(by yuki)日本の日本人から見る中国

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(by yuki)2008年の年末、日本の友人が広州に遊びに来ました。3泊4日という短い滞在でしたが、少しでもリアルな中国を肌で感じてもらおうと、スケジュールをパンパンにしてあちこち連れまわしました。「知恵市場」を通して、日本の日本人に本当の中国を伝えたいと思っていますが、やっぱりこの地に来ないとリアルさは伝わらないのではないかという思いもあり、私の友人が今回の滞在で何かを感じてくれていたら、と願います。
広州や香港を案内しながら、中国という国に何年もいる私には当たり前のことでも、初中国の有人にとっては相当に衝撃もあったようで、私にとっても改めて中国と日本の違いを実感させられる数日間でした。

■街中で英語が通じない
中国語での生活に不自由しない私にとっては、言われなければ分からないことです。広州人に広東語で話しかけられて、普通話で聞き返すということには慣れている私にとって、街中で英語が通じないなんてことは考える必要がありません。空港や外資系ホテルを除いて、基本的に中国語でないと不便で仕方ないということを改めて考えさせられました。

■道端に物売りがいる
例えビジネス街であっても、食べ物の屋台や海賊版DVD・CDを堂々と売っている人がいるのも私にとっては日常の風景。そういえば日本にはありませんよね。冬になると焼き栗や焼き芋の屋台が出始め、冬になったんだなぁと実感する程度でした。

■物乞いがいる
初めて中国に来た頃は見るたびにショックを受けていたけど、見慣れてしまった今は何も感じません。お金を恵んでもらうのをただ待っている物乞い、二胡を演奏する物乞い、タクシーのドアを開ける代わりにお金をくれるのを待っている物乞い…。彼らの横を通る度「相手にしなくていいよ」という私は、何の感情もなくなってしまっているのかな、とも思いました。

■反日感情がない
ちょうど小泉政権時代にいた北京では時々あった。でも、2008年、2009年の広州では気にしたことすらありません。反日感情はあるのかもしれない、でもそれを実感する場面なんて日常にはないんですよね。多少身構えて中国に来る日本人にとってはそれも意外なのかもしれません。

それらは初めて中国に来た時、間違いなく私も感じたことでした。でも何年も生活するうちに全てが日常になってしまって、言われなければ分からなくなってるんだな、と実感します。確かに日本人にとっては日本が一番便利。わざわざ中国で暮らす必要なんてない。でも、一旦は日本で就職したのにまた中国に舞い戻ってきた私の気持ちが、ほんの少しでも友人に理解されれば…そう思ってしまいます。中国を好きな日本人、日本を好きな中国人が一人でも増えてくれれば、「近くて遠い国」はいつか「近くて近い国」になるんじゃないか、そう期待しながら私はもう少しこの国にいたいと思った2008年の年末でした。

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コメント(1)

なるほどね?僕はyukiさんのレポートを読んでいるので、広州に行っても意外には感じないかもしれませんが、中国語がわからないと、観光しにくいのは確かにありそうですね。

東アジアの歴史を調べていると、日本と中国は、2000年の関係史がありながら、実は密接に付き合ったことがほぼ皆無であることに気づきます。一番密接だったのは、「不幸な歴史」の20世紀のようです。

日本が一番身近に感じる国は米国でしょう。逆も、次第に言えるようになって来つつあります。中国は、これからどんな関係になっていくのでしょうか、牽制試合ながらも、距離は確実に近づいていくのでしょうね。それも、yukiさんのような個人で中国と付き合っていく人たちが、一番中国と日本を近づけてくれるのではないかと思います。

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