(by take)フィリピンのメイドは凄い!

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(by take)日本人に「メイドを探している」と言うと、「貴方って実はお金持ちだったのですね。」とか「あそこのメイド喫茶は可愛い子が多いですよ。」とか勘違いされそうですが、フィリピンは人件費が安いことがベースにあるので、比較的簡単に人を雇うことが多いのです。つまり僅かな金銭的な余裕がある家では、家事や子守の為にメイドを雇う事は、珍しい事ではありません。

麻衣が生まれても、しばらくの間ロナリンのお母さんが同居してくれていたので僕はメイドを雇うことには消極的でした。やっぱり知らない人が家に寝泊まりするのは何となく安心できないし、同じお金を落とさなければいけないのなら、親戚に子守を頼んでお礼を渡す方がいいなと感じていたからです。
でもロナリンが真佐人を身ごもった時に、卵巣ノウ種が見つかり、大きく家事を制限されてしまい背に腹は代えられず、メイドを雇うことになりました。

ここで先に一般的なメイドの処遇などに触れておきます。お給料は1ヶ月1,500ペソ?2,000ペソぐらい(3,750円?5,000円程度)が相場です。地方から出てくる住み込みメイドならお休みは週単位ではなく、半年毎に1週間のバケーションを上げるからお金を貯めて実家に帰りなさい、などというパターンも多い様です。仕事は掃除・洗濯・買い物などの家事全般。それに子供がいる家庭なら子守もプラス。家事で特に洗濯は、まだまだ洗濯板で手洗いの習慣が残っていて重労働になります。我が家は洗濯機を購入しているのですが(大金を叩いて日本製の全自動洗濯機)ロナリンは頑なに「襟元などは一度手洗いしなければきれいにならない。それに子供の服も手洗いじゃないと(きれいじゃない様で)安心出来ない。」と一度丁寧に手洗いしてから洗濯機にかけています。確かに麻衣の服はおてんばを象徴するように真っ黒に汚れていますから、確かにしんどくても2度洗いは有効かもしれませんけど、、、ともかくフィリピンでは洗濯は結構重労働な家事です。

さて、最初に雇ったメイドはロナリンの実家の近くに住む50代のメイドです。ロナリンのお母さんの紹介だったのですが、このメイドは狡賢い人でした。働きだして1週間ぐらいは良く仕事をしてくれたのですが、娘ぐらいの年のロナリンからあれこれお願いされるのが疎ましくなってきたのか、段々ロナリンの言うことを受け流す様になってきました。卵巣ノウ種を煩っていた当時のロナリンは医者から「重たいものを持つと卵巣が捻転を起こす危険性があるから、絶対無理をしないで下さい。」と指示されていました。妊娠の安定期前でもあり、僅かな家事でも気を遣っていたのです。それ故母親と同じぐらいの年令のメイドが、お願いすることを聞いてくれないのが、かなり精神的に負担になっていたようでした。それを見かねてロナリンのお母さんがメイドに注意すると「あんたにお給料を払ってもらっている訳ではない。」と開き直るのでした。そしていつもお願いしていた食材の買い物の値段をごまかしてお金をくすめていた事が判明して、僕が問いただすと散々言い訳したあげく翌日荷物を置き去りにして出ていきました。1週間ぐらいして、僕の留守の間に荷物を取りに来てそのままさっさと出ていったそうです。

次に雇った30代子持ちメイドは当時同じアパートに住んでいた人の紹介でした。このメイドは心優しくて娘の麻衣とも仲良しでした。セブ島の隣の島ネグロス島から定職のない夫と3人の子供を残してセブに出稼ぎにきたのです。毎日一生懸命働いてくれましたし、お金に関してもきっちりしていました。働きだして2週間ぐらいすると、「実家から連絡があり、子供が寂しがっているので、3日だけ休みをくれませんか?」との申し出がありました。まだ小さな子供も置いてきたから可哀想だとロナリンと話し合いました。でも働きだしてすぐだからお給料もないので、交通費を立て替えてあげてお休みを取ってもらいました。ところがセブに帰ってくる予定の日になっても、連絡もないまま帰って来ません。携帯に電話をしても本人が出ず、親戚が「もうセブには行けない。変わりの人を探してあげるよ」という話、、、2日ぐらいしてようやく本人に連絡が着いたのですが、「夫が子供の面倒を見きれないので、セブに戻らずここで子供の面倒を見てくれと言われた。ごめんなさい。」と言われてしまいました。いやはやこの人達は「約束」は重たい出来事ではない様です。とほほ、、、日本人の感覚で行けば、一旦期日に帰ってきて、面と向かって相談するのが筋という感じなのですが、感覚がやっぱり違います。

そんな事が続いていたので、ちょっとメイドを雇うには嫌気がさしてきたのですが、真佐人が生まれ、さらに猫の手も借りたくなるぐらい忙しくなりました。
同じ時期に僕が務めている会社のオーナーの住まいが会社のすぐ近くにあるのですが、オーナーがその私有地の一角にある社宅に引っ越しの手配をしてくれました。通勤時間が大幅に短縮されるし、社宅には顔見知りのフィリピン人の従業員も住んでいるので、色々と公私にわたって助け合うことが出来て、とても便利になります。でもオーナが従業員とその家族のみしか立ち入り出来ないと言うルールが有ったのです。これは治安・防犯の意味合いもあるいし、オーナーが直接知らない「従業員の親戚」が勝手に住み込むのを防ぐ為に取り決めた事でした。(裏を返せば、こういった取り決めがないと、どんどん親戚が家に訪ねてきては、寝泊まりを繰り返すようになってしまいます。僕の前のアパートがそうでした。)それ故ロナリンのお母さんも週末だけしか訪ねてくることが出来なくなったのです。いくら僕ががんばって家事の手伝いをしても、出勤しているお昼間に2才のおてんば娘と生まれたばかりの乳飲み子の世話をロナリン一人でこなすのはさすがに大変ですから、渋々30半ばの離婚した子持ちメイドを雇いました。

このメイドが、一番太刀が悪くて僕らの知らないところで、作り話を敷地内に住む他の従業員の家族にしていたのです。「ロナリンが娘の麻衣を風呂場に閉じこめて殴っている。」と言ったたぐいの話を、なんと堂々と社長の奥さんにまで話をしていたそうです。全くのデタラメです。理由もわかりません。まるで愉快犯です。もちろんその事が露呈して、辞めてもらいました。おかげで可哀想にロナリンは社長の奥さんの誤解を受けて、いわれの無い注意をされてしまいました。僕と一緒にじっくり話を聞いてもらい、誤解と分かったので良かったです。反対に社長の奥さんは誤解していたことを悪く思ったのか、それ以降は以前にも増して随分僕たち家族の面倒を見て下さるようになりました。

そしてつい先日雇ったメイドはレイテ島から来た20才の独身女性。結婚資金を貯めるために住み込みで働きたいとの事でした。彼女は会社のガードマンの娘で、身元もはっきりしているので安心でした。全く外で働いたことは無いけど、家で家事手伝いはずっとしてきたとの事だから大丈夫かなと思っていました。ところが着いた初日に色々聞いてみると、料理は全く出来ないし、仕事から帰って来ると、まだ9時なのにソファーでぐっすり寝ています。ロナリンに話を聞くと、料理が出来ないからロナリンが彼女に夕食を作ってあげて食べさせたそうです。食べてしばらく片付けをしていた様ですが、疲れたのか殆ど片付けが出来ていないのに寝てしまったとのこと。やれやれです。翌日僕が穏やかに昨日の出来事を注意すると、いきなり号泣、、、こっちが泣きそうです。心配だったので、夜早めに帰ってくると、まだしくしく泣いています。一日中泣いていたらしい、、、そこにガードマンのお父さんが顔を出した途端「お父さん、もう家に帰りたい!!ママが恋しい。」と再び号泣です。まるで小学生の低学年の子供を虐待したような気分でした。そして3日後レイテに帰っていきました。

カオハガン時代の先輩にその話をしたのですが、「うちも何人もメイドを首にしたよ。メイドって特別な能力がなくてもすぐ出来る仕事だし、お給料の水準も低いだろ。僕らの求めるような能力にある女性は、もっと高収入のちゃんとした職に就けることが多いから、当たりの少ない市場で見つけるようなもんだよ。良いメイドに当たる方が珍しい。とんでもないメイドに未練や情けは不要だよ。」と教えてくれました。全く僕の感じている事と同じ事でした。

フィリピンのメイドにまつわる話は腰が抜けそうな凄い話が沢山あります。恐るべしメイド!やられっぱなしです(by take)

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