(by Toshi) コーチングで自分の未来図を進める

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(by Toshi) 20日の土曜日、未来図で初めて、コーチングのワークショップをやってみました。これがなかなかおもしろかったです。

発端は、論理思考教室で各自の未来図を考えていて、壁にぶつかる人がけっこういると思ったこと。やりたいことがなかなか具体的に見えてこないとか、ある程度見えているのだけどそこに向かって進んでいない、でも理由がよくわからないという感じです。そしてはたから見ていると、実は自分でブレーキを踏んでいる雰囲気。ところが、しかも本人はそれになかなか気づきにくい。論理思考もかなり使えるようになるとそのブレーキに自分で気がつけるようになるのですが、最初は難しい。そこで「語る」そして「聞く」という、コーチングの手法を使ってみることにしたのでした。

そしてやってみて結論は「よかったんじゃないかな」ということ。「じゃないかな」というのは、まだブレーキの存在に気がついただけで、前に進むかどうかはこれからだから。でも、ブレーキの存在が見えてきたし、「語る」そして「聞く」ということが強力な武器になるという発見がありました。これは大きな成果じゃないかな、と思っています。

「語る」というのは今回だと、自分がどういう未来図を持っているのか、それについてどう感じてるのか語ってもらうということ。聞いていると物語のようです。「やりたいことは...というあたりだというのもわかってきた。そして、今の仕事はやりたいことではないとわかってきた..」その中で、話が止まってしまう瞬間があるのですね。「...でも、そこから動いていないんですよ...」

そこでグループのメンバーが「聞く」わけです。「どうして止まっているんだろう」「今の仕事自体は好きじゃないけど、環境としてはいいんですよ。自分でコントロールできるんで、プライベートが充実させられたし。これががんがん仕事をする場に移っちゃったりすると...」と話が動き出す。そうしてしばらく話をしてもらった後、聞いていた人たちがコメントします。コメントする内容は、その人がどういうブレーキ、あるいは「枠」を持っていると感じたか。

「ビジネスとプライベートを分けて考えなければいけないと思っているかも。要は自分の欲しい楽しさが得られるかどうかで、どこで得られてもいいんじゃない?」「聞いていて、100点じゃないと!という感じがすごくする。それができなそうだとやめちゃっているような..」「お金をもらわないといけないのかな?」「なんか今のままで十分楽しそうに聞えるけど、変わらなきゃいけない!って先に思ってない?」等々。

ここでは本人たちにとって予想以上の衝撃があったよう。それをおもしろい形で表しているなあと思ったのが受講感想で、「体験してみるまでは正直半信半疑だったのだけど、やってみて正解だった」という人が何人もいました。なんかあやしい商品の宣伝みたいだなー。

僕としてうれしかったのは、論理思考教室でやってきたことが生きていたこと。まず質問する側がとてもいい質問や観察をしていた。ともすると質問が本来のテーマからそれてしまったりするのですがそれがなく「ブレーキを見つける」ことに集中していました。観察についても、後ろにある本質をつかむ力が普通の人より高くなっていると思いました。

060504_2観察について改めて思ったのは、感じることと考えることの両方が必要なんだなということです。「感じる」のは相手の話している時の雰囲気です。ふと表情や声のトーン、スピードが変わることがある。それがなぜなのか、話している内容や使っている言葉の中に探して「考える」んですね。

もう一つ、よかったと思うのは、一種の覚悟とお互いに対する信頼感があったこと。ともすれば自分の弱みに当たる部分を話す、気がつかされることに人は当然抵抗があります。でも、今回のメンバーはこれまでクラスを共有してきたことで、そのよろいをはずす手間が少なかった。これはもう一つ、ファシリテータの加藤雅氏が、弱みや迷いなどネガティブに見えることもあっていいんだというのを、自らの体験で語っていたこともあります。

今回のワークショップは僕にとっても、自分がなにをやりたいのかを見極めるよい機会になりました。その場に身を置きながら、うれしい瞬間、なんか嫌な感じがする瞬間があるのですね。たとえばみんなが話をしながら前に進むきっかけを見つけた感じがする時、これまで培った力を使っているなという感じのする時はうれしい。一方で、「コーチングのクラスをやって欲しい」「もっと学びたい」というのを感想に見た時には、正直、あまりうれしくなかった。なぜかと考えてみると、ただクラスをつくると学んで学んで学んでばかりで使わない学びの場になってしまう気がしたからみたいです。

だからコーチングのクラスを今、新設することはないでしょう。でも、やりたいことを探索したり、アクションプランを決めたりする場をつくって、その場にコーチングでもなんでも、その時に役に立ちそうな手法を提供してくれる人を連れてくることは考えられる。今回のメンバーについても「ブレーキや枠に気がついて、じゃあどうするの?」ということを語り、また聞く場を設けるのはいいかも、と思っています。

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