(by nana) セクシャルハラスメントに遭ってみて

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(by nana) 会社で軽微なセクシャルハラスメントに遭いました。セクハラにあうのは今回が初めてですが、遭った方としても、周りの対処を見ていても、非常に難しいな、と感じました。既に、上司が対応してくれたので、私としては決着がついたと感じているので、今回のことで感じたことを書きます。

状況ですが、同じ部門の男性から、オフィスで身体を触られました。セクハラ的な発言もあったし、以前にも、不必要に身体をくっつけてきたり、というのが何度もありました。

それ以上のことは今の所ないので、注意をしてもらったので今後は大丈夫かとは思っています。

でも、やはり被害にあった身としてはいろんな場面で、つらいものがありました。

一つは、上司に報告することは、ものすごい勇気が要る、ということ。

これまでも仕事上で発言することには慣れているはずの私でさえ、声が震えるわ、お腹が痛くなるわ、でとてもつらかった。ましてや、もっと若かったり、はっきりものを言うのが苦手な女性であれば、言えないことのほうが多いだろう、と感じました。ここまで勇気が要るなら、言えずに辞めていく、というケースも多いだろうな、と。

何がつらかったかというと、自分が悪くない!と思っていても、自分に非がある、と責められるのではないか、という恐怖がまずひとつ。あと、女性特有の感情かもしれませんが、「波風を立てたくない」とか「目立ちたくない・噂になりたくない」という感情も、はっきり報告することを妨げていると思います。

私の場合、受けたセクハラの内容自体は、それ自体ダメージを受けるほどのものではなかったので、ここまでつらいっていうのはある意味驚きでもありました。(もっと身体的にダメージを受けるものであればしばらくは立ち直れないでしょう・・・)

二つ目は、「自分がどうして欲しいのか」を被害者側から考えて要求するのは非常に難しい、ということ。

単に注意をして欲しいのか、席を替えて欲しいのか、仕事を変えて欲しいのか、数日休ませて欲しいのか・・・など、「どうして欲しいのか」というのは考えておいた方がよいかとは思いました。でも、報告すること自体にこれだけ勇気が要って、しかも精神的に混乱状態で、不快感が押さえられない状態では、冷静な要求を考えるのは難しい、と実感しました。自分が悪いのではないか、セクハラと騒ぐほどのことではないのではないか、他の人に知られたらどう思われるか、など自責の念や不安に駆られたり・・・と様々な精神面でのアップダウンもあるので。

自分では、こういう事態にはきちんと要求を考えられる、と思っていたのですが、やっぱり難しかったですね。

それから、こういう場面では少しの言葉にも敏感になっているので、上司の話し方にも、傷ついてしまったことありました。

そうは言っても、上司にとっても突然の事態で、しかも初めての状況で、完璧な対応をするのは難しいと思うので、仕方がない部分もあるとは思います。

また、会社のセクハラ規定などの文書を読んでみても、「セクハラとはなんぞや?」という規定はあっても、「どう対応するのか」というマニュアルの部分はなかったので、そうした規定の整備は必要、と思いました。(管理職は別にあるのかもしれませんが・・・)

今回のことで、自分が上司だったらどうするか、というのを考えてみました。考えながら、本当に難しいな、と感じました。世の中にはきちんとしたマニュアルがあるかとは思いますが、自分の体験から考えたのはこうしたことです。

・まずは、早退してもらって、翌日も有給を取ってもらう

内容によっては、当然そういう対応はあるかとは思いますが、軽微なものであっても、休みを取ってもらった方がよいと思いました。

勇気を振り絞って報告した後では、当然仕事ができる状態ではないし、相手側に対してどういう対応が取られるのか、など気になってしまって冷静な状態ではいられません。そこからまた動揺して傷つく可能性も高いです。同僚なら職場の近くにいるので、不快感もあるでしょうし、休みを取るのが一番。「対応してもらっている」という安心感を持ってもらった上で、時間を置いて落ち着いてもらうのが、応急手当としては必要かと。

また、対応する上司の側も、どういう対応を取るのか落ち着いて考える必要があるかと思います。マニュアル等を読んで、対応方法をまとめる時間が必要だと思います。でないと、どうしても場当たり的になってしまい、傷つきやすい状態の被害者と、感情的なしこりができる可能性もあるかもしれない、と。

・「どういう対応をとって欲しいか」については、選択肢を上司の側から複数提示する

「本人には注意する」のは最低限あたりまえとしても、「席を替える」「業務分担を変える」等、の対応は、上司の側から選択肢を提案した方がよいと思いました。特に、被害者側の責任感が強かったり、組織が対応すると信じていない場合には、自分からは言い出せなかったり、そもそも思いつかない場合もあるかとは思います。(私自身も、「業務を変える」とは、持ち前の責任感もあってどうしても言えなかったので)できることとできないことはあるかとは思いますが、いつなら対応できる、というのも想定した上で、被害者側と相談しながら対応策を考えた方がよいと思いました。

こうした対応策を考えているうちに、感情面でも治まってきて冷静になる場合もあると思いますし、なにより、会社が自分を大事にしている、という感覚を味わえば、感情的なものが消えて建設的になれる部分もあるとは思います。

以上はあくまで、私の軽微なセクハラからの感想なので、ひどいセクハラに対しては更にいろいろな対応が必要になるかと思います。

それにしても、改めてセクハラ規定を読んでみて、ちょっとドキっとしました。やらないとは思いますが、自分もやってしまってもおかしくない、とも感じてしまいました。悪意や故意はなくともやってしまう可能性はゼロとはいえない、と。

でも、そう感じる人であれば、万が一やりそうになった時に自分の行動を省みる余地があるのかもしれません。被害側もNOのサインを出しているはずなので、そういう人ならそのサインを受け取る感受性がある、と思うので。それより、自分はやらない、と思っている人、またそもそもそういうことに無関心な人が、危ないのかもしれません。

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