(by まつおっち)自分らしさの見つけ方

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(by まつおっち)

キャリアの話でよく出てくる「自分探し」。

これってどういう意味なんでしょうか。
深く考えたことありますか?


「自分探し」の本質的な意味は、「自分らしさ」、
すなわち「自分の個性」がどんなものなのかを知り、理解することです。

わざわざ、‘探しにいく’必要はありません。

私たちは、生まれながら一人ひとりが異なる個性を持っています。
元々自分の中にあるものですから、どこか別のところにあるかのように考えなくてもいい。

今ここにいる自分自身を理解することが、「自分探し」です。


とはいえ、自分自身を理解するのは結構難しいことですよね。灯台下暗し。

「自分がどんな人間か、よくわかってるよ」

と確信を持って言える方は、意外に少ないんじゃないでしょうか。
でも、働くことのひとつの意義は、仕事を通じた「自分らしさ」の発揮にあります。
ですから、自分を理解することはとても大事なことなのです。


そこで、今回は「自分らしさの見つけ方」をお教えしたいと思います。

なお、「自分らしさの見つけ方」の‘見つけ方’とは、元々持っているけれども、
埋もれてしまって気付かない自分の個性を掘り起こすというイメージです。


さて、「自分らしさの見つけ方」について大きなヒントを与えてくれる映画があります。

89年の映画、『いまを生きる』(原題:Dead Poets Society)です。

この映画は、厳格な全寮制高校に赴任したキーティング先生と生徒たちの交流を描いた話です。
詩を教えるキーティング先生は、規律を重んじる学校らしからぬ、
型破りの奇妙な授業をやって生徒たちを驚かせています。


ある日の授業では、生徒たちを中庭に集め、まず3人の生徒を歩かせます。

そして、キーティング先生は次のようなことを言うのです。

“3人の生徒それぞれ、独自の歩き方やペースがあるのがわかるだろう。
私たちは、他人と異なる歩き方をしたいと思うものだが、つい他人の歩き方に
自分を合わせてしまいがちだ。同様に、自分の信念を貫き通すのは難しい。
だが、自分に自信を持ち、たとえ他人に非難されようとばかにされようと、
自分だけの歩み方を見つけるのだ。自分の信念に従って生きよ!”


ここで、キーティング先生は、いたずらに他者と同化することをせず、
自分の個性を発揮して生きることの大切さを教えてくれているわけですね。

実に印象的なシーンなのですが、私が別の視点で気付いたことがあります。
それは、キーティング先生が、まず生徒たちに他人の歩き方を観察させた点です。

自分の個性というものは、自分自身を見つめているだけではなかなか見えてこない。
まず他人をよく観察しろ、ということを示唆しているのだと私は思ったのです。


そうなんです。

「自分らしさの見つけ方」は、
実は「他人らしさ」をまず観察することから始めるべきなんです。


あなたの同僚、上司、友人・知人、まったく知らない人でもいいんですが、
周囲にいる人々の行動を注意深く眺めて見ましょう。

人それぞれ独自の思考スタイル、行動スタイルを持っていますよね。
一人として同じスタイルを持っている人はいないはずです。

こうして、さまざまな人々の「他人らしさ」を見ていく中で、
「自分らしさ」がだんだんとわかってきます。

たとえば、あなたとはまるで気が合わない人が何人かいるでしょう。
おそらく、その人たちの個性に対して、あなたの個性は正反対のものでしょう。
逆に、とても気が合う人がいたら、その人の個性とあなたの個性はとても近い、
すなわち似ているんだと思います
(言うまでもなく、どんなに似ていても、決して「同一」ではありませんよ)。


「自分らしさ」は、「他人」と比較することによって、理解しやすくなるのです。


最近出版された

『イッセー尾形の人生コーチング』

に書かれているのですが、
イッセー尾形の演出を長年手がけている森田雄三氏は、

「自分探し」は「他人探し」

とおっしゃっています。

「他人探し」とは、まさに他人の個性を理解することです。

それが「自分探し」につながるのだということなのです。

また、脳科学者の茂木健一郎氏も、

「自分の個性を理解したければ、まず人に会いなさい」

とおっしゃっています。


他人は、あなたの外側にたくさんいますよね。
ですから、文字通り「他人探し」のために外に出かける必要があります。

「自分らしさ」を見つけたかったら、
家にこもって鏡の中の自分を見つめているだけではダメです。

自分の殻を出て、さまざまな人たちに会いまくるのです。
そうすればきっと、少しずつあなた自身がわかってきます。

(by まつおっち)

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