(by take)ホーリーウィークって何?

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(by take)今日は日本人には、なじみの少ないホーリーウィークのお話です。

今週はキリスト教でクリスマスと並んで大きなイベントである、ホーリーウィークです。キリスト教徒の少ない日本人には、馴染みが薄いのですが、人口の85%以上がカソリックのフィリピンは一大イベントです。今年は4月2日から始まり、キリストの復活を祝うイースターの8日まで教会でのお祈りや、プロセッションというカソリック教徒の行進が盛んに行われます。

ホーリーウィークの期間がいつからいつまでかは、毎年違うのですが、今年は9日の月曜日も祝日(ヒーローズディ)なので、木曜日・金曜日の祝日に加えて、5連休となりました。

さて、本題のホーリーウィークって何?と言う話ですが、キリストが金曜日に処刑されて日曜日に復活すると言う聖書のお話に対して、宗教行事が行われる1週間のことです。僕の奥さんもカソリックで、一生懸命僕に教えてくれたので、こうやって記事にしてみました。

特に週後半の木曜日(ホーリーサースデー)、金曜日(グッドフライデー)、土曜日(ブラックサタデー)、日曜日(イースターサンデー)は、祝日になり、都会の地方出身者はみんな田舎へ帰り、教会へお参りをするので、首都圏は閑散とします。特にグッドフライデーは殆どのお店は閉まってしまいます。

さて行事の内容ですが、木曜日はキリスト処刑の前日です。そして「最後の晩餐」が行われた日です。
キリスト教では、人は生まれながらにして「罪」を犯していて、その罪を浄化させるためにキリストは死んだと考えられているそうです。この日多くの人々は教会に行き「懺悔」をします。キリストを死に至らしめた自分たちの「罪」を懺悔するのです。僕も奥さんに教会へ連れて行かれて、神父様の横に座らされました。そしておもむろに神父様が「貴方の罪を言いなさい。私が貴方に代わり神にお祈りしましょう」と言われました。そこで思わず僕は「すいません。×××もしましたし、△△△もしてしまいました。」と、洗いざらい懺悔してしまいました。
この日は多くの人が教会に来ますから、懺悔を聞く方の神父様も、沢山必要になります。そこで新米神父や見習い中の神父も、教会にかり出されて、お手伝いをするのです。僕の奥さんは、20代前半の新米神父の横に案内された時、神父様に「混んでいるねーねぇ神父さんってまだ来ないの?」と気楽に声をかけると言う「新しい罪」を犯してしまいました。(笑)でも神父様も普段着の上に教会のガウンを羽織るだけだと、ちょっとわかりにくいので、お許し下さいね。

そして金曜日はグッドフライデー。キリストが処刑された悲しい日なのに、なんで「バッド」でなく「グッド」なのか疑問に思っていました。その疑問に奥さんが答えてくれたのが「キリストはみんなの罪を背負って神に祈りを捧げてくれたでしょ。そのおかげでみんなの罪が消えたから、グッドフライデーなの」とのこと。なるほどね。
この日はフィピンでは「キリスト」と同じ苦しみを味わうことで、罪を消したい。不幸な境遇を脱したいと考える人が、実際に自らを十字架に貼り付け、手足に釘を打つ行為が行われます。昔はその傷から菌が入り破傷風などにかかる人もいたそうです。最近は下火になったとは言え、必ずこの時期地元のニュースでこの光景を見ます。
金曜日の3時にキリストは処刑されたので、この時間になると、多くの教会に飾ってある棺に横たわるキリスト像を担いで、町を行進する「プロセッション」という光景を見ます。みんな賛美歌を歌いながら行進していくので、厳かな雰囲気です。

そして土曜日は、一日キリストの死を悼み復活を願うためお祈りをするそうです。でも、実際には通常の土曜日で、マーケットなどは普段の活気が戻ってきます。

最後にキリストが復活する「イースター」になります。ホーリーウィークの期間は基本的に豚肉を食べないそうです。まぁ断食までやらないのがフィリピンらしいと感じますが。でも反動で復活する日曜日は、お祝いの料理「レチョンバブイ(子豚の丸焼き)」を食べるのです。おなか一杯、、、ホーリーウィークに入ると、軽トラの荷台に沢山の豚を載せて移動する車をよく見かけるのですが、あれは全て日曜日迄に売られて美味しい料理に変身してしまいます。アーメン。

余談ですが、ホーリーウィーク後半は祝日ですから、もし会社などで出勤すれば休日手当が支給されることになり、一般的にダブルペイ(2倍の賃金)になります。給料が倍だから、貧しい従業員は喜んで働くかと思えば、実際は多くの会社は従業員確保に困るのです。みんなお給料が少々高くても、家族と一緒に教会に来たい方が優先されます。この事はとても大切なことに感じます。「お金」より大切なことを実際に優先することは、自分の価値観をしっかり分かっていると感じます。反対に日本は最近「元旦」でも多くのお店が営業していて、年始から家族がバラバラで過ごしている印象を受けます。暇になってから一緒に過ごせば良いじゃないか、と言う意見もあるかもしれませんが、大切な日やその瞬間は、別の機会には振り返られないような気がします。セブで去年のクリスマスに早々と閉店しているケーキ屋を見て、僕は嬉しく感じました。売上を逃していて馬鹿だけど、家族と過ごす方が大切なのは素敵なことですよね。

「あきらめる勇気」が必要な気がした、ホーリーウィークでした。(by take)

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