(by take) フィリピン流どたばた出産2

| コメント(0) | トラックバック(0)

(by take)さて、ようやく夜11時に入院となりました。すぐに検査室で検診となり、診察の結果、子宮口が4センチほど開いていたので、そのまま分娩室の控え部屋へ案内されていきました。残念なことにフィリピンでは立ち会い出産は事前申請など、随分ややこしい手続きを踏まなければいけないみたいで、殆どの家族は外で子供が生まれるのを待っているみたいです。僕たちも病室で待機することになりました。

ここでフィリピンのお国事情ですが、現在人口が約8,600万人だと言われています。この10年で約1,000万人以上人口が増えました。現在、人口の35%が14才以下の子供で、2040年には1億4,000万人以上まで増加すると言う予測があり、フィリピン政府が進めている「ファミリー・プラニング」より「ファミリー・プランテーション」に興味があると皮肉に言う人もいます。

さて、話は戻って、分娩室の控え部屋には先客が3人いたそうです。一番長い妊婦はその日の朝から陣痛に苦しんでいたそうなので、既に15時間以上になります。ちなみに、この病院は入院費が高いだけあって、ちゃんと妊婦一人に、お医者さんが一人付きます。庶民的な病院は妊婦数人に対して一人のお医者さんだそうです。

ここで面白い話があります。昔からの言い伝えで、親不孝な娘ほど難産が多いと信じられています。最初に話したみたいに、分娩室は妊婦以外基本的に入れないのですが、難産の場合にお医者さんが、「お母さんに謝ることはあるか?」と妊婦に聞くそうです。そして娘は余りの陣痛の痛さに、懺悔を願い出るそうです。そこでお医者さんがお母さんを分娩室に呼び、娘に数々の親不孝を懺悔させるのです。最後にお母さんは思いっきり娘を平手打ちして、懺悔終了となります。するとあれほど難産だったのに、あっという間に出産となるのです。ちなみに17才で親の反対を押し切って結婚した彼女のお姉さんの場合も、懺悔を願い出て叩かれました。そして1時間もしないうちに無事出産したそうです。彼女の友達も何人かは同じ経験をしているそうです。

控え部屋に入って僅か3時間弱で、僕の彼女の子宮口が約8センチまで開き、分娩室へ移動となりました。最後に控え室に入ってきたのに、最初に分娩室へ行けたそうです。周りの妊婦全員に「先生!彼女もう分娩室なの?私はまだぁ?痛いよ!!」と叫ばれたそうです(^_^;)

分娩室では、あられもない格好で手足をしっかり縛られての出産となりました。ものすごく痛かったそうです。誰かが言った話ですが、「陣痛と同じ痛みを男性が経験したら、きっとショック死するよ」、、、ご苦労様です。よく頑張ってくれました。ありがとう。

5月27日午前3時45分無事出産。女の子で2,850g母子共に健全。彼女曰く「夕方教会でお祈りしたから、安産だったのよ!お母さんに叩かれなかったでしょ。」

出産後2時間ほど「リカバリールーム」でぐっすり睡眠を取った彼女は、早朝病室へ移動となり、遅れて午前9時には、赤ちゃんも新生児室から、病室に移動になりました。

出産から僅か48時間。彼女曰く「病院で寝ていても、家で寝ていても同じこと。お金がもったいないから退院する!」と宣言され自宅へ帰宅となりました。やっぱり母は強し!
すっかり尻に引かれそうな予感です。(笑)

今は、3時間毎に日夜を問わず授乳の日々で大変だけど、健やかな寝顔をみると、彼女と二人で「新しい家族の喜び」を噛みしめている毎日です。親戚が沢山訪ねてきて、沢山の人に可愛がられている姿を見ると「フィリピンでの子育て」もいいもんだと感じます。

すくすく育って欲しい。それをここでも伝えていこうと思います。(by take)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://w0.chieichiba.net/mt/mt-tb.cgi/272

コメントする