(by Hideki - かりん) ルイージのレポート

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ルイージが小学6年生のころに、
マリオのこと、自閉症のことを、打ち明け、いろいろと話をしたことを
以前に記事にしました

カミングアウト
http://calin.blog22.fc2.com/blog-entry-16.html

この子より、1日だけ、長く生きること
http://calin.blog22.fc2.com/blog-entry-167.html

そこで担任の先生から、こんなお話を聞いたそうです。

なんでも、先日道徳の時間に障害のある方とのかかわりについての話しがあり、
クラスの皆にレポートを出してもらったそうなんですが、
そのときのルイージのレポートにマリオのことが書いてあったそうなんです。

この土曜日に、ルイージの授業参観&懇談会があったのですが、
私は終日仕事だったこともあり、
先日父母の学級長に選出!?されたカリンだけが学校へ行ってきました。


・自分の兄も実は自閉症という障害をもっていること
・一緒にコンビニにいるときなどに、突然マリオが大きな声をあげると、
まわりの人たちが一斉に自分達をみるような視線を感じているということ
・小学校の頃に親からその話を聞いてびっくりしたが、その時から意識していること

くわしくは見せてもらえなかったのですが、
障害のある兄をもつ弟の気持ちが書かれているとのことだった。

家に帰ってから、カリンがルイージに聞いてみたところ
我が家に来る友達にみんなにマリオのことは話しているということでした。

実は、最近ブームのモンスターハンター(通称モンハン)に皆ハマっていて
クラスのモンハン仲間が良く我が家に遊びにきていたのでした
多いときは、10人近くの友達がわんさかときて、ガヤガヤやっていました。

マリオは彼らが来た時などに「いらっしゃーい」とか声をかけるわけだけど
やはり普通の高校生くらいのお兄ちゃんとは声かけが違う。
あれ?っと思われるのが普通だ。

ただ、それでも何事もなく、普通にかれらはやってきて、
ルイージとわいわい遊んで帰っていっていた

あのさ、おらのお兄ちゃん自閉症なんだ、
そんなような説明を彼らにしていたそうな

ルイージの通う学校にも特殊クラス(と今は言わないのかな)があり
自閉症のお子さんが今いるようなので、
それで彼らもどこまで正確に理解しているかは分からないが、
それでも彼らなりの理解をして我が家に来ている。

わたしは、まずはルイージが変に友達に隠したり、臆したり
そんな気持ちにならずに、きちんと話をしていることが嬉しかった。
あのとき、カミングアウトをして、どこまで理解してもらえたか分からなかったが
でも、話しをして良かった

このレポートをクラスの皆の前で発表したいけど、どう?
担任の先生としては、障害をもつ方の理解を深めるためだろう、
ルイージに公表することの是非をきいてきた

「う?ん、それはちょっと」

さすがにクラス全体に公開するのはためらったようだ

でも、そこまでしなくてもいい
いらずらに背負い込むことは、必要ないと思う

自然体で生きていけるように
自分の友達に、自分の言葉で、自然に話をできた、

それがうれしかった。

そして、ことさらマリオを避けるでも疎むでもなく、
普通に兄弟として、家族として接している、

それがうれしかった。

今日は、なんだか、良い日でした (^o^)

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コメント(2)

なんかいい話だね?。

障害を持つ兄弟がいると、親がその兄弟にかかりきりになって、障害を持たない子供が寂しい思いをするという話を聞いたこともあるけれど、そういうことはやっぱり避けられないのかもしれない。でも、そういうことも含めて、障害のあるこを家族や社会がどう受け入れていくか、という日々の積み重ねなんだろうね。その日その日をていねいに対応するしかない、というか。

我が家の娘も思春期で、今ひとつ親の僕とのかみ合わせが悪くなってきました。だんだん利害がぶつかるようになったり、お互いに理解できなくなってきたりするんだなと思うんですが、それ以上に、気持ち的に理解しないようにしている親のほうの問題なんだなと最近思うようになりました。

だからどうすればいい、というのは、気持ちの問題だけに、かんたんじゃないんだけど。

わかってもらうのって 難しいですね

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