(by paco)Alfa147、first impression! -7- 「サスペンション」

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IMGP0153.JPG(by paco)ちょっと間が空きましたが、Alfa147のインプレッションです。
現在走行距離は1600km、基本的に快調です。
今回はサスペンション、特にハンドリングと乗り心地について。

147のサスはフロント=ダブルウィッシュボーン、リア=ストラットで、凝ったサス形式のフロントと、リアも形式はストラットでもロアアームがかなり長く、セミマルチリンクというような構成になっています。このために、特にリアではサスペンションが大きく、ラゲージスペースが犠牲になっているのです。あくまで走る機能が優先というのがゴルフやそのまえに乗っていたルノーメガーヌとの違いで、めがーぬでは徹底的にスペースを食わないシンプルなストラットと、同じく体積を食わないトーションバースプリング(トーションバーはいわゆるコイルスプリングをまっすぐに伸ばしたもので、床下の水平に配置できるのがメリット。ねじれ合成でバネレートを出すのは、コイルスプリングと同じ)だったので、
居室もラゲージスペースも犠牲にならず、とても広かったのです。

走行性能を優先した147のサスペンションは、上級車種の156からほぼそのままもってきたものなので、性能的なゆとりがあり、よく仕事をするサスペンションに仕上がっています。

まずは得意科目のワインディングロードについて。3速で回る中速コーナーでの気持ちよさは予想通りのすばらしさなのですが、より低速の2?3速で回るコーナーでの気持ちよさは、これまで乗ったどのクルマとも違うものです。まず、素レアリングレスポンスがほどよく鋭く、切れば切っただけノーズが向きを変えてくれるのがきもちいい。そして、その「回り」具合がまた独特です。多くのFWD車ではまずロールが来てからノーズが内側を向くのに対して、147ではまず先にノーズが向きを変えてからロールが来るような、独特の挙動が軽快感を感じさせます。アンダーステア自体も軽微、やや速度オーバーで入っても、切っただけちゃんと曲がってくれます。

実はこのときに、アンダーステアやオーバーステアを防ぐための電子デバイスがけっこう関与しているようで、メーターパネルをちらちら見ていると、黄色い作動中のランプがちかちかしていることもよくあります。しかしドライバーにはデバイスの介入が意識させられることはほとんどなく、「思った通り回ってくれる」という気持ちよさだけが感じられるという仕掛けになっています。おそらく、アンダーステアを防ぐために内側前輪にちょっとブレーキをかけたり、外側にトルクをかけたり、とあれこれやっているのでしょう。スロットルとエンジンも電子回路を介してつながっているので、微妙に出力を上げたり落としたり、電離左右を強制的に同じトルクと回転数で回すというでフロックに当たる動作もするようです。いつ何をやっているかはまったくわからないのですが、手助けしてもらっている感じがせずに、自分はコントロールしている実感がある。これはゴルフのスキッドコントロールにはなかったもので、さすがにドライバーズカーをつくり慣れているメーカーだなあと感心させられます。ベースのデバイスはドイツのボッシュ製なのですが、セッティングや味付けの部分で、アルファの思想が大幅に入っているとのことです。

全体に、スポーティなのはもちろんですが、豪快というより、軽快という印象で、低音より高音を響かせるエンジン、切ればひらりと姿勢を変えるハンドリング、いつでも曲がってやあげましょうと待ちかまえているのに、ステアリング操作が終わって落ち着いてほしいときにはぴたりと挙動が安定する不思議。狙ったラインをその通り忠実にたどるというハンドリングではなく、いつでも曲、いつでも安定するという、理性より感性に訴えるハンドリングといえそうです。

ステアリングを切ると、けっこうロールするのだけれど、深くロールしつつも余裕のあるところで収まる。ロールで沈み込んだときの安定感は、アルファ独特ののものです。ステアリングを戻していくとすっとロールが収まり、揺り戻しもなく水平にもどる。かつ、この間、路面の影響を受けて状態が揺すられることもなく、乗り心地をよくするという仕事もちゃんとやっているのです。

こういう乗り味は、僕はこのタイプの軽量スポーティカーはけっこう乗ってきたのですが、かつてのTE71カローラ、シトロエンBX 16V、人のクルマながら味見乗りしたメガーヌ16V、オペルカデットGSi、ユーノスロードスター、ホンダCR-X 16V、ホンダシティターボ、あたりとも違う味で、このあたりのスポーティコンパクトは、みなもっと大型のスポーツカーに近づきたい、という、どこか自分に満たされていないような、せせこましさがあったのですが、147にはそれがあまりなく、クルマの側が「楽しんじゃえば?」という誘いかけをしてくるような余裕があります。その時の状況なりに、ちょっと楽しんでも、「もっと早く走ればいいのに」とセカされているようなところがありません。

まだまだ乗るたびに新鮮という段階なので、うまく評価できていない幹児なのですが、まだ印象が変ったら報告します。

「こんな点はどうですか?」と知りたいところがある方は、コメントしてください。書き込みます。

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