(by ショウコ.i)ある女性のワーク・ライフ・バランス「伝えること」

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(by ショウコ.i)先日の日曜日、参加している『NPO法人キャリアコンパス』の活動で
株式会社キャリアデザイン・インターナショナル社長である池田文子さんの話を伺ってきました。
 株式会社キャリアデザイン・インターナショナル  
 ハートギフト 

彼女のビジネスの形について感じたことを一言で言うと
「いわゆる商売という言葉でイメージされるものではないな」
ということです。
「いわゆる商売」ではないな」というのは
ある価格で準備した商品(サービス)を、価格を上乗せして転売することで利益を得ることを一番の目的としているわけではなく、あくまで彼女が「あったらいいな」と本心から感じたもの、求めたものを実現することをライフワークとしているのだという印象を受けたということです。

池田さんの事業内容について、言葉で説明すれば
「オリジナルギフトに特化したインターネットショップ」であり
事業形態について説明すれば
「在宅勤務を希望する女性をうまく活かしたSOHO型、クラスター型事業」
とでも言えます。
そして、こうやって説明した場合の第三者の理解は
「ネットギフトショップを、在宅勤務スタッフによって機動的に運営しているんだな」
となる。

これは間違いではありません。
が、決して
「ギフトショップが目的で運営形態およびスタッフの勤務形態が手段」ではない。
そうではなくて
「ネット上のギフトショップ」も「SOHO型の運営形態」も
彼女が社会に対して提供しようとする「目的」であり
彼女自身がやりたいことなのです。

そして、そんな彼女の社会参加の形は、より多くの女性にとって、
そして私自身にとっても大きなヒントになり得るような、そんな予感を
じんわりと、でも強く感じました。

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先に「ギフトショップ」も「SOHO型運営形態」も彼女のやりたいことなのだと書きました。
これらは、彼女自身が、自らの生活経験の中で「欲しい」と感じたものであり
「あったらええな」と思ったもの。

そして、そうやってイメージしたことたちを、
もちろん最低限の実現可能性・継続性は検討するにせよ
あくまでその実現そのものを目的として、生み出し、実行に移した、ということ・・・

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決して少なくない女性が、社会参加に際して「矛盾」や「違和感」を覚えるという現状。
それはつまり、生活とのバランスであり、自分の生理リズムとの不一致。

例えば、子供を育てたい、家事に取り組みたい、そのためにいわゆる仕事の量を調整したいと考えたとき。
人間としてはとても大切なことであるはずの「労働」「社会活動」が、現実的な社会的モノサシを持ってきたときに、それは評価されないもの、平たくいえば現金収入を生まない活動・社会的経験とならない活動=価値が低いとされてしまう・・・ことが理由で躊躇してしまうこと。

自分自身が、日々の生活やこれまでの人生で体験し、自分の中で咀嚼し、再生産して後進たちに与え伝えていく
・・・女性としての「矛盾や不合理さえ包みこめる」思いやりや優しさを周囲に。
・・・子供を生めば食物を、知恵を。
・・・同世代・同地域の仲間たちともうまく連携し、
・・・子供が育てばその子供の子育てをサポート、
・・・おばあちゃんになれば孫世代に、生きた知恵を伝えていく・・・
そんな行動に誇りを持ち、社会参加だと堂々と言えないこと。

池田さんの社会参加のスタイルを伺って感じたことは、まさにそんな
「体験を咀嚼して、再生産する」という、女性にとってとても自然でシンプルで誇り高い社会的役割を、現実社会にフィットする形にして実現している!ということでした。

具体的には
ネット上のギフトショップは池田さんが妊娠・子育て中(98年ごろ?)に。友人への贈り物を買いにいけない、じっくり選べないという不満を解消しようとしたことがきっかけ。
また、在宅勤務スタッフと連携するという運営形態は、子育てや自身の心身の問題でフルタイム勤務・会社勤務が難しい(けれどもやる気とスキルはある)女性の社会参加の形があればという思いが原点。

表層的に見れば自身の不満を商品に結び付けました、というとありふれた商品誕生秘話でしかないのですが
よりダイナミックに、女性の日常と人生という流れで考えたときに、「自分自身が、まぎれもない自分自身の日常および人生の中で体験し、咀嚼したことをベースに」社会に参加するんだという基本原則を守ることができるということが
どれだけ素晴らしい意味を持ち得るか・・・!
(さらにこうやって理解していくと、その他の事業、ラジオ出演や講演、マーケティングシステム構築なども、彼女自身の咀嚼によって再生産された「伝える」であることが理解できます。)


今回の話は、特別劇的な衝撃を与えてくれるものではありません。けれど、ボディブローのように、私の長期的今後に素敵な視点を提供してくれるように思います。
日々、充実を感じること、自分の心身や周囲の人たちを丁寧にケアし続けること、自由自在に咀嚼し、再生産し、伝えること。
そして、その具体的な内容が私の場合、どんなものたちで構成されていくことになるのか。
(イラスト、ものづくり、料理、家事、文筆・・・・つながりそうでワクワクしますよ?!)
一歩一歩、丁寧に確認しながら、自信と責任をを持ってやっていきたいと、そう思っています。

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