では、外で涼んでいる人がいっぱいいました。ちょうど私のマンションの向かいに工人(一般的には農民工と呼ばれる地方からの出稼ぎ者)たちのプレハブがあります。部屋の中に水道やトイレはなく、数十人から100人ほどが共用で別のプレハブの中にある水を使用しているような状況で、もちろん部屋にエアコンなんかもない。夕涼みをするには屋外が一番なんでしょうね。Tシャツのすそをまくりあげてお腹を出しながら、道路に座り込んで仲間たちと飲んだり話し込んでいる彼らの横を、一人夜に歩くのはなかなか怖いものがあります。

(by環の花) 

最近畑仕事が忙しい。

何も無くても、草取りはあるので暇があれば草取りをしているので暇がない。

この前四月九日に雛が入った。今回で二回目ということもあり気持ち的には前回よりもだいぶ余裕がある感じ・・・。でいた。

前回は、自分のミスで5羽位雛を亡くしてしまったので(水が入ったバケツを雛小屋に置いておいたら溺死してしまった)今回は育成率100%目指そう。と思っていた矢先にやってしまった。

「圧死」である。寒かったりすると雛同士が固まって中央にいる雛が圧迫されて死んでしまうのだ。3羽死んでしまった。
これも、人為的ミス。もう少し気を使えば防げたかもしれない。

本当に雛には申し訳ないことをした。生き物を育てるというのは本当に難しい。

(by環の花)畑

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(by環の花)

妻です。

最近、畑も定植や移植で忙しくなってきました。
野菜も奥が深くて難しいです。セロリやレタスの苗がうまくいかず蒔きなおしたりして。水が足りなかったのかもしれません。
でも色々試してみたりするのも面白いです。
コンパニオンプランツの本を夫が買ったので少し試しています。野菜の側に雑草を移植したので近所の人がみたらビックリするかも。。

本日ひよこが90羽きました。(うち10羽は雛屋さんがおまけしてくれました)今もまだピヨピヨ鳴いています。おかあさんを探しているような声に聞こえなくもないです。

(by paco)NHKが今日からスタートさせる「プロジェクトJAPAN」シリーズ。

1859年、世界に船出した日本が直面したのは、戦争に次ぐ戦争の時代であった。その一方で世界は、「平和」構築の試みも始める。「戦争と平和の150年」というテーマを描く。

ということで、世界の中の日本の近代150年をシリーズで放送するという力の入った番組です。

僕はグロービスはじめいろいろなところで、そして本で(「先読み力」もそのひとつ)、近代史を理解することの重要性を話しています。

これまで、日本の近代史は、幕末?日露戦争(栄光の)と、敗戦への15年(見たくない歴史)に分断していました。今回のシリーズは、これを一本の線でつないでくれるのではないかと期待しています。

どんな番組になるかな。みたら、レビューをアップしたいと思います。

(by yuki) 前回・前々回は「中国人の反日感情」「日本人の反中感情」を書いてきました。では、私自身の中国や中国人に対する思いはというと……複雑です。嫌いではない。でも100%好きという感情だけではないのも確かです。
もちろんこの国の全てが好きなわけじゃない。何年もこの国で生活しているけど納得いかないところはいっぱいある。でも…「日本のアニメや文化は好きだけど、日本や日本人は好きじゃない」なんてセリフ、できれば聞きたくない。日本人のことを良く思わない中国人は多いし、そのせいで中国のことを良く思わない日本人も多い。だから自分くらいは「悪い面も含めて、中国に歩み寄る日本人」でいたいと思います。