(by take) HAPPY BIRTHDAY

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(by take)おかげさまで愛娘「麻衣」は5月27日に満1才のお誕生日を迎えることができました。親バカとしては娘の成長は嬉しい限りです。今回はフィリピンでは特に大切とされる「初めてのお誕生日」について書いてみます。

まずフィリピンと日本では「お誕生日」のお祝いで全く違う点があります。これをよく理解しておかないと「今日は僕の誕生日だよ!」と言うと、思いもかけない展開になります。

日本は誰かお誕生日の人がいると、親や友達がお祝いをしてくれます。パーティを企画してくれて、ご馳走してもらったりします。本人は至れり尽くせりですね。
フィリピンでは、「誕生日」は、その本人が周りの人を招き、お祝いをするのです。つまり自ら企画してご馳走を用意し、おなか一杯みんなに食べてもらうのです。

沢山人が来てくれると出費も比例して多くなるのですが、それは人気者の証拠、人望が厚いという印なので、なけなしのお金をはたいてでもおごってしまいます。
だからお金がない人は、自分の誕生日でも黙っています。寂しいですねー。僕も前回の自分の誕生日は予算不足の為、オフィスで貝のように口を閉ざしていました。(笑―しかも本当の話)そう「今日は僕の誕生日だよ!」と言うと、「じゃぁお祝いしよう!何を食べようか?(もちろんおごりで)」となるからです。

そして、お誕生日の中でも満1才のお誕生日は特別です。その理由は、フィリピンは日本と違い貧富の差が激しい為に、まだまだ貧困層では乳幼児の死亡率が高く、特に抵抗力の少ない0才児は危険が付きものです。そこで満1才になれば「もう大きくなったので大丈夫だね。」という意味合いもあり、盛大にお祝いをするのです。

一般的なお誕生会のスタイルは「キッズパーティー」ですね。近所の子供を招いてみんなでゲームをしたり、歌を歌ったり、もちろんケーキやアイスクリーム、キャンディーを食べたりして楽しみます。予算が充分ある人はレストランやホテルを借り全てそこでやるのですが、うちはそんな余裕はないので、会社のスタッフや契約ガイド20人程度は、会社の近くのレストランで簡単なお食事会にしました。そしてランチ後に奥さんの実家で近所の子供達20人に招待状を出して「キッズパーティー」の2部構成で楽しんでもらおうという事になったのです。
今回も「結婚式」同様に当日になるまでパーティーに「何人くるか分からない」ので準備はマックスを想定しなくてはいけません。(招いた人が勝手に知人を連れてくるからです)案の定奥さんの実家でするキッズパーティーは、35人以上の子供がおしかけ、アイスクリームやケーキ、スパゲティーに豚の丸焼きを堪能していました(笑)

お誕生会を通じて今回実感したことは、フィリピンの親子は本当に親密な関係だということと、近所付き合いが濃くそれがきっと「助け合いのコミュニティー」と作る土台となっているんだなぁという2点でした。

子供の誕生日には、子供が寂しい思いをしないように「沢山の子供」を招いてにぎやかに行うのが良いこととされているフィリピンのお誕生日で、招かれた子供の親も一緒に来ることは珍しくありません。日本で子供の誕生会に母親や父親が一緒に参加するのは、親しい間柄で「招かれなければ行かない」ことが多いと思いますが、ここでは親子一緒に仲良く来てくれます。そして誰の誕生日か分からない位大人もカラオケやダンスで盛り上がります(^_^;)子供と大人対抗で「セクシーダンスコンテスト」などを開催して、親子が同じ事で楽しい時間を過ごしています。日本は子供同士で遊んでいるのを、親は親同士で話をしながら見ている感じだと思うのですが、どうでしょうか?

それに近所づきあいの濃さも実感しました。結婚して奥さんは実家を出て僕と住んでいますから、同じセブ市内とは言え、実家の近所づきあい自体は薄らいでいるはずです。でも今回のお誕生会は、本当に沢山の子供が遊びに来てくれました。もちろん豚の丸焼きやアイスクリーム、ケーキなどの「誘惑アイテム」はありますが、それ以上に「人と関わること」が日常にあり、当たり前の様に近所づきあいがあることが新鮮です。昔の日本の長屋のようですね。懐かしい優しい感覚に包まれました。

最近ある30代の社長(日本人)とお話することがありました。フィリピンは人付き合いが濃くて「プライベートな部分」にも他人が結構関わってくる、という話をしたのですが、その返答で「今の自分の会社は、そう言ったプライベートに踏み込まれる事を嫌う社員が殆どです。だからこちらも給与や処遇などで好条件を示すことで。社員のモチベーションを上げるようにしています。」と言われました。僕はその話に違和感がありました。確かに踏み込まれたくない「プライベート」は存在します。でも「踏み込んで欲しいと感じるプライベート」もあるような気がします。反対に「踏み込んだあげたいプライベート」もあって、そこが「幸せを実感できるツボ」になっている様な気がします。

もちろん娘「麻衣」には彼女が選択出来る素晴らしい未来が沢山あり、それを邪魔することは親の僕たちにも出来ません。でも親子の絆で結ばれた僕たちは、ぐっと踏み込める部分もあるはずです。その部分は「べったり」そして「しっかり」踏み込んで行きたいと感じます。又、悪いことをしたときに、近所のおばさんから頭を叩かれるような環境で「すくすく善悪を学んでいって欲しい」と願います。せっかくフィリピンで暮らしているのだから、、、(by take)

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