(by paco)Japan Passinng? Rising Sun?

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(by paco)サブプライム問題という時限爆弾が爆発して、世界が金融不安に陥っていますが、そんな中で日本は、優等生と見られる傾向になってきたようです。日本の景気、経済指標は、よくないニュースばかりですが、米国、欧州、アジア諸国、BRICなどと比べると、安定感があり、特に米国から見ると、日本の現状は輝いて見える、それだけ相対的に日本の価値が上がっているという指摘がなされています。

サブプライム問題は米英流のレバリッジ金融が完全に失敗だったことを露呈したわけですが、欧州もこれに乗って成長してきたので、あおりを食って景気が減速しています。BRICは今はまだ成長中のように見えますが、ロシアは原油価格が暴落しているので、これから日取り経済不振に陥るでしょう。ロシア経済は好調に見えて、石油や天然ガスしか今のところ売り物がなく、この価格が高騰したことで、金持ちが増えていただけなので、今のように原油価格が一気に半分以下に落ち込めば、景気は冷え込みます。インドは、西隣のパキスタン情勢が不安定なこともあるし、米国からのIT開発の受注で成長してきたわけですが、これも米国経済の冷え込みで厳しくなるでしょう。中国の経済指標はなんとか維持しているように見えますが、化の国の数字にどこまで信頼性があるかは、判断が分かれるところです。主要マーケットの北米、欧州、日本ともに景気が減速して消費が落ち込めば、影響がないわけがありません。

そんな中、日本の景気も落ち込み、株価も低迷していますが、これがどのようなメカニズムで起きているか、今のところ僕には情報がありません。しかし、一般的に言うように、世界経済のあおりを受けて、といえるのかどうかは、注意深く見る必要があります。

今年の春ごろから、景気後退局面という話があったのですが、これは原材料・資源の高騰から来ているもので、それ以外のファンファメンタルズが悪化しているとは言えませんでした。米国経済が落ち込んでいるので、輸出は伸び悩むでしょうが、今は日本は米国だけを頼りにした経済ではないし、中国とのやりとりが多く、単純に米国が沈むから日本も、という時代ではありません。

円高に振れているので、輸出関連企業の業績が悪化すると見られるわけですが、日本の製造業は、過去の円高や為替相場に学び、生産を現地化したり、双方向にするなどして、為替差益・差損が極力でない経営に体質になっています。以前のように円高になったからと行って、製造業が悪化するというのは、古い考えです。

一方、輸入を見ると、円高ですから、高騰していた食料の価格は一気に落ち込んでいるし、米国での「投機マネー」がしぼんだので、穀物相場も落ち着いてくることでしょう。もともと需給バランスを超える高騰をしていたので、いずれ元に戻るのです。原油価格、そして原油に連動するエネルギー資源も同様で、投機マネーがしぼんで相場が一気に下がったし(150ドルから60ドル台に、予想を超えて、下がりましたね)、円高と合わせると、原油価格はここ10年来、ないぐらいの低価格になりつつあります。実際、ガソリン価格は、170円を超えていたのが、今は110円、100円を切るところも出ています。

政治の面でも経営の面でも、今ひとつぱっとしたところがないと見られがちで、株式相場が下がり、企業の景況感も悪化、といわれると、「世界不況の中で日本は何も手をも打てないので特にひどい」とか思いがちですが、日本の状況は相対的には悪く、かなりいいポジションに付けているし、こういうタイミングに下手に動くより、今は状況を見極め、どこに資源を投下するか、じっくり見極める方が重要だと思います。

来年1月にはオバマ新政権が誕生します。日本はああいう政治家がでないからだめだという意見もありますが、僕はそうは思いません。現政権がいいとは言わないけれど、今は見極めを重視するタイミングであり、麻生総理があまり大きく動いていないのは、悪いことではないと思えます。

Japan Passinng?
Rising Sun?

どっちに転ぶかはまだわかりません、今は、持ち場で粛々と質の向上を図るときだと思っています。

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