(by yuki)香港その1

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(by yuki)私の住んでいる広州から香港までは電車でわずか1時間半。香港がイギリスから中国に返還されたといっても、香港と香港以外の中国がやはりどこか別の国に感じられて仕方ないのは私だけではないのではないでしょうか。ある週末、一泊二日で遊びに行ってきました。

朝いちの香港直行列車に乗るため午前7時半に広州東駅へと向かい、まず駅へ入るために荷物検査を受け、更に税関のところでも再度荷物検査を受けなければならず、多少めんどうくさいのは仕方ありませんが、出境スタンプを押してもらいひとまず香港直行列車に乗ります。広州から香港の間は本当の国境ではないのかもしれませんが、それでも列車で国境(のようなもの)を通過する感覚は、海に囲まれた国に住む日本人にとっては新鮮なものではないでしょうか。時間があれば列車で中国からタイやベトナムに行くのも面白そうだなぁなんて考えてしまいます。

中国の列車は基本的に全席指定で、香港行きの列車は日本の一昔前の新幹線のような雰囲気をもっています。席に座り列車が出発すると無料のミネラルウォーターが配られ、それを飲みながら30分もすると東莞へ。更に深センを通過し、列車は香港の紅序ッ(Hung Hom)駅へとつきました。
列車からホームに降り立った時まずはじめに感じたのは、ホームの雰囲気が広州東駅や中国のその他の駅のそれとはまったく別ものだということ。明るくてキレイで、看板やポスターに書かれている漢字が大陸の簡体字ではなく繁体字であることにも新鮮な感覚を覚えました。

タクシーやお店やホテルなど、ありとあらゆる場所で普通話が通じることにも驚きました。中国語にはたくさんの方言があり、その方言が日本の方言とは比べ物にならないほど違いが大きいのです。一般的に日本で中国語とよばれるのは普通話のこと。その普通話はできる私ですが、広東語にいたっては何をいっているのかさっぱり分かりません。ネイティブの中国人ですら広東語は分からない、それほど違いが大きいのです。
香港においては広東語と英語が話されていると聞いていたので、私の使える普通話は役に立たないなぁと思っていたのですが、どこに行っても普通話が通じるではありませんか!もちろんなまりがあるため、普通話の発音はむしろ私のほうがきれいかもしれませんが、それでも北京や上海や広州で普通話を使って生活してきた私にとっては、言葉の面で苦労しなかったことは非常に大きかったのです。

今回は香港島へは行かず、大陸側の九龍エリアをまわっていました。九龍では尖沙咀(Tsim Sha Tsui)と呼ばれる付近で免税店やブランドショップめぐりを、油麻地(Yau Ma Tei)と呼ばれる市場を散策したり、一泊二日のわりにボリュームたっぷりの時間を過ごしました。夜はヴィクトリアパークであの有名なライトショーを見て、香港のパワーや勢いを感じました。正直に言うと、オリンピック直前に訪れた北京よりも、香港のほうがパワーがあり力強いと感じてしまいました。

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