(by take) 日本に向けて

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(by take)随分ゆっくりの更新になってしまいました。いやはや1日24時間では足りないと感じる毎日です。

去年の12月に一時帰国しようと思っていたのですが、彼女の妊娠と転職という出来事があり延期していました。でも娘の麻衣が6ヶ月になる12月頃、日本の両親に初孫の顔見せの為に日本へ行こうと、再び動き出したのです。

さて、フィリピン人は国際結婚の比率がかなり高いと思います。英語が話せるのでコミュニケーションの部分でも有利です。又、だらしないフィリピン人男性に愛想を尽かして、貧困から脱出、一攫千金、映画の「プリティーウーマン」(古いたとえで恥ずかしい)の世界を現実にすべく、アンテナを張っている人が沢山いますから(笑)

国際結婚は新しい発見もありますが、同時にリスクも高いです。この部分は当事者なので、ひしひし感じます。考え方の基本となる経験が全く違うので、「阿吽の呼吸」なんて存在しません。「上手く通じなくて当たり前」くらいの気構えで、しつこい位話さなければいけません。この部分が面倒(一言言えば十分かってよ!みたいな気持ち)な人には、国際結婚は大変な事の方が多そうです。これはフィリピン人女性にも当てはまる事で、手段として「国際結婚」を選ぶ女性には、色々とトラブルが待ち受けていています。

そこでフィリピン政府は面白いシステムを作りました。それは「国際結婚」をした女性が海外渡航の為に書類作成が必要になった時、政府が主催するセミナーの受講を義務づけたのです。
つまり、独身女性が渡航する場合には、セミナー受講の必要はありません。又、外国人と結婚してもフィリピン国内で暮らすのであればこれも又、必要ありません。旅行も含めて国外に出る人を対象にしているのです。
理由は色々あると思いますが、「偽装結婚による海外不法就労」の防止ではないでしょうか?旦那が外国人であれば、その国への長期滞在が比較的簡単になりますから。

セミナーは、殆どが女性(夫が外国人)で、夫の国別にグルーピングされて、それぞれ数名の職員との質疑応答や、それぞれの体験をグループディスカッションする形で進められるそうです。僕の彼女は当然ながら日本人のグループです。昨年フィリピン人女性が日本国内のパブなどで働く事が「人身売買」や「売春」などの温床になっているとの指摘があり、非常に就労VISAを取るのが難しくなりました。そしてその抜け道として「偽装結婚によるVISA取得」が懸念されています。
だから本当に色々と質問されたそうです。
僕を誰からいつ紹介されて、どのような経緯で結婚に至ったのか、正式な手続きで結婚したのか、海外に出ようとする目的や期間、宿泊先など、まるで警察の尋問かの如く聞かれたそうです。「貴方の旦那さんとの記念写真を見せて」と言われ、僕の写真を持っていなかった彼女は、「愛する夫の写真を持ち歩いていないの?」と随分怪しまれました(苦笑)。でもこれは具体的な書類作成ではなく、その一歩手前の証明書の段階ですから、ここで篩に掛けて選別しないと先のステップが大変になるという思惑がありそうです。

さて、肝心のセミナーですが、彼女のグループは2名でした。そしてセミナーには、過去に日本人男性と結婚して、日本で暮らした経験がある女性(27才)が招待されていて、苦い過去をシェアーしてくれました。婚約時代に優しかったフィアンセは、結婚して日本での生活がスタートした後、段々性格が変わってきたそうです。そしてある雪の日に、家の近くの裏山で「雪山をバックにして、全裸の写真を撮らせろ!」と言われ、拒むと殴られて無理矢理服を脱がされたのです。そして何枚もの写真を撮ったそうです。そしてそんな事が何度も続き悩んだ彼女は、家の近くの教会のフィリピン人女性シスター(尼僧)に相談しました。そしてシスターからソーシャルワーカーを紹介されて、彼らのアドバイスで証拠となる暴力行為のビデオを撮影して、家庭裁判所で離婚調停をしたそうです。

いや、そんな話を彼女から聞かされる度に、日本人男性として本当に恥ずかしくなります。とほほ、、、

職員から「貴方の旦那さんは大丈夫ですか?」と聞かれ、「私の夫は優しいから大丈夫です。」と答える僕の彼女に、その女性は「私の夫も最初は優しかったのよ。」と言われました。大丈夫!お願い僕を信じてね!

セミナーは一日半かけて、行われました。そして受講終了の書類を貰えなかった女性の比率はびっくり、7割がネガティブでした。理由は「夫の離婚歴」などを全く知らず、とても全てをシェアーしたカップルとは認められない、と言うのが大半でした。男性の婚姻履歴まで着目するとは、恐れ入りました。やはり結婚するのだったら、良いことも悪いこともちゃんと打ち明けた方が良さそうですね。そんな事を知らないようでは、偽装結婚と疑われますし、そうでなくても隠し事だらけのカップルが上手くいくかは疑問ですよね。
ちなみに、受講証明を貰えなかった人が渡航する為には、未成年でない場合でも両親と一緒に再度面接を受けて、尚かつフィアンセが承諾書にサインをすれば、発行されるそうです。

無事証明書を手にした彼女と、次の休みに領事館でVISAの申請に行ってきます。(by take)

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コメント(2)

Takeさん、ご無沙汰です。
でもしっかり読んで応援してますよ。
頑張れー!

Tadさん、お久しぶりです。
先日、ようやくVISAの申請を済ませました。27日に子供のパスポートと奥さんのVISAが支給されます。段々実感が湧いてきました。

又、フィリピン人から見た「今の日本」がどう見えるかも是非聞いてみたいです。
でも親子3代で一緒に楽しい時間を過ごせるのが、一番楽しみ!ようやく少し親に恩返しが出来そうです(^_^;)

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