(by Toshi) 病院はつらいところ?

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(by Toshi) GWはいかがお過ごしでしょうか? うちは金曜日からこどもが入院しています。どうやら明日には退院できそうなのですが、医療はもっとQuality of Lifeを上げるようなやり方が出来るはず、と思うところが入院中に何度もありました。なので、お休み中ですがちょっとシリアスな話を。入院しているのは横浜市の大きな病院です。熱性けいれんを起こし、おさまらなかったので救急車で連れて行きました。

●ストレスが高すぎる

まず気になるのが、治療や検査にかかるストレスが大きすぎること。たとえば幼児に吸引をするのに、細くて硬い管を鼻に入れようとする。当然こどもは嫌がり痛がり大騒ぎ。これで熱が上がったり消耗して回復が遅れるんじゃないのと思うくらい。町の耳鼻科でも、もう少し痛くない器具を持っています。

あるいは、既にしっかりしていて食事も取れているのに栄養液の点滴をしようとする。「熱があるので..」と言うのですが、水分を取らせればよいだけの話。「何かの時に注射がしやすい」とも言うのですが、それは何かの時にやればよいこと。起きないかもしれない何かのために大騒ぎをしながら痛い思いをさせたり、手をぐるぐる巻きにしている(そうでないとこどもは取ろうとする)方がこどもにはストレスが大きそうです。

という調子で、病院で過ごしている間に、こどもが何度泣いたかは数え切れないくらい。そのどれだけが仕方のないものだったか、差し引きどれだけプラスになっているのか。病気の回復は薬だけで起きるものではなく、からだの自己回復力が大きく関わっているはず。その部分が働きやすくするような配慮がもっとあるべきじゃないか、たとえばストレスをどれだけ少なくするかを考えるべきじゃないかと思うのです。

これを付き添っている家族(多くは母親)まで考えるとさらに大きくなります。しょっちゅう泣き叫んでいるこどもに24時間付き添っているのは相当なストレスになります。こどもが不安がるので添い寝をしようにもベッドはこども用なので小さくて足も伸ばせない状態。そもそも「そのようにつくられていません」と怒られてしまいます(でも、添い寝している人は多い)。一方、付き添い用のベッドもかなり簡易なものでお世辞にも寝やすいとは言えません。こどもの病気を治すために入院して、親が病気になってしまうなどという笑えない事態も起きかねない。

●機械やシステムに頼りすぎ

二つ目に気になったのが、機械やシステムに頼りすぎていること。たくさんの検査はもちろん、いろいろなセンサーをつけさせられています。それはそれで有用な面もたくさんあるのでしょうが、それらが見られているのは一部に過ぎないということがもっと意識されるべきだと感じます。たとえばきのう僕が行ったら、こどもがずいぶん泣いていました。ただ機嫌が悪いわけではなさそう。センサーには大きな異常は出ていません。でもこどもを見てみると、点滴をしている腕が腫れています。点滴の針が血管にちゃんと入っていなくて体内に漏れていたのでした。後で婦長が謝りに来たのですが、僕が気になったのは、ちゃんと入っていなかったというミスだけでなく、こちらが指摘するまでそれに気がつかなかったということでした。

そして見ていると、たくさんつけてるセンサーも実はあまり機能していないんじゃないの?という気がしてきました。こどもはおかまいなしに動き回るものですから、センサーはしょっちゅう、はずれたりねじれたりしてアラームを出しています。ピーピーうるさいのですが、誰も気にする気配はなく放っておかれています。付き添いもいるのでだいじょうぶだろうということでしょうか。だったら最初からつけない方が、変にあてにして失敗しないし、コストも低くすむと思うのだけど、どうなんでしょう。

●コスト意識がない

三つ目に気になったのが、コスト意識がないということ。病院のコストではなく患者にとってのコストです。こどもが入院すると大雑把に言って一日1万円かかります。1週間入院すれば7万円。けっして安くない金額です。しかしそのあたりを医師が配慮している気配はありません。今日も「順調ならあした退院できますが、火曜日に検査があるので、それまで入院していてもいいですよ」と言われました。

上の話は問題外というレベルですが、その他にもコスト意識がないと感じたことがあります。入院時に渡された治療計画では、元々1週間の予定となっていました。これに疑問を投げかけたところ「まあ3日から5日でしょう」と言われたのですが、僕としては、1日でも十分だと思っていました。熱性けいれん再発の可能性があるところまで下がったら、あとは保険でしかありません。万一、また起きたら連れてくればいい。

確かに医療者側からすると万全を期したいのはわかります。しかしリスクをある程度取りながらみんな生きているという現実があまり理解されていない気がします。

と、気になった点を書いてきましたが、この病院がすごく悪いというわけではありません。こちらが聞くといろいろとていねいに説明してくれますし、スタッフの対応も親切です。技術はあるのでしょうし、最悪の事態にならないようにしようというポリシーもわかります。

しかし、上のようなことをクリアしてくれるところでないと、安心してかかれないと今回、思いました。港北エリアあるいはその近くでそのような病院をご存知の方がいらしたら、教えてください。:-)

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コメント(2)

日本の病院は、「念のため」というのが多いですね。私の母は、特別養護老人ホームに入っていますが、最近突然痙攣起こして入院しました。結局何かの感染症だったようですが、経過観察のため3週間も入院しました。まあ、唯一の親族(私)が海外に在住でという特別な事情はあるものの、3週間は長いなと思いました。ちなみに、病院に入院すると必ず床ずれが悪化して帰って来るという、おまけ付き。

アメリカでは何週間という入院はまれです。盲腸炎程度の手術なら日帰りということを聞いた事があります。もっとも、一日あたりの入院に伴う出費が日本とは桁違いで、50万円程度しますから、コストに敏感にならざるを得ません。(大半は、医療保険から出ます。でもそのおかげで、医療保険の毎月の保険料が家族で10万円程度します。)

けいれんは乳幼児とお年寄りに多いようです。それにしても三週間は長いですね。床ずれが悪化というようなのは病院からすると「仕方ない」ことなのかなあ。

コスト負担の仕組みは入院期間に少なからず影響しているでしょうね。乳幼児医療は補助を受けられているケースもあるので、病院はコストをあまり気にしないのかも。うちも最初だけはタダでした。

アメリカだと出産もすぐ退院だと聞いたことがあります。もっとも向こうは無痛分娩が主流だとも聞いていますが。

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