(by yuki) カルフールへの不買運動(1)

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(by yuki) 今、中国について一番の話題といえばやはりカルフールの不買運動でしょう。
こちらの雑誌で取り上げられるのはパリでの華人の集会と中国各地でのカルフールの不買運動について。新聞で取り上げられるのは北京オリンピックについて盛り上がっている様子が毎日何面にもわたり特集され、合間にチベット騒動の被告人の刑期について。チベット騒動については“3・14”、パリでの集会については“4・19”なんてそれぞれ呼ばれています。
しかし…そもそも事の発端は3月のチベット騒動のはずだったのでは??チベット騒動→→聖火リレー、仏大統領発言→→カルフール…となっているのでしょうか?中国での報道を見る限り、チベット騒動についてよりもカルフールへの不買運動についてのほうがメインになっています。

ある「中国新聞週刊」という雑誌を例に、中国でどのように報道」されているのか紹介してみたいと思います。

「なぜカルフールを排斥するのか」という記事。特集の初めのページには、カルフールの前に押し掛けた人々の写真。大きく掲載されたプラカードに書かれた文字は「カルフールは出て行け。チベット独立反対。北京オリンピック支持」となっています。(文字だけ見ると、全く別々の事柄なんだよなぁ)10ページにもわたる特集なので全て翻訳するわけにはいきませんが、記事の冒頭のみご紹介したいと思います。

記事の冒頭:
今回の運動は21世紀の中国で3度目の大きな外国商品不買運動である。矛先は中国で最も信頼ある存在、フランスのカルフール――中国30都市以上に112店舗をもつ。
不買運動に参加する人たちの中では、1980年前後に生まれたホワイトカラー層がこの運動の中核メンバーだ。外資企業や外国文化が中国に入ってきたこの10年で、彼らは自由、民主、法治について知識が乏しいわけではないし、中国と44年もの外交関係をもつフランスに対して好感を持っていないというわけでもない。しかし、今回の聖火リレーランナー走行中の衝突は、多くの人に“自分たちは裏切られたと感じた”と思わせるものだった。そこで、彼らはカルフールへの不買運動により自分たちの訴えを表現することを選択したのだ。

こんな内容の記事冒頭です。更に後ろには「ルイ・ヴィトンはチベット独立に寄付したのか?」「私がなぜ不買運動に反対するのか」といった記事が続きます。ざっと読んだところ、不買運動の様子を単純にレポートしている記事や、“我々が外部の世界に偏見を持っているとしたら、どうやって外部の中国に対する理解や偏見を変えることができるんだ?”といったコメントまで見受けられました。
雑誌ではもっと煽った記事が載るかなぁと思っていたので、意外と冷静だと思うと同時に、被害者意識は強いけど加害者意識がゼロなのもうかがえます。

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