(by 塩手勝久)?変革[1]?ギャップに悩んだ前職時代

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 星野リゾートへ環境責任者として転職して7年目に突入しました。
 (星野リゾートについては、こちら。環境への取組みは、こちら。)
  
 このブログでは、主に転職後から自分の仕事であり課題であると考え続けている「変革」という仕事を整理していきたいと思ってます。その他、環境責任者としての日常も時折触れていきます。

 まず、最初は今の職につく経緯からお話したいと思います。今の活動のベースになっている想いの部分なので、「変革」の本題までプロローグとして見てください。m(__)m


■ギャップに悩んだ前職時代

 私の前職は化学メーカーでの研究職でした。理念に共感し入社したのですが、実態と理念とのギャップに悩まされた日々でした。

 化学物質を製品として製造している業界ですから、日常的に化学物質を扱います。しかし、徹底的に管理しても大気放出をゼロにはできません。まあ実際のところは徹底した管理にはコストがかかるので、規制値以下に抑えれば良しの世界でした。(今もそうだと言うつもりはないです(^^;)

 それが問題と感じるのは職場に近づく時でした。空気が薬品のニオイなのです。コンビナート地区で化学物質製造工場が自分の所属する会社だけでなくいたるところにあり、地区全体でそういう状態を作り上げていたと感じていました。「これってどうなんですかねぇ、大気汚染そのものじゃないんですかねー?」って先輩に尋ねたら「化学メーカーなんだから普通だよ、そんなこと言ってた ら仕事できなくなるよ」と言われたときのショックはとても大きかったことを今でも覚えています。その状態を異常と思えない感覚・・・に対してです。 けれども、月日が経つうちに自分自身もそれを日常と感じはじめていたのです。今思えば怖いことですが、特殊な環境下でもそれ以外の世界を知らずそこだけで過ごしていくとそうなっていくものだと実感を持って自分の中に教訓として残っています。

 そのような時期に運良く「知恵市場」と偶然出会い「違う世界」の存在に気づいたのです。当時、MLで流れるメールの数と内容の凄まじさ圧倒された記憶が強く残っています。もう詳しいことは覚えていなのですが・・(^^;  ともかく、「このままではダメだ!」と「危機感」を与えてくれた場でした。
  
 そこから自分で新しい道を模索しはじめました。まずは、会社がISO14001(環境マネジメントシステム)を取得した時期だったので「社内で環境担当部署を目指そう!」と決意し、異動希望をだしました。しかし「おまえの仕事は、新製品の開発だ」と一蹴されました。それで、このまま研究職として残るか、新たな道を模索するか考えざるを得ませんでした。

 環境に固執しはじめたのはこのころからです。大学時代に当時珍しく環境を冠した学科「化学環境工学科」に所属し、大学院まで当時オゾン層破壊で問題となっていた「フロンガス」を有用物質へ転換する研究をしていたころの使命感を思い出しはじめていました。 
 
 一方で、社内のキャリア展開の実態を見ていると、研究職というのはいつまでもできることではないことも分かっていたし、転職市場を見ても研究職での転職市場はほとんどないと調べるほどに感じていました。 「さて、どうするか・・」

 次回は、「キャリアリセットを決意」に続きます。

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  塩手勝久  (株)星野リゾート
    環境マネジメント担当
   zero@hoshinoresort.com
 「星野リゾートの環境への取組み
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コメント(2)

この話がぴったり来る読者は多いのではないでしょうか。ぴぴっと来た人は、ぜひコメントしてください。

そんなときに「知恵市場」の一人として塩手さんと出会っていたのですね?、塩手さんとの付き合いはかなり長いのですが、この部分の話は聞いていなかったので、ちょっとびっくり。でも、こういう「ダイナミズム」に貢献できたのなら、それだけで知恵市場の果たしてきた役割が十分あったというものです。

塩手さんは、写真の通り、いつも笑顔を絶やさない人で、会うたびにエネルギーをもらえます。基本的にポジティブなんです。でもそのポジティブさが、単に「元気がいい人」というキャラクタから来ているのではなく、裏側にしっかりした考えが支えになっていることが伝わってきます。

いまキャリアやライフデザインに迷っている人は、塩手さんのこういう姿勢を「盗む」といいと思います。

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