(by take)女性受難の国

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(by take)セブのダウンタウンを散歩していると、昼間からごろごろしている男性を多く見かけます。女性の「洗濯」や「掃除」などの家事を一生懸命している姿とは対照的ですね。

フィリピンの子供は皆、本当にきらきらした可愛い目をした子供が多いように感じます。男女とも可愛いのです。でも思春期を迎えた当たりから、男の子は周りのダメダメ大人を見習うように、毎日ギターを弾いて歌の練習をしたり、バスケットに明け暮れて勉強をそっちのけで楽しく暮らします。

女性はそんな男性を見て「私はしっかりしないと!」と思うのか、勉学に励み、家事も手伝い、まさにフィリピン版「おしん」の様に地道に努力を重ねていきます。

そして思春期も後半を迎えると、男女の差は随分開いてきますね。男性は歌にバスケットに、そして「ナンパ」な日々を過ごすようになり、彼らなりの充実した日々を過ごします。ところが女性は段々現実の厳しさを感じる様になってくるのです。「実家は貧しいから、大学へ行くのは経済的に難しいかなぁ。」「隣のお姉さんは、金持ちと結婚して、アメリカに行くんだって。羨ましいなぁ」など、がんばって行くことのつらさをひしひしと感じる出来事が増えてくるみたいです。

そこに、ギターと歌が上手な青年が登場します。バスケットで鍛え挙げた肉体は力強く、甘い歌声で彼女に囁きます。「そんなに悩むことないよ。人生は一回だけなのだぜ。楽しくやろうよ!」真面目一筋に疲れた彼女は、あっという間に、青年に夢中になってしまいます。「私の人生なんだから。楽しまなくちゃ!!」と言う訳で、気がつくと「歌が上手い」のと「体が丈夫」以外には、さほど取り柄のない男性の子供を宿して、出産まで内職で生活費をまかない、出産後も早々に屋台で焼き鳥を売り、ミルク代を稼ぐお母さんになって行きます。実は、フィリピンはアジアで唯一ドラマ「おしん」が流行らなかった国だそうです。と言うのが、良くある男女のパターンなのです。

でもこういったパターンにはまらなかった女性も沢山います。ビジネスシーンでも女性のマネージャーは多く、ビジネスシーンにおいても、男性よりレスポンスも早く、正確な情報を提供してくれる事が、多いような気がします。その代わりに男勝りで気が強いので、怒ると大変です(^_^;)

どうも娘が生まれると、この国では心配が絶えないようですね。(by take)

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サッカーの一流選手をよく「ワールドクラス」って日本ではいいますが、
まさに「ごろごろしている男性のワールドクラス」ですね。
上には上がいるもんだ。
そちらのお国ではスポーツ競技は盛んではないのですか?
身体的にはバネがありそうですが、強くないんだろうなあ。
サッカーとかラグビーとかバスケとか。

Tad★未来図さん
いつもコメントありがとうございます」。
いやはやきっとワールドクラスのトップレベルをキープしている事でしょう(笑)
フィリピンでメジャーなスポーツはバスケットですね。でも日本人のバスケ経験者に聞くと「現地の人は個人技はとてもすばらしい。あんなサンダルで華麗なプレーができるのは凄い!でも、、、パスワークなどチームプレーは全然だめ。みんな自分でシュート決めたがるし、細かいルールーも無視はちょっとね、、、、」でした。納得。
それ以外は世界チャンピオンがいるボクシングも、シンデレラストールを夢見る人が多いのか、盛んです。ちょっと前にサッカーの中田がマニラのスクワッターエリアでサッカーを教えていたのが話題になりましたが、健全なスポーツなどから夢を叶える人がでてくればいいですね。
でもきっとかれらの試合の前に大人たちは「どっちが勝か、100ペソ賭けようか!」となりそうです。(苦笑)

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