(by paco)Alfa147、サスペンション交換

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(by paco)いろいろと手を入れて楽しんでいるMyRosso号ですが、ついに、ちょっと大規模なモディファイに手を出しました。サスペンションの交換です。タイヤとホイールを交換したときに、「次はローダウンサスかな」と書いたのですが、それを実行に移したというわけです。

目的はいくつかって、ひとつは見た目。車高が低めの方がかっこいいというのは、なんだかアナクロっぽくて、かっこわるいぞという感じも強くするのですが、シャコタンのようにべったり低くするようなまねをするわけでもなく、ほどよく車高を下げるのは、今の時代、ちょっとしたファッションです。

ふたつ目が、ハンドリングの改善です。Alfaのハンドリングは、これまでもレポートしてきたとおり、決して悪くない、というか十分個性的ですばらしいものなのですが、不満もある。その不満点が、ハンドリング性能に対してちょっと大きすぎる姿勢変化で、ステアリングギア比がクイックで、ぐいぐいクルマが回るわりに、わずかな操作にも大げさに姿勢を変えるのがどことなく落ち着きがなく、洗練度が足りない印象です。もちろん、これはアルファらしい味でもあって、スポーティなハンドリングを、よく動くしなやかな足で実現するのは、フランス車にも共通するラテン系のよさです。とはいえ、それにしてもちょっと動きが落ち着かないよね、というところと、スプリング自体はしなやかなんですが、そのわりに路面の凹凸はよく拾って、フランス車的な猫足ではないところも、半端な印象がありました。スポーティならもうちょっと全体にしゃっきりと、しなやかなら乗り心地を洗練させたい、というバランス面の不満ですね。これがアルファらしいバランスだということもできるのですが、もうちょっとなんとかならないかという不満にもなる。このあたりを、スプリングとダンパーを交換することで、よりよりバランスがとれないかと言うことを考えていました。

3つめとしては単純で、これまで一度も、サスペンションをいじるところまではやったことがなかったので、いっぺんやってみたかったということ。車ごとスポーティなものに買い換えれば、新しい乗り味になるのは当然ですが、クルマは同じでスプリングとダンパーを交換すると、どの部分までは変らず、どこから変るのかを知りたかったという興味でもあります。これは市販車でもレースカーでも開発途中で試行錯誤が繰り返されている部分で、こういうことを体験してみたかったということでもあるわけです。

さて、こういうねらいで実際に何を入れようかなと調べてきたのですが、あくまでもねらいはスポーツ性能(きびきび感)と乗り心地の両立なので、こういう目的のアフターパーツの中から選んだのが、ASSOインターナショナルのCervo Piede(チェルボピエーデと読むらしい、鹿の足の意味)サスペションシステム。ローダウンスプリングとダンパーのセットです。

製品のうたい文句としては、「ノーマルと同じ形状のスプリング&ダンパーで、ノーマル比10%UPのほどよいスポーツ性能、でも街のりでの乗り心地は犠牲にしていません、というもの。より詳しく問いあわせたところ、スプリングはプログレッシブ(可変)レートで、動作初期はノーマルより7%ほど柔らかく、縮むに従って硬くなり、最終的に17%UPになるとのこと。この特性は悪くないなということと、アルファロメオのレース用パーツなどの開発で実績が最も大きいことも考えました。ホイールもASSOなので、マッチングもいいだろうと。

とはいえ、ローダウンのスポーツサスペンションはどうしてもスプリングが硬くなり、がちがちの乗り心地になりがち。あちこちの販売店にメールして、乗り心地はどうなの?と聞いてみたりしたわけですが、「ノーマルの味はなくなるよ」「でもハンドリングは良くなるし、かっこもいいし」「それなりに硬くなるから、覚悟して」など意見はいろいろ。サスペンションの場合、組み付けてみないとどんな性能かを実感することはできず、取り付けたクルマに試しに乗ると行き交いもほとんどないために、カタログ情報と口コミ情報以上のことについては、買って、乗ってみるしかないという賭の要素が大きいのです。妻は、乗り心地の悪化は嫌がるし、でも試してみたしという、なんとも情けない葛藤の末、購入を決断しました。

というわけで、購入は楽天市場に出店していて前回もタイヤ&ホイールを買った矢東タイヤを選び、各店舗の中で唯一、輸入車の取り付け作業を行っているということで、江戸川店に作業の予約を依頼して、仕事の合間に出かけて取り付けてもらいました。ちなみに費用は、サスペンションシステムのパーツが10万、工賃4万ぐらいです。

さて実際に取り付てもらったところ、ちょっと不具合が。リアサスのアッパーマウントの取り付け状態がいまいち不安定で、ちょっと異音が出るということで、いったん引き取ったものの、再チェックに。ASSOの担当者に矢東タイヤまで来てもらい、立ち会いでくみ付けを確認したところ、アッパーマウントに取り付けるナットが2パターンあり、僕の147の場合は、純正のナットを使った方がいいことが判明して、これを純正のものに戻して問題が解決しました。Cervo Piede付属のナットはやや厚みがあり、これがアッパーマウントとのくみ付けを不安定にしていたらしいのですが、マウントの計上自体が、クルマの年式やパーツによって2種類あるらしいのですね。このへんのいい加減さは、ラテン車ではよくあることです。

再度の取り付けもすみ、さて、新しい足回りは、どんな感じ?と乗り出してみると、ふむふむ、思ったよりがちがちじゃないじゃんと思ったものの、それも路面がいい道でのこと。こうじのあとで路面が荒れているようなところにはいると、とたんにかなり揺すられます。ヘッドライトの光軸が上下するし、がちがちと揺れるので、路面を見て、揺れそうなところでは身がまえるという状態になりました。う?ん、ノーマルに近い乗り心地というには硬すぎるんじゃないかい。もっとも、硬く、揺すられるのは事実ですが(東京の道路ってこんなにデコボコしてたのかとびっくり)、スプリングとダンパーでほどよく角が取れているために、ゆすられるわりには不愉快ではありません。このあたりは、確かに良くできている感じ。

一昨日初めて中央高速を往復したのですが、いちばんの難所である、笹子トンネルの舗装では、波打つ路面をやり過ごすことができず、かなり激しくピッチング(前後の揺れ)を食らってしまいました。う?ん、ここはしなやかさのバロメーターなんだよねえ。多くのクルマが波打つ路面に負けて上下する中(外から見ていてもはっきりわかる)で、これまで乗ってきた、ルノー・メガーヌ、ゴルフIV、そしてノーマルの147はけっこうよくこの波打つ路面を吸収し、乗員をフラットに保ってきました(波を足を伸ばしたり縮めたりで吸収する)。それが、今回のCevoでは完全に揺すられるので、妻の採点は辛くなります。残念。

一方旋回性能は、当然のごとく、かなり高くなっていて、ノーマルならちょっと勇気を出して飛び込むようなコーナーでも、難なく回ってしまいます。かなり安定したコーナリングだし、ノーマルにあった、微妙なステアリング操作で状態が揺すられるような挙動は抑えられました。まだコーナー10個ぐらいしか回っていないし、雨降りでのコーナリングなので、なんともいえませんが、スポーツ性能はかなり高そうです。

メーカーのASSOによると、最初の1000?2000キロは当たりが付かず、本来の性能ではない、しなやかさもだんだん出てくるということなので、今後のあたりの付き方に期待しているところ。いま500キロぐらい乗ったところですが、最初よりかなりしなやかになっているのは事実です。それでもまだまだ揺すられるので、このままでは乗り続けられないかもしれないと、悲観的だったりしますが。

ただ、ノーマルのときも、新車時点ではやたらに動きが渋く、あちこちゴツゴツした感じでがっかりしていたのが、1000キロを超えるころから急速にしなやかになったので、ここに期待をかけています。それに、人間の方もなれるのですよね。さて、どうなることか。

ちなみに、ローダウンの感じはこんなところです。左がノーマル、右がローダウン(-40mm)。わかりますか?

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ということで、まずはファーストインプレッションということで、もう少し乗ってから、またレポートします。

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