(by paco) 宇多田ヒカル、青山テルマ、いきものがかり

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(by paco) 久々に音楽ネタで書きます。最近ちょっとお気に入りの3枚です。

★1枚目は、宇多田ヒカルの新譜「HEART STATION」。

宇多田ヒカルを知らない人はほとんどいないと思うのだけれど、アルバムを買ったとか、曲をよく聞くという人は意外に少ないような気がします。その一方で、ここ数年も出すシングルは軒並みトップ10入りというのも事実で、ある意味、誰が買っているの?というアーティストのような気がしますが、あなたは買ったことがありますか?

僕はデビューから少し遅れて聞き始めて、「Automatic」のすごさにうろたえたクチで、セカンドアルバムの「Distance」まではきいていたのですが、その後はフェードアウト気味でした。シングル曲はすべていい感じなんですが、どうも濃すぎるというか、アルバムとして60分聞き続けると、途中でおなかいっぱいになって止めちゃうということが多かったような気がします。あきるというより、ここの楽曲ががっつり効いてきて、疲れて来るという印象でした。

そんなわけで、気になりつつも、買ってなかったHikkie。今度の新譜はいいよ、という評価を聞いて、買ってみました。トップチャートととったシングル「HEART STATION」「Stay Gold」は文句なしにすばらし曲なんですが、問題はほかの曲も含めたアルバムとしての魅力。と、思いつつ何度か聞いていると、これがボディブロウのように響いてくるのです。

特に後半の「テイク5」「ぼくはくま」「虹色バス」そしてそのまま続いて始まるボーナストラックの「Flavor of Life」のPOP Versionまでの4曲並びがすばらしい。「Flavor of Life」は、4曲目にアコースティックバージョンというか、ほとんどアカペラバージョンが入っているのですが、これはこれでいいけれど、最後のPOPなアレンジの方が軽くて好きだな。その前の3曲も、濃すぎず、適度にポップで聞きやすい、けれど、宇多田ヒカルの住んだ高音がよく聞けてすてきだし、「僕はくま」(NHKみんなの歌)、「虹色バス」は、新境地を感じさせます。

Hikkieをちゃんと聞いたことがないという人にもお勧めの1枚。

★続いて2枚目は、青山テルマの1st Album「DIARY」。青山テルマは、いまラッパーのSoulJaをフィーチャリングした「ここにいるよ」が大ヒット中で、一気にブレイクしている20歳のR&Bシンガーで、ハーフだかクオーターだけでトリニダート・トバコ人の血が混じっているということで、ちょっとエキゾチックなルックス、特に厚めの唇が、見慣れると、けっこうそそられます。

テルマの魅力は、グルーブ感あふれるR&Bボーカルなのに、POPSっぽいスムーズな歌い方もすなおにできる点で、ヒット中の「ここにいるよ」は、そんな彼女の素直な歌い方がよく出ています。ちなみにラップの合いの手を入れているSoulJaも、なかなかイケ面で注目です。

ラップやR&B系のブラックテイストあふれる曲としては、YA-KYIM(ヤーキム)のMIKUをフィーチャーした「GOOD TIME REMIX」、童子-Tをフィーチャーした「This Day」なんかがおしゃれだし、POPS系だと「このままで」ではピアノバックの美しく素直なバラードを歌いこなして、なかなかやるじゃん、という感じ。「My Dear Friend」は、そのまま聞いていると、これは宇多田ヒカルか?という、イメージが重なるところもあるけれど、ほとんど新人でこの実力はすごすぎ。これからが楽しみです。

★3組目は、いきものがかり。こちらはボーカルの女子、脇を固める男子×2のスリーピースバンドで、"切な"系の王道JPOPを聞かせてくれます。デビューから2年、はじめから快調にとばしたというわけではないけれど、確実に成長してきた伸び盛りのバンドです。紹介するのは、発売したばかりの2ndアルバム「ライフアルバム」。

男子たちのつくる楽曲がJPOPフレイバーたっぷりで聞きやすいというのは前提にあるとして、聞くたびに感心するのは、ボーカルのKIYOEの声と歌唱力。ファルセット(裏声)を巧みに使ったボーカルスタイルは、ガールポップ好きの僕にはたまらずゾクゾクものです。

ただいまヒット中の「花は桜君は美し」は泣かせるフレイバーたっぷりで一押しとして、2バージョン入った「茜色の約束」もしみじみ気持ちがいいです。「青空グラフィティ」「青春ライン」の2曲は、青春まっただ中の若者が青春を歌うと失敗するよね?という、消化し切れてない感があって、いまいちだけど、そのぎこちなさが魅力とも言えるかも。彼らの魅力をストレートに出しているのは、意外にこぢんまりとした小品「@miso soup」なんかがおすすめ。こういう軽いpopsが完成度高く歌えるアーティストは意外に貴重だと思うのだよね。注目は「ニセモノ」。ブルースハーモニカをたくさん使って、けっこうブルージーな曲&Aレンジ、そこに、社会批判をこめた詞が乗って、こういう曲も作るんだねーという意外な、というのか、素のままの彼らなのか、が出ていて、これからの展開が楽しみです。といいつつ、僕が一番好きなのは、ラストソングの心地よいバラード「月とあたしと冷蔵庫」。切な系の彼らの魅力爆発のラストです。

ということで、最新JPOP、3枚ご紹介でした。
ご賞味あれ。

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