(by take) 初めての日本

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(by take)ASEANサミット延期による混乱や台風の影響もなく、順調に飛行機は離陸しました。ロナリンにとって初めて乗った飛行機ですから、外の景色を眺めたらいいのにと思い、「わぁ山があんなに小さく見える。」とか「雲がふかふかの綿みたいだよ。」と一生懸命盛り上げようとしたのですが、「貴方は私が外を見て、酔って気分が悪くなるのが待ち遠しいの?」と一言で撃沈(T_T)。麻衣の遊び相手に終始する移動となりました。ロナリンは気を紛らわすように、機内映画を食い入るように見ています。(苦笑)

セブからマニラは約1時間、そしてマニラから関空はあっと言う間の3時間40分です。真冬の日本にあっけなく到着しました。実は麻衣はフィリピンと日本の二重国籍を現在保有しています。だから日本に入国は至って簡単です。

日本人専用の再入国ラインで簡単な質問を受けただけで、二人とも無事に入国となりました。

ところがロナリンは外国人用のラインに並んでいましたが、中々出てきません。偽装結婚のジャパユキさんと勘違いされているのか?いや例えそうであってもVISAやパスポートは正規の手続きだから大丈夫のはず??と不安になり、外からラインをのぞき込むと理由が分かりました。ごめんなさい貴方は外国人なので「入国カード」を記入しなければ入れなかったのですね。日本人は再入国カードが随分前に必要なくなったので、記入する様に言うのを忘れていました。周囲の目も気にせずに大声でカウンター越しに「ここは何を書くの?」「そこは日本の住所、兵庫県○○市、、」と個人情報をばらまきながらの入国となりました。

関空から空港バスで約1時間、自宅近くの最寄りの駅に父が迎えに来てくれていました。父は僕たちを見つけると駆け寄り、ロナリンにうっすら涙目で「はるばる良く来てくれたね。」と優しい声を掛けてくれました。本当に帰ってきて良かったと思える瞬間でした。車で僅か10分程走ると自宅に到着です。母は南国からの来客に「冷えるでしょう、温かいシチューを作っているから食べてね。」とこれまた温かい言葉、、、やばい僕の方が泣きそう。ロナリンはまだ殆ど日本語が分からないのですが、気持ちは充分通じているようです。そしてゆったりリラックスしていくのが分かりました。

今回の旅行は日本滞在が実質5日と、とてもハードなスケジュールでした。でもその中で一番楽しみにしていたのが、海遊館(水族館)とルミナリエでした。海遊館は両親と一緒に、ルミナリエは僕たち3人で出かけました。

実は海遊館は僕も初めて行ったのですが、とてもスケールが大きくてびっくりしました。熱帯から寒い地方の海まで世界各国の海の生物が集まっています。南国の海の水槽はカラフルな魚でまるで虹のように輝いていました。魚をしみじみと見るロナリン。僕が「どう?沢山魚がいるでしょう?すごいね!とってもきれいだね。」と言うと「私、、、この魚を市場で買ったことがある。美味しいよ!ところで、あそこにいる魚は食べられるの?」との返事。いやはや「たくましいフィリピン人」の一面を見せてくれました。(笑)

さてもう一つのルミナリエ。年末の神戸で一番素敵なイベントです。12年前僕も阪神大震災を経験しました。あの時をきっかけに大きく価値観が変わっていった気がします。毎年多くの人が訪れるのですが、被災者は特に勇気づけられる気がします。素敵な光のアーケードを見ていると「めっちゃきれいなぁ!平和やなぁ!この幸せを大切にせなあかんなぁ!(関西に帰るとおもいっきり関西弁に戻ります)」と素直に思えるのです。ロナリンもクリスマスのイベントと重ねて見ているみたいで、家族の幸せを祈っているようでした。僅か1時間の散歩は、冬の寒さを忘れさせてくれる素敵な時間となりました。

ところで南国生まれの麻衣は、この寒さは大変か?と思いきや、寒い方が好きみたいです。確かにフィリピンでもクーラーが切れると目を覚ましてぐずります。ルミナリエの会場に着く頃から気持ちよさそうに「すやすや」と眠り始めました。光のアーケードは沢山の人だかりでにぎやかだったのですが、全く起きる気配が無く、電車に乗って暖房が効いた途端、目を覚ましたのです。麻衣はせっかくのルミナリエを見逃したけど、僕は穏やかな娘の寝顔が、平和の象徴に思えて幸せでした。

やっぱり僕の残りの人生のキーワードは「家族愛」だと認識できる旅行だったと思います。
(by take)

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