(by 塩手勝久)相乗効果がない活動は持続できない?!

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DSC07406.JPG 前回、「個人成長による持続可能な仕組みを!」で、「食品安全マネジメント」は調理スタッフにとって日常業務と相乗効果があるということを整理しました。その一方、「環境マネジメント」の課題がまだたくさんあります。その1つの要因として「日常業務と相乗効果がない活動」が出てくるからです。

 相乗効果ということを考えているうちに、マイケル・ポーターの「競争戦略論」を思いだしていました。この本の中で、「競争優位とその維持可能性を決定するのはフィット」という部分があります。ここがずっと私の頭の中に残っていたものです。ここで言うフィットとは相乗効果に他なりません。少しその部分を整理します。


■競争優位はフィット(相乗効果)から

 ポーターの本には、「競争優位は、その活動がお互いにフィットし強めあう状態から生まれている」とあります。さらに、フィットが維持可能性を高める理由として、「競合他社がその活動を見抜いたとしてもそれをそのまま模倣することは難しい。フィットを模倣することが困難な理由は、多数の独立した部署間にまたがる意志決定と行動を統合しなければならないから」と続きます。

 フィット(相乗効果)は企業経営にとっても重要であることを再認識できます。これは、個人個人の活動レベルに落とし込んでも同じなのです。フィットがあるものは当然成果も大きくなり、達成感も大きくなります。これこそが持続可能なモチベーションになるのです。私が抱える「食品安全マネジメント」と「環境マネジメント」のフィット(相乗効果)を常に意識する理由もここにあります。自分をモチベートする上でも重要な要素なのです。

 とすると、「環境マネジメント」の5分野についてフィットという観点から見直す必要性があります。


■環境マネジメントとフィット
 
 ホテルの環境マネジメントは、5つに分けることができます。これは、グリーン購入ネットワークの「GPNエコチャレンジホテル」を参照してください。

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 1.環境への取組姿勢   
 2.廃棄物削減・リサイクル
 3.飲食関連
 4.省エネルギー・節水
 5.グリーン購入・化学物質
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 2?5においては、大体ホテルのどこかの部署に当てはまります。今期の活動は立候補でリーダーとして活動してもらっていますが、停滞しているところは活動内容と所属部署がフィットしていないところとなっています(^^; ここは大体修正の方向性が明確ですね・・

 一番の課題は、1の全体マネジメントの部分です。これがフィットする部署というのは実はありません。だからこそ7年前に私が専任の担当となった経緯があります。専任できればそれ自体が日常業務ですから当然フィットできた訳です。とすると私しかフィットしなくなるので、それも問題です(^^; かといって私以外の専任者をおけるほど人は余っていません・・・(私もすでに兼任ですが)

 ここに実は少し案があるのですが、そこは公開せずに試行錯誤してみたいと思います(笑)


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  塩手勝久  (株)星野リゾート
  環境マネジメント/HACCP担当
   zero@hoshinoresort.com
 「星野リゾートの環境への取組み
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